派遣社員という立場から、どうしても孤独感を感じてしまうことがありますよね。
「つらい」という気持ちを感じている時ほど、状況を客観的に見ることもできなくなってしまいます。客観的に見れない時は、自分の現在位置がわからなくなっていることが多いです。
自分は今、どこに迷い込んでいるのかを確認してみましょう。
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①派遣社員という役割を再点検する
派遣先(派遣社員が実際に仕事をしている職場)よりも、派遣社員の立場が低いと誤解していませんか?
この誤解を握りしめていると、仕事ができる・できないとは関係ない領域で「つらい」と感じてしまうことがあります。一度以下の内容から認識が離れてしまっていないか点検してみてください。
派遣の仕事は、「人手が足りないので助けてください」という会社(派遣先)があって、こんな仕事で働いてみたいなと考えている人(派遣社員)がヘルプに入る、という関係で成り立っています。
マンパワーが不足している職場に、派遣社員が手伝いで入る、という立ち位置です。
本当は、派遣先と派遣社員双方のメリットをいいとこ取りした働き方(雇い方)ですから、立場ももちろん「対等」です。
実際に働きはじめると、相手のホームにたった一人で乗り込むようなアウェイな気持ちになるので、職場にいる一人一人のスタッフと派遣社員が対等であるという認識が薄れてしまいがちです。もし忘れていたなら、再認識しておいてくださいね。
②紙に書き出して状況を整理してみる
あなたが今、どんな状況で「仕事ができていない」「つらい」と感じているのか、紙に書き出してみてください。
状況を整理していくと、「与えられるべき情報が圧倒的に不足している」という問題点に行きつくケースが多いのですが、あなたはどうでしょうか?
例えば、パソコン操作や会社の専用システム操作の基本的な研修がない、会社のしくみや社風などの基礎的な情報が知らされない、会議で決まったことが全く伝えられない。
その一方で、正社員と同じクオリティの仕事を求められる、不明点を質問したくても担当者がわからずたらい回しにされる、といったような状況です。
正社員の人達はわかりきっている情報が派遣社員には全く降りてこない、というのが派遣社員に陥りがちなシチュエーションのひとつです。
正社員と比べて仕事や会社の仕組みを理解するチャンスが少ないので、その状況が積み重なってくると「自分だけがまだ理解できていない」という事態になりやすく、強烈な疎外感や孤独感を感じてつらくなってしまいます。
仕事の全貌が知らされないまま、ただただ完璧に仕事をこなすことだけを求められると、ゴール地点がわからないままとにかく進み続けろと言われているようで途方に暮れてしまいますよね。
このように、一度紙に書き出すことで、客観的に見てみるとわかる「不足している要素」が見えてきます。
もし、あなたが今どんな状況にいるから「できない、つらい」と感じるのかうまく把握できていないのであれば、紙に書き出して整理してみてください。
③派遣元の営業に相談してみる
契約を更新する時期が近づくと、派遣元の営業マンと電話や面談などでコンタクトをとることがありますよね。その時に相談してみることをオススメします。
とはいえ、営業マンはすごく忙しそうだから負担をかけてはいけない、派遣先でうまくやってるアピールをしなきゃ、自分がうまくやらなきゃ、と気負ってしまい、なかなか相談しづらいですよね。
でも、派遣元の営業マンは、派遣社員と派遣先がお互いに気持ちよく仕事ができるように、間に入って仲を取り持つのが仕事です。
派遣先が派遣社員と気持ちよく働くための知識を知らないのであれば、それを派遣先に伝えるのも営業マンの仕事です。
そして、派遣社員が一人で抱え込まないように調整するのも営業マンの役割です。
今のあなたの「できない、つらい」の状況は、派遣先指揮命令者(派遣社員に仕事を依頼する人)が「派遣社員と気持ちよく働ける環境」をちゃんと理解できていないからかもしれません。
そもそもが、ヘルプ(派遣社員)に手伝ってもらわなければいけないくらい手が回らない職場であることが多いので、よくあることです。
もしかしたら、営業マンが事前にしていた派遣先の認識を確認・調整するステップが物足りなかったかもしれません。
遠慮して一人で悩むのではなく、是非、営業マンに相談してみてください。
まとめ
派遣社員という働き方は、他の働き方と比べてものすごく恵まれている部分があります。
- 職場と自分の間に「派遣元」という調整役がいるので、不満や要望を直接伝えなくていい
- 働く期間を設けているので辞めやすい
- 簡単に職場を変えることができる
- 職場の場所や仕事内容を選ぶことができる
- 携わりたい仕事内容に最短距離で飛び込める
- 自分の得意な業務を担当する職場をピンポイントで選べる
- 自分が希望している専門知識や業界で経験を身に付ける
など、枚挙にいとまがありません。
その分、派遣先の人たちとの待遇が違うことで、距離ができやすく孤独を感じることもあると思います。
せっかく自由な働き方を選択しているのですから、あなたに与えられたメリットを再確認して、メリットを活かしてみてください。
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