エントリーシートを書く時に、「成功体験」について課題が出ることは多いと思います。ですが、どう書き出せば相手により伝わるのかよく分からないですよね。

私も、あなたと同じく就活していた時は、成功体験の書き方は悩みながら書いた覚えがあります。ですが、自分なりに試行錯誤して、書き方のポイントを押さえることが出来ました。

そこで、この設問に答える時に押さえておくと良いと思うポイントを3つまとめますので、もし良かったら読んでみて参考にしてくださいね。

①まとめる

まず一つ目は、いつどこで、どんな体験をしたのかを、下書きとして細かく書き出していくことです。あなたは、いつ成功体験をすることが出来たのでしょうか？

文章を作る際は、5W1Hが大切だと言われています。

つまり、いつ、どこで、誰が、何を、どのように、どうしたのかを書き出すということです。相手に分かりやすく伝えるためには、清書の前に自分の中でその体験を分かりやすくまとめていきましょう。

そうすることによって、自分もより書きやすくなりますし、相手もその時の状況をイメージしやすくなるのでオススメです。

実際に書き出す時は、「起承転結」で書くよりも、「結起承転」で書くようにしましょう。結論を最初に書くことで、読んでいる人の意識を、自分の文章に惹きこむことが出来るのでオススメです。

②苦労したことを書く

二つ目は、その成功体験をするために、苦労したことや得たことを書くことです。あなたが経験出来た「成功」という経験は、きっと素晴らしいものでしょう。

それを達成するために、色々なことを考え、努力をしてきたと思います。

実際にその時に考えたことを思い出して、苦労したことや悩んだこと、それをどう改善し乗り越え、結果的に達成できたのかということを、エピソード風に書き出していきましょう。

数字や期間など書ければ、細かく伝えた方が良いと思います。具体的に書けば書くほど、その体験に対するあなたの情熱が伝わると思うので、ここは力を入れて書くようにしましょう。

そして、その経験を通して、あなたは何を得ることが出来たと思いますか？振り返れば、何か自分の中で変わったことがあるはずです。

それも相手に分かりやすく伝わるよう、丁寧に書き出していきましょう。

③未来について書く

三つ目は、その体験はあなたにどんな影響を与えたのか、今後どうしていきたいと思うのかを書き出すことです。

その経験を通して、意識を変えて取り組めるようになったことや、前はこんな風に考えていたけど、今はこう思うということがあれば、書き出していきましょう。

そして、その経験で学んだことを、今後働いた時にどう会社で活かしていくのかという点も、より具体的に書いていきます。

相手に納得して貰う文章を書くには、きちんとした根拠を示すことです。「～なので」や、「～という理由で」という言葉を使って伝えると、より相手に伝わりやすくなると思います。

「成功体験」が出来たということは、困難を乗り越える力があるということです。自分がしてきた努力に自信を持って、書き出していくよう心がけましょう。

まとめ

以上、私が考えるエントリーシートの「成功体験」の書き方のポイント3つでした。

成功体験を書く時のポイントは、その体験自体の情報と、あなたの行動、その結果何を得ることが出来たのか、それをどう生かすのかを書くことです。

この設問のESは、同時にあなたの人柄や考え方を相手に伝えることにもなります。たくさんマニュアル等で例文などもあると思いますが、あなた独自の言葉で、しっかりと書いていきましょう。

相手に伝えたいと思いながら丁寧に考えた文章は、必ず誠意となって伝わります。あなたの作る文章が、相手の心に残り、素敵なご縁となるよう、影ながら応援しています。