上司と合わないときの7つの対処法

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目次

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仕事をしていく上で、仕事上での人間関係というのはとても大きな、大切な要素の1つですよね。

先輩や後輩、同僚といった人間関係も当然ですが、仕事を続けていく中で最も変化が起こり、そしてその影響を受けるのは上司との人間関係だと感じている人も多いはずです。

私も経験したことですが、仕事に対する考え方やスタイルが上司と合わない期間というのは、それまでがどれだけ楽しく充実していた仕事や業務であっても突然、面白くなくなり、やる気が起こらなくなり、モチベーションが上がらなくなってしまうものです。

そして、上司と合わないと感じた時に一番問題となるのは、部下は上司を選ぶことが出来ないというケースが会社では当然の環境であり、上司と部下という関係上、確実に縦の人間関係であるということです。

多くの人は、例え上司と合わないとわかっていても、感じていても仕事を続けていかなくてはならないというのが現実です。

そこで、合わない上司と仕事をしていかなくてはならない期間に必要な考え方や仕事への取り組み方を整理してみました。

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①合わない上司と過ごす時の考え方

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①-1.上司の好みよりマニュアル

社会人である以上は、サラリーマンである以上は、上司の指示には従うのが当然と考える人が多いのは当然の事です。

それは、例え上司と合わないと感じていたとしても変わらないという人が多いはずです。

合わない上司と過ごすうえで大切な考え方があります。それは仕事のスタイルや進め方は、その上司の好みやスタイルよりもマニュアルに沿って進めることが重要ということを忘れないという事です。

上司の指示が仕事や業務であればそれに従ってその仕事や業務を行うというのは当然のことです。しかし、進め方やスタイルまで指示をしてくる上司というのはそう多くはありません。

それでも、縦の関係を重視する人の中にはその進め方やスタイルまで上司に似せようとしたり、上司の好みに沿って進めようとする人がいます。

そのようなスタイルや進め方を指示してくる上司もいます。しかし、ここで大切なのは上司のスタイルや進め方に必ずしも従う必要はないということです。

特にその上司とは合わないと感じている場合はそうする事をお薦めします。面と向かって違う進め方やスタイルで反発する必要はありません。

また、自分のスタイルや進め方を押し通すことも正解とは言えません。

大切なことは上司のスタイルや進め方ではなく、そして自分の進め方やスタイルでもなく、基本に戻ってマニュアルに沿った進め方やスタイルで仕事や業務を進めるということです。

その理由は、上司のスタイルや進め方で仕事や業務を行った場合でも、あなた自身の進め方やスタイルで進めた場合についても、合わない上司の多くはあなたのスタイルや進め方について追求をしてくることが多くなります。

そこで重要になるのがマニュアルに沿った進め方やスタイルということです。なぜなら、上司からの追求を進め方やスタイルに及ばせないという効果を持てるからです。

この考え方を持って仕事を進めると求められるのは成果や結果ということになります。合わない上司と過ごす期間というのは多くの事に神経を使うものです。

仕事をしていくうえでは、それでも成果や結果は必要になります。余計な追求や忠告の的を減らすことで仕事に集中できる環境を作ることが大切です。
 

①-2.自分スタイルよりマニュアル

上司と合わないと感じると、どうしても反発したくなってしまうという人も中にはいるものです。

このタイプの人は上司の指示や提案に対して、思いつく限りの反発をしようとしてしまう事があります。これは、上司と合う合わない以前の問題としてあってはならない行動です。

しかし、中には面と向かった反発や手当たり次第の反発ではなく、表面としては上司の指示や提案に沿っているように見えながら、その中身や進め方については自分のスタイルを貫くといった反発方法を取る人がいます。

これは場合によっては正しい反発の方法とも受け取れる面もありますが、合わない上司との接し方としては正解とは言えません。

あなたが合わないと感じている上司とは、なぜ合わないと感じるのでしょう。

考え方やスタイルの違いという面もありますが、多くの場合は性格的な面を要因として合わないと感じているというケースです。

そういう場合は、上司の側も同様の事を感じている可能性があります。

そこで自分のスタイルを貫き通していると、上司の側に追求しやすいポイントを与えてしまうということになります。

合わないと感じる人からの注意や忠告というのは、仮に自分に非がある場合でも不快に感じるものです。自分のスタイルを貫くことで敢えてその状況を呼び寄せる必要はないという事です。

その為には、自分のスタイルを貫くのではなく、本来のスタイルの根底とも言えるマニュアルに沿ったやり方で仕事や業務を進めて行くということが重要となります。

マニュアルを重視することで、合わない上司に追求の要素を与えることがないという環境を作りながら、上司のスタイルに従わずに済むというメリットも得ることができます。

①-3.仕事は最低限プラス1

合わない上司と仕事をしていく場合には、どうしても「あの人にごちゃごちゃ言われたくない」といった感情が働くものです。

その結果、言われている、与えられている仕事以上に仕事を進めてみたり、数をこなしてみたりして余計なことを言われないようにしようと動く人がいます。

合わない上司と仕事をしていくうえでは、この方法はお勧めできません。

あなた自身と合わない上司の下で仕事をしていくうえで考えておくべきことは、仕事は最低限求められた事プラス1程度に抑えておくということです。

これには理由があります。合わない上司というのは考え方や性格や仕事のスタイル、それらの何かがお互いの間に大きな隔たりとして存在しています。

その場合、あなた自身の行動や仕事というのは何らかの指摘を受ける可能性が高くなってしまいます。その中で進める範囲を広げてみたり、こなす数を増やしていると指摘を受けた際の修正箇所が増えてしまう可能性が上がってしまうことになります。

これは、その指摘が妥当かどうかという問題ではなく、指摘を受けたことでその後のあなた自身の他の仕事に影響を与えてしまう可能性が出てくるという事です。

手直しに時間を取られる場合、不当な指摘に反論し討論する場合、いずれにしてもあなたの時間を費やさなくてはならなくなってしまうのです。

また、違うパターンでは、更に多くの仕事を割り振られるというリスクも伴います。

自分自身の意思でプラスアルファの仕事を行っている場合は良いのですが、誰かから、しかもそれが自分とは合わない上司から次から次へと仕事を与えられてしまうと、同じ量であっても苦痛に感じてしまうというケースが多くなります。

このようなリスクを軽減するためにも、仕事に対する考え方として与えられた仕事プラス1程度に抑えるという考え方を持っておくことが大切になります。

①-4.上司の悪い面を否定しない

あなたが上司と合わないと感じてしまうと、その上司の悪い部分や嫌な部分というのが次から次へと見えてくるようになるものです。

そのこと自体には大きな問題はないのですが、考え方を間違ってしまうと自分自身の評価も下げてしまいかねないので注意が必要になります。

しっかりと考えておかなくてはならないのは上司の悪い面を表立って否定しないということです。これは、会社という社会の中には色々な人がいるからです。

例えばあなたが同僚に合わないと思っている上司の悪い面を話したとします。

同僚は同調してくれる場合もあれば反論したり、あなたを抑えてくれたりと色々な反応のパターンを取るはずです。

その反応については同僚の行動として捉えればごく自然な事なのですが、仮にあなたと合わない上司とその同僚の会話の中であなたの話題が出たとします。

その時にあなたが同僚に話した内容が一部でも漏れてしまうと大変です。また、同僚が他の誰かとあなたの発言について会話をしていたとします。

それを違う誰かが聞いてしまった場合、それが何処に広まるかはもうあなたの制御できる範囲を超えています。

このように、いつ、どのようなパターンであなたの発言が合わない上司本人やその上司と繋がる誰かに漏れ伝わるかわからないということです。

そんな事は気にしないという人もいますが、他人を悪く言っている人というのは決して良くは思われないものです。

自分自身の評価を下げてしまうような行動を合わないと感じている上司のために取る必要はないと考えるべきです。

②合わない上司との仕事の取り組み方

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②-1.先取りの仕事を控える

優秀な社員であればあるほど、先を見つめ仕事を先取りして行っていくものです。

しかし、合わない上司の下で仕事をする場合、そのやり方が必ずしもプラスになることばかりではないということを理解しておく必要があります。

後々の苦労を考えて、仕事を先に先に進めていくというのは優秀な社員の特徴です。しかし、合わない上司と仕事をする場合は、それがマイナスになってしまうケースもあるのです。

例えば、良かれと思って仕事を2段階先に進めていたとします。

しかし、後になってその仕事の最初の段階を上司より指摘されてやりなおすハメになってしまうとどうでしょう。後に紐づく色々な人や業務も当然やり直さなくてはならなくなってしまいます。

こういったことが起こる可能性が高くなるのが、合わない上司の下で仕事をしている場合です。この時には、その指摘の内容が正しいか、間違っているかということが問題ではありません。

いかなる理由であっても後の仕事や周りの人の仕事に影響を与えてしまうことは良くないことです。

そのような状況を招かないためにも仕事を先取りして進めていくというのは、少し控えめにする事が大切という事を頭に置いて仕事に取り組んでいく必要があります。

②-2.上司の依頼は優先順位を上げる

仕事をしていくうえで、指示や要求、依頼といった形で色々な人から仕事は回ってきます。その中で上司からの依頼や指示となると自然とその優先順位は上がるものです。

しかし、内容や期限によってはたとえ上司からの指示や依頼であっても取り掛かる時期を少し後ろにしたり完了させる時期を少し後回しにしたりといったケースも生まれてきます。

通常で考えるとその選択や仕事の進め方というのは正しいと言えるのですが、相手があなた自身とは合わない上司の場合は少し変える必要があります。

内容や期限を見ると急いで取り掛かるほどではないといった場合や、期限が先なので直ぐに取り掛かる必要はないといった場合であっても、それまでの普通の上司の場合よりは優先順位をあげて早めに前倒しして取り掛かったり、完了させることが大切になります。

その理由は大きく2つあります。

まず1つ目は合わない上司とは極力関わりたくないと考えるのが普通の人です。

そうであれば、その人からの依頼や指示は早急に片付けて関わらなくてはならない期間を短縮するという事です。

もう1つは、合わないと感じているのは多くの場合は片方の思いではなく、お互いが感じている事が多くあります。

そうなると、上司である相手もあなたに対して合わないという感情を持っている場合があるということになります。

合わない部下の仕事に口を挟んだり、過度な追求をしたりといったことが起こることも予想されます。それらを少しでも未然に防ぐためという側面も持っているのです。

ただし、何も最優先にする必要はありません。仕事というのは色々な繋がりや関連があるものです。その合わない上司を中心に廻っているわけではありません。普段よりは優先順位を上げる、そのくらいで十分です。

②-3.上司への依頼・要望は文書やメールで

上司である以上は、その人と合う、合わないに関わらず仕事上の接点というのは必ずあるものです。

しかも、上司と部下という関係である以上は報告もしなくてはならなかったり、時には相談やお願いをしなくてはならない場合もあります。そのような時に大切になるのは口頭ではなく、書面で残せる方法を取るということです。

最近では社内のやり取りの多くもメール等で行われるケースが多くなっています。

メールには履歴を残すことができます。何かの報告や相談、お願いといったものは口頭のみではなくメールや文書で残すようにすることが非常に重要です。

その理由としては、「言った言わない」の争いは上司が優位に立つという事が1つにあります。

あなたがいくら上司に伝えたことを覚えていたとしても、聞いたはずの上司が記憶にないといえばあなた伝えたことは意味を持たなくなってしまいます。

そこで「○日にメールした件です」等という事ができればあなたの方に優位になります。また別の理由としては内容の誤認を防止するという側面もあります。

これは、あなたの伝えたいことが口頭だけではうまく伝わらない場合に補足としてメールや文書を使用するという方法です。

これによって、上司側も理解が深まり、余計なすれ違いを防止することができます。

まとめ

仕事上の上司とどうしても合わないという事が起こる可能性は誰にでもある事です。

それは人が変わる事により起こる場合もあれば、関係が変わる事により起こる場合もあります。どのような理由であれ、上司と合わない時というのは仕事のやり方や考え方を変える必要があります。

上司によって仕事のやり方が変わるというのは、その上司と合う、合わないに関わらず起こり得ることです。上司と合わないと感じている場合はその必要性は一段と大きくなります。

上司を選ぶことができないという場合が大半なので仕事のやり方、考え方のレパートリーを増やしておくことが重要になります。

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