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損保の仕事を辞めて転職したい。このように悩むときってありますよね。
でも、損保は潰しがきかない職業とも言われており、転職なんてできるのか?と不安に思っていることでしょう。でも大丈夫です。
損保から転職することは可能です。なぜなら、私は損保の営業職から大手電機部品メーカーの経理職に転職したからです。
営業職から経理職という全く畑違いの仕事に転職できたことについてあなたは疑問をお持ちでしょうが、それにはいくつかのポイントがあります。
(診断時間は約5分です)
①人材紹介会社を利用する
一つ目のポイントは人材紹介会社を積極的に利用するということです。人材紹介会社は人材を紹介することで企業から採用する方の年棒の○%という形で報酬をもらいます。
ですから人材紹介会社としては、より企業が欲している人材を紹介すればより高い報酬を受け取ることができるのであなたのことをよりよく見せようと適切なアドバイスをしてくれます(嘘にならない程度にですが)。
ですから、履歴書や職歴書についてもアドバイスしてくれますし、模擬面接もしてくれ、企業がどういう人材を欲しているか細かく教えてもくれます。
私の場合は3社人材紹介会社を利用しました。
地元中心に案件を持っている人材紹介会社2社とリクルートエージェントを利用しましたが、リクルートエージェントでリクナビNEXTでは知ることのできない企業を紹介していただきました。
上場企業で、経験したこともない製造業での経理、今まで必死に残業続きで営業していたのと同額の年棒が提示されていましたので、『採用されるわけはない。』と思いましたがリクルートエージェントの担当者の方に押されて人事担当者とお会いしました。
自分で採用情報を見つけても気おくれして応募しなかったのではないかと思います。
人材紹介会社と利用することで表に出てこない案件を得る機会と客観的に自分のキャリアやスキルを判断いただいたことがとても重要だったのではないかと思います。
②キャリアやスキルを記録する
二つ目のポイントは自分のキャリアやスキルを一定期間ごとに記録しておくことです。
例えば営業職の場合は累計で何件、金額はいくら契約したという記録はもちろんですが、日記とまではいかなくとも今月はどんな苦労をしたとか契約を取るためにこんな工夫をしたとか書き留めておくと、キャリアコンサルタントや人事担当者、面接官にも好印象を与えることができます。
私の場合は、月ごとの契約件数、金額でトップになったもののその月は種まきができなくて次の月には一気に順位が落ちた話をしたら受けが良かったですよ。
私も面接官をしたことがありますが、成功体験と失敗の体験を両方明確に伝えられるかどうかは面接する側からみて重要です。
失敗で得た教訓からこんな工夫をして成功体験につなげていったという話の方がリアリティを感じるんですね。成功体験ばかり話す人は、自分のことではなく同僚のことを話しているのかもしれないなという感じを受けます。
また、今すぐに転職!というのではなく、今の仕事は向いてないからいずれ転職したいと思う場合にはスキルや持っている資格の棚卸が必要です。
それもきちんと書いて記録しておきましょう。
次にどんな職種、業種に就きたいのかが明確であればその時までにスキルをUPさせるとか、資格を取得するだとか準備をすることができますし、辞めるタイミングを図ってその時に向けた行動をすることもできます。
私の場合は会社の業績の改善などに興味を持っていたので経理の仕事をしたいと思い転職前に簿記2級を取得していました。
中小企業の経理と思っていたので結果的には上場企業に入って足りない部分が多かったのですが、面接官には目標に向かってスキルを上げて行けるという印象を持っていただいたそうです(入社してから5年後に面接官は私の上司になりました。)。
やってない!というあなたは今までの仕事を思い出して成功、失敗、スキル、資格を書き出してみてください。
③企業研究をしっかりする
三つ目のポイントは企業研究をしっかりすることです。企業研究が難しい場合は業界の研究をしっかりしましょう。そして自分がその企業にどんな貢献ができるか具体的に妄想しましょう。
なぜ妄想かというと、自分の貢献できると思っていることが実際に企業に入ってからできることかわからないからです。
しかし、その妄想から質問を生み出すことはできますよね?
『私はこういうことで貢献したいと思っていますが御社の方針とあっていますか?』と質問できれば会話も広がるかもしれません。面接は一方的に質問されるものではなくて会話をしてお互いの相性を確認するものだと思って会話の準備をしましょう。
それが企業研究の目的です。
よく自己分析が重要といいますが、自己分析に時間をかけては独りよがりになる可能性があります。二つ目のポイントのところで自分の行動は十分に分析されているのですから改めて自己分析に時間をかける必要はありませんよね?
④相性のいい会社かどうかをチェックする
四つ目のポイントは三つ目のポイントでも触れましたが、面接のときにはとにかく相性がいい会社かどうか自分でチェックしに行くんだという気持ちを持つことです。
私は他にも上場企業を1社受けましたが会社に入った時の社員や受付の対応でこの会社には入りたくないなと感じ、面接官ともお互いに不愛想なやり取りしかできませんでした。
もちろん落とされましたが、結果が出る前に落としてくれないかなとさえ思っていました。その会社は今でも日本のトップの会社には違いありませんが、コア事業を売却したり、撤退したりする割に新しい事業を見いだせずに四苦八苦しているようです。
自分の勘を信じて相性を確認することが面接の最も重要な作業で、相性が良くないと感じた会社から不採用にされても気にしないでください!いいことですよ。
⑤ストーリーを作る
五つ目のポイントは履歴書、職歴書に肉付けをしてストーリーを作ることです。
『私は御社でこんな仕事をしたい、そのために今までの仕事でこんなことをしてきたんです』と言えるように、学生時代の部活やサークル活動からつなげられるともっと良いでしょうね。
例えば私は御社でこんな経理のシステムを構築したい。そのために簿記も取得しましたし、経営分析のセミナーでこんなことを学びました。
また大学の○○部では自ら部長を務めリーダーとしての行動力やマネジメント力を学んでまいりました。』なんてちょっと簡略化してしまいましたが転職をしても私の生き方は一貫しているんですというアピールにはなりますよね。
特に転職が多い方はどんな考えで1回目の転職をして2回目の転職はどんなことを身に着けようとして・・・という順を追って話すのはやめた方がいいです。
それよりも、『御社でこんなことをしたいので今までこんなキャリアを積んできました!』と言われたほうが面接官としては、調子のいいやつだと思うと同時に、そのキャリアならうちで活かせるかもっていう風に転職よりもキャリアを積んだことにフォーカスしてしまうので、有利に働きますよ。
また、面接官は履歴書と職歴書ぐらいしかあなたに関する資料を持っていないので、いきなりそこに書かれていること以外のことを言われても頭に入ってきませんし、付け焼刃的に聞こえてしまいます。
私は面接をうける際には質問されるたびに、『職歴書にこう書いてあるんですが・・・』というところから話をつなげていきました。
面接官は、人事課の人とは限りません。大きな企業だと管理職の人1人あたり3人ぐらい面接を担当するなんてこともあります。普段面接をしているわけではないので逆にじっくり履歴書や職歴書を読んでくるんですね。
だからそこから話を広げてあげたほうが受け入れやすく、『会話』になりやすいんです。面接中に楽しいと思えるようならもう受かったも同然ですよ。
面接を楽しむためにしっかり準備をしましょうね。
以上が損保から転職を成功させる5つのポイントでした。お役立て頂ければ幸いです。
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