先ず質問です。
あなたは貿易事務に対してマイナスなイメージはありますか?もしあるとするならば、どんなマイナスイメージでしょうか?
恐らく多くの人が、専門的で難しそう、忙しそうと言ったマイナスなイメージを抱いていることでしょう。
実際のところそのようなイメージは、経験者の私から言わせて頂くと、半分は正解です。
つまり半分は誤りなのです。
それはなぜか。それはそのマイナスイメージの裏には、一言では表せないほどのやりがいや魅力が隠れているため、100%正解とは断言したくないのです。
そこで今回は、貿易事務に興味のある人、そしてマイナスなイメージを持たれている人必見。
貿易事務のやりがいや魅力3つについてお話したいと思います。
①グローバル且つダイナミックなビジネスに最前線で関わることができる
先ず第一に挙げるやりがいや魅力は、何と言ってもこれです。
貿易事務であっても、グローバル且つダイナミックなビジネスに最前線で関わることができる点です。
普段の日常生活で、外国を相手に億単位のビジネスを行うことはあるでしょうか?
株や不動産投資等を行っている人は別ですが、恐らく多くの人は日常生活で斯様な経験をする機会はないはずです。
またもしできたとしても、先進国ではない発展途上国を相手にリスクを伴いながら自ら行う機会はないでしょう。
貿易事務の仕事はそんな、普段の日常生活では実現が難しい、グローバル且つダイナミックなビジネスを最前線で関わることができるのです。
最前線とは具体的には、メールや電話等による顧客との日々のコンタクトに始まり、必要書類の準備や作成、輸送手段の手配、代金回収のフォローと言ったものが挙げられます。
決して営業担当者の後ろで、言われたことだけをただただ受動的に行うなんてわけではないのです。
ゆえに一戦力として活躍することが実感できるからこそ、そこにやりがいや魅力を感じることができるのです。
②正社員/派遣社員、年齢関係なく責任ある仕事ができる
貿易事務とは、所謂、一般事務処理担当者と同様、営業担当者に対する補佐です。
しかしながら補佐とは言いながらも、補佐以上の役割や能力が求められているのが実態です。
先程も述べたように、最前線でビジネスに関わる存在であるため、営業担当者の後ろでただただサポートをするだけなんてことは有り得ないからです。
それはたとえ未経験者の派遣社員であろうと、ベテラン社員であろうと関係ありません。
貿易事務となったからには、全員が戦力として扱われ、そして責任ある仕事を一気に任されます。
ゆえにその責任の大きさから、日々緊張感やプレッシャーを感じながら仕事に臨んでいる人がほとんどです。
ミスが絶対に許されない書類の作成や各種進捗状況のフォローに始まり、時には仕入れ先や顧客に対して納期交渉等を行うこともあります。
決して裏方作業ばかりをするわけではないのです。
時には、営業担当者に変わって、表舞台に立って直接依頼をしたり、指示を出したりこともあるのです。
このような責任ある仕事ができるのは、まさに貿易事務のやりがいや魅力の一つと言えるでしょう。
③柔軟性やマネジメント能力が自然と身につけられる
繰り返しにはなりますが、貿易事務は日々最前線に立ちながら、責任ある仕事を行っています。
したがい、経験上、貿易事務担当者には柔軟性やマネジメント能力が身に付いている人が多々存在する印象を受けます。
例えば柔軟性。これはあらゆるトラブルやクレーム処理を通して、その場その場の状況に応じて臨機応変に対応ができるようになるからです。
またマネジメント能力。これは、貿易事務が多くの人や部署と関わる点から生まれています。
一つの案件を進めるにあたっては、人ひとり、もしくは一部署や一企業で全てが解決することは先ず有り得ません。
それはモノの手配は○○に、輸送手段に関しては△△に、通関関係は□□にといった具合に、それぞれの分野ごとに指示や手配依頼を掛けていくためです。
そのため、スムーズに案件が進むよう自身で関係者全員をコントロールする必要があるのです。
貿易事務であってもマネジメント能力が身に付くのは、日々の仕事の中で斯様な作業を行っているからなのです。
このような柔軟性やマネジメント能力の取得ができる点もまた、貿易事務のやりがいや魅力なのです。
まとめ
いかがでしたか?
貿易事務の仕事は、専門的で難しい点もあり、日々トラブルに見舞われ忙しなくしている点があるのは事実です。
しかしながら斯様なマイナス面の裏側には、それ以上のやりがいや魅力が存在しているのもまた事実です。
貿易ビジネスの最前線で活躍することができるだけでなく、すぐに責任感ある仕事を任して貰えます。
そしてそれによって、柔軟性やマネジメント能力といった優れた能力を自然と身に付けられます。
貿易事務の仕事に興味のある人、または貿易事務の持つ斯様な点に魅力を感じた人。
是非、貿易事務の仕事に挑戦してみてくださいね。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。