4月、5月なのに就活で何もしてないときの就活戦略

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目次

「気がつけば、自分は全くやっていない。どうしよう・・・。」

毎年就活シーズンになると、このような危機感を感じる人は必ず出てきますよね?

就活は自分がやる気にならない限りは、なかなか進められません。

とは言いながらも、企業は絶対に待ってはくれません。

「学生に学業を優先させるため」という名目で新卒採用スケジュールが見直された今、企業も新スケジュールに翻弄されながら必死で採用活動を行っています。

「他の企業よりもいち早く、優秀な人材を獲得したい。」というのが企業の本音。

ゆえに企業としては、採用スケジュールを遅らせるつもりなんて全くありません。

スタートが遅れた学生のことを待つ余裕なんていうのは、企業にはなし。

学生が頑張るしかないのです。

そこで今回は、就活のスタートを切るのが遅れた人必見。

4月、5月なのに就活で何もしてないときの就活戦略について、5つのステップに分けてお話します。

①就活関連サイトの登録を早急に行う

先ず第一ステップ。それは、「就活関連サイトの登録を早急に行う」というものです。就活を始める上で、最も大切なものとなります。

と言いますのも、就活関連サイトというのは「貴重な情報収集ツール」となるからです。学生にとって、新卒採用試験は人生初の試みですので、経験も知識も全くゼロのはず。

したがい、経験も知識もないまま挑むというのは非常に危険な行為となるのです。

4月や5月の段階でも就活を何もしていなかったなんていう場合は、特に危険。超短期間で採用試験に挑むことになるわけですから、無知状態での決戦はすなわち敗北を意味することになります。

早い段階から就活をしていた人よりも、就活に関する知識等々で遅れを取っているのは事実ですので、失敗をするリスクも大。

効率よく、そして余計なミス無く就活を進めるためにも、早急に情報収集に努める必要があります。

就活関連サイトに登録することで、何もしなくても日々どんどん就活にまつわる情報が飛び込んできます。

就活関連サイトは、何も業界や企業情報だけを提供しているわけではありません。就活とは?から始まり、採用試験の流れ、学生がやるべきこと等についても学ぶことができます。

また企業の会社説明会の情報も入手できますし、サイトを通して参加予約をすることも可能です。

寧ろ、サイト登録をしていないと、参加することのできない会社説明会だって存在しますし、受験資格に会社説明会への参加を必須項目として掲げているところだってあります。

きちんと情報収集ができていないと、何も知らないままどんどん自分ばかり置いていかれるのです。

無知状態での決戦は敗北と先ほど申し上げましたが、納得ですよね?

早急に遅れを取り戻し、より効率的に就活を進めていくためにも、先ずは就活関連サイトの登録を行いましょう。

②筆記試験対策として、参考書を購入する

第二ステップとして挙げるもの、それは「筆記試験対策として、参考書を購入する」というものです。

「自分は学力には自信があるから、大丈夫。」なんて思わないでくださいね。

確かに、所謂勉強のできる人というのは、勉強のできない人に比べて、筆記試験は得意かもしれません。

しかしながら、何も知らずに挑むのはどうでしょう。ちょっとリスクが大きすぎますよね?

先ほども申し上げたとおり、遅れを取ってスタートしている今、できる限りリスクは減らす必要があります。

早い段階から就活を始めている人以上に効率性が求められているわけですので、リスクがあるならそのリスクを極力小さくしていかなければなりません。

学力に自信があっても、傾向も何もチェックしないままぶっつけ本番は危険ですよね?

今まで学力テストで高得点が取たのは、必ずその裏できちんとテスト準備をしてきた背景があるはずです。

何も行わず、ぶっつけ本番で行っていたわけではないはずですよね?

就活における筆記試験も同じです。傾向があるわけですので、それを事前に抑えるためにも必ず参考書を片手にひたすら解くようにしてください。

そして是非1冊を完璧に解けるようにしましょう。何冊も説くことが大切なわけではありません。

一冊を完全マスターし、傾向や自分の苦手分野、そして正しいペース配分等々を理解するようにしてください。

そもそも時間があまりないわけですので、如何に効率よく知識を得ていくかが鍵。

筆記試験対策ばかりに重点を置くわけにもいきませんので、一冊を確実にマスターするようにしましょう。

③5月中旬までに自己分析を完了させる

続いて第三ステップですが、自己分析です。「5月中旬までに自己分析を完了させる」ようにしてください。

この、「5月中旬」というのが大変重要です。これがデッドラインであり、それまでに完了できなければ、企業の採用試験には間に合わないと考えください。

そもそも自己分析とは、当たり前ですが「自分がどのような人間か分析・理解する」というものです。

しかしこのように聞くと、必ず勘違いする人が出てくるため、誤った自己分析をする人が非常に多いのです。

要は、自分の長所や短所、趣味や特技等々を挙げることばかりに意識が向いて、意味の無い作業をしがちなのです。

自己分析を行う目的を考えずに、ただただ進めてしまうため、結果として就活に使える自己分析にはならないのです。

自己分析を行う目的は、「自分の希望する会社に入社し、そしてそこで活躍する」ためです。「社会で通用する自分の強み」や「仕事に対する自身の希望」を知るためです。

自分の長所や短所、趣味や特技等々を挙げるのは、「どのような武器が自分にはあって、またそれをどのように活かしたら仕事で活躍できるのか」を探るためなのです。

あくまで、長所や短所、趣味や特技はそれらを探るためのツールであり、別にそのものを列挙することが自己分析のゴールではないのです。

「自身には広い視野や柔軟性があり、自分が中心になってチームで何かを成し遂げることが得意だ。また非常にアクティブで、国内外問わず一人で旅をすることも全く恐れない。だから仕事でもグローバルに活躍したい。」

これはあくまで例ですが、きちんと自己分析ができていますよね?

「社会で通用する自分の強み」は、広い視野や柔軟性、またリーダーシップ性やアクティブなところだとわかります。

またそれらを武器として仕事に結び付けられる可能性だって十分にありますよね?

「仕事に対する自身の希望」についても、グローバルに活躍したいと海外勤務希望を示唆するかのような考えが出ています。

きちんと就活のための自己分析として成り立っているのです。

先ずは箇条書きで、長所や短所、趣味や特技、仕事に対しての希望(勤務スタイル等)を書き出してみましょう。

そしてそれらを整理し、例文のような形で自分自身を表してみましょう。

繰り返しになりますが、自己分析は目的も何も考えずに行っては全く無意味なもの。

自身の就活のベースにもなる大切なものとなるので、目的意識をきちんと持って行うようにしてくださいね。

④5月中旬~下旬までに就活の軸を決定させる

自己分析同様、就活において非常に大切なものとなるのが、「就活の軸」です。

この就活の軸、必ず「5月中旬~下旬までに決定させる」ようにしてください。これは第四ステップです。

と言いますのも、就活の軸が決定しないまま就活を進めてしまうと、採用試験になかなか通らなかったり、内定は貰えても入社後ギャップに苦しむことになったりするからです。

採用試験が本格的に始まる前に、きちんと就活の軸を決定させておくことで、効率的かつ入社後も後悔のない就活をすることができるのです。

ではそんな就活の軸、どのようなことをもって軸とするかですが、具体的には「業界・企業選びをする際の諸条件」となります。

私の例を挙げますと、私の就活の軸は、「B to Bビジネス・自分を武器に営業ができる・海外転勤あり・休日は暦どおり・給与・福利厚生は並以上」でした。

業界・企業選びをする際の諸条件になっていますよね?

そしてそれを具体的に業界・企業選びのレベルで分析します。結果、私の場合は、「海外展開をしている大手商社・大手リース会社」に落ち着きました。

ここまでの作業を5月中旬~下旬までには完了して欲しいのです。

よく業界研究や企業研究をする際、業界や企業を見て自分に合うか合わないかを選定する人がいます。

それは効率的な方法ではありません。見れば見るほど、色々なものに興味が沸きますので自分の本当の希望が分からなくなります。

また一から見ていくわけですので、時間が掛かり非効率的です。

既に就活で遅れを取っている今、尚更、自分の希望がぶれる可能性があったり、非効率的であったりする方法は避けるべきなのです。

自己分析をし、就活の軸を決定した上で、業界や企業研究を行えば、取捨選択をスムーズにすることができるため、狙う業界や企業がすぐに分かります。

自分の強みを活かせ、かつ自分の希望に合致した業界や企業というのは、選考もスムーズに進みますし、何より入社後もギャップに悩まされることはありません。

正しい方法で就活の軸を決定することで、時間のない人でも効率的に就活を進められるのです。

⑤5月末までに履歴書、エントリーシートを完成させる

ラスト、第五ステップ。これまでのステップで行ってきたものを総動員させて、いよいよ履歴書やエントリーシートを作成していきます。

「5月末までに履歴書、エントリーシートを完成させる」、これが最後の重要ステップです。

「完成させる」という点がキーワードになります。要は、ただただ作成できればOKではありません。

その履歴書やエントリーシートをどこに出しても問題ない、ある意味、「使いまわしの利く」ものに仕上げることが大切なのです。

「使いまわしの利く」なんて表現を聞くと、「どの企業に対しても同じものを出すのか。」とネガティブに考える人がいるかもしれませんね。

もしくは、「全ての企業に同じ内容のものを出せるわけがない。企業によって作成するのがマストだ。」と考えるでしょう。

しかし、考えてみてください。

これまで自己分析や就活の軸を決定する過程で、志望業界・企業が絞られていますよね?

また自身の強みや希望等に関しても、一つで決定しているはずです。であれば、実際に履歴書やエントリーシートを出す業界や企業も、その絞られたものだけになるはず。

つまり、同じPR内容で勝負しても全く問題ないわけです。

例えば、希望業界や企業がメガバンクであった場合。組織は違えど、同じメガバンク業界のメガバンクであれば、業務内容や規模、また求める人材像に関してもほぼ同じのはずです。

したがい、A銀行向けに作成した履歴書やエントリーシートは、B銀行でも志望動機部分を多少変更すれば十分使用可能なのです。

実際、私はそのようにして履歴書・エントリーシートを作成しては企業に送付していましたし、それで十分就活はスムーズに進みました。

見方を変えれば、企業によって一から履歴書やエントリーシートを書き直さなければ使用できないなんていうのは、きちんと自己分析や就活の軸が決定していない証拠です。

志望動機の欄に関しては、「その企業で何がやりたいのか。」、「競合他社がいるなか、なぜこの企業を希望するのか」の部分を明確にする必要があるため、企業毎に作成が必要です。

しかし、他の欄に関しては、狙う業界や企業が絞られている以上、変える必要は全くありません。

A社が魅力に感じる部分は、B社も同様に感じるはずです。またA社にアピールしたい内容は、B社にもアピールしたい内容なはずです。

変える必要はないのです。

きちんと「鑑」となるようなものを作成させておくことで、採用試験が本格化し、一度に多くの企業に履歴書やエントリーシートを送らなければならなくなっても、十分対応できます。

採用試験にタイムリーに挑むためにも、必ず5月末までに完了させ、6月以降は採用試験に集中しましょう。

まとめ

就活は早い段階から始めておくのに越したことはありませんが、遅れてしまった以上は仕方がありません。

企業は待ってくれませんので、あとは必死に効率よく進めていくのみです。今回挙げたステップをきちんと踏めば、効率的かつリスクのない形で就活を進められます。

就活はどんなに早くから始めたとしても、正しい方法で進めていなければ終わりません。

であれば、今からでも正しい方法で進めましょう。

遅れてしまったと嘆くのではなく、今回挙げたステップを参考に是非効率よく進めてくださいね。

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