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就活をしていると必ず経験するもの。それは“就活がつらい・・・”と悩むことではないでしょうか。私自身も、新卒入社を目指して就活をしていた時は、何度もこのような経験をしたものでした。
しかも私の時代は、リーマンショック直後の就職氷河期と呼ばれた時代。
新卒採用見送り、採用人数大幅削減等々、環境も非常に厳しく、それが更に私を苦しめたものでした。しかしながら、いつの時代においても就活で頭を抱え、苦しむ人たちが存在するのは事実。
悩まない人はいないと言っても過言ではありません。
結果的に就活成功者になった人であっても、一度は悩み、そしてどん底に落ちているものです。大切なのは、“就活がつらい・・・”と悩んだ際にどうアクションするかです。
そこで今回は、就活がつらいと悩んだ時の対処法5つについてお話していきます。
①就活モードから一度脱出してみる
先ず初めに挙げる対処法は、かなり大胆に思われるかもしれませんが、“就活モードから一度脱出してみる”というものです。
私の経験上、最も効果のある方法といえます。
そもそも“就活がつらい・・・”と悩んでしまう状況に陥ってしまったのは、なかなか就活がうまくいっていないからですよね?
落ち続けたり、これだと思える企業に出会えなかったりと、自身の思い描く形に現実がなっていないからでしょう。
経験上、ネガティブな感情のまま就活を進めるといいことは全くありません。焦り、イライラ等から、全く集中できませんし、頭もきちんと働きません。
冷静になって打開策を立てなければ、いつまで経っても状況はそのまま。寧ろ悪化の一途を辿ります。
“就活モードから一度脱出してみる”とは、そのネガティブ感情でいっぱいの気持ちを一度リセットさせることなのです。新たな気持ちで再度就活に臨む為のリセットタイムなのです。
私は就活当初、なかなかうまく履歴書が書けず、書類選考での不合格が何社も続いた頃がありましたが、この対処法で見事復活をすることができました。
同じく就活で悩んでいた友人と、近場の温泉施設に行き、その日一日は就活をお休みしたのです。共に温泉や食事でちょっとした旅行気分を味わったことで、心も体もかなりリフレッシュできたことを覚えています。
毎日のようにリフレッシュや自分へのご褒美を挙げるのは如何なものかとは思いますが、たとえ就活中であっても、気持ちのリセットは大切です。
“一日休むだなんて時間がもったいない!”なんて思われるかもしれませんが、長期的に見れば、その一日のリセットが結果的に就活を早期に終えられる一手になります。
あくまで就活は長期戦。
一ヶ月そこらで就活を終える人はそういません。大学受験のように、何ヶ月もかけてじっくり行うのが一般的ですよね?
精神的に追い詰められた時こそ、長期戦に備えて、一度ゆっくり心も体も休めることが最強の対処法なのです。
②問題点を探してみる
次に挙げる対処法は、先程の対処法とは打って変わって、“問題点を探してみる”というものです。
なぜ自身がこのようなつらい状況に陥ってしまったのか。その原因は一体何なのか。斯様なことを自分自身で分析して欲しいのです。
自身が思い描くような形で就活が進んでいないのには、必ず自分自身に原因があります。よく“就活は縁”だなんて言葉を耳にしますが、失敗原因全てを“縁”という一言で片づけては絶対にいけません。
厳しいようですが、不合格を貰ったのであれば、それは企業から“必要な人材ではない”と判断されてしまったのです。
少なからず自分自身に問題点があったのです。
したがい、つらい状況に陥っているとは言え、そこはぐっと堪えて自分なりに反省をしてみましょう。
- 自身の行いを厳しく考察なんてしたら、更に気持ちがマイナスになってしまう
- 今の自分にそんな気持ちのゆとりはない
そのような状態であれば、先程挙げたリセット法をしてからでも全く問題ありません。
いや寧ろ、リセット法をしてからこの対処法を行った方が、より冷静に、より厳しい目で自身を考察できるでしょう。
と言いますのも、“これ以上つらい気持ちになりたくない。傷つきたくない。”という感情が残っている間は、自分自身を甘やかしてしまいがちだからです。
実際、私もリセットできていない状況で敗因分析を行った際、ついつい言い訳や自身を擁護するような言葉ばかりが出てしまい、何の発見もできませんでした。
つらい状況に陥ってしまっている時こそ、きちんと打開策を作る必要があります。
自身の行いを厳しい目で考察するのは勇気のいることではありますが、その一回のアクションが今後の就活を大きく左右するのは間違いないでしょう。
③就活アドバイザーに相談してみる
3つ目は、“就活アドバイザーに相談してみる”という対処法です。前に挙げた2つの対処法なんて無視して、この対処法だけを行った方が手っ取り早いのでは?
そのように思われる方もいるかもしれませんが、就活は結局のところ自分自身との戦いです。自分自身のことを自分一人で企業にPRしていくわけですから、良い点、悪い点も自らが理解できていなければなりません。
第三者から指摘をして貰ったとしても、結局は自分で理解、そして消化できなければ何の意味も無いからです。
ゆえに、私としては、前に挙げた2つの対処法で解決できればそれがベストであると思っています。
自分で発見し、自分で傷つき、自分で一からはじき出した答えの方が、記憶にも残りますし、何よりも納得度が違うからです。
しかしながら、それでも自分一人では問題の根源に気付けなかったり、解決できなかったりすることもあるでしょう。
そのような時には、就活のプロ、つまり“就活アドバイザーに相談してみる”という対処法を取って欲しいのです。
就活アドバイザーとは、大学であれば就活相談室の担当者、イベントやセミナーであればその会場内にいる相談窓口の方です。
就活のどんなことで悩んでいるのか。何がつらいのか。今後自身はどうしていきたいのか。自分自身では答えを出せなかった斯様な点を、就活のプロに相談してみましょう。
私の経験上、相談する際には、“自分自身ではどのように考えているのか”を明確にしてから臨むことをお奨めします。
と言いますのも、ただただ愚痴のように就活アドバイザーにつらい気持ちを訴えかけても、なんの解決にもなりませんよね?
もし、つらい気持ちや、溜まりに溜まった鬱憤をぶつけたいのであれば、それは周囲の友人に言えばいいだけ。
就活アドバイザーは友人でも精神カウンセラーでもありません。
“自身ではこう考えているが、どう思いますか?”というような形で、あくまで自身の考えに対する助言を乞うようにしましょう。
たとえ就活アドバイザーに対してであっても、建設的な意見や会話のやり取りができなければ、一気に見はなされてしまい、更に事態は悪化してしまいますよ?
④就活がうまくいっている友人に相談してみる
4つ目は、少々屈辱的ではありますが、“就活がうまくいっている友人に相談してみる”というものです。
就活がうまくいっている人は必ず存在します。そしてそのような人は、なぜ就活がうまくいっているのかその理由もしっかりと理解しています。
したがい、そのような友人に相談をすることで、自身の悩みに対する解決の糸口を掴むことが可能なのです。
しかしながらこの対処法、自身のプライドを捨てきれない人にはなかなかできないものでもあります。実際、私の友人がそうだったからです。
その友人は、私や他の友人が就活を終えている中、未だなお就活を続けていた一人でした。彼女は私の大切な友人の一人。
ゆえに、悩み苦しんでいる友人の姿を見るたびに、私としてはなんとか手助けをしてあげたいという気持ちになったものでした。
しかしながら彼女、どんなに苦しい状況に陥っていたとしても、私や他の親しい友人にはあまり相談をしたがることはありませんでした。あくまで私たちに漏らすのは愚痴だけ。
珍しく相談をしてきたと思っても、私や他の人たちの意見を素直に聞き入れることはなかったのです。まさしく彼女は自身のプライドを捨てきれなかった張本人でした。
彼女の就活がなかなかうまくいかないのには、誰が見ても納得できる原因がはっきりとあったのですが、そこを幾ら指摘しても全く聞き入れなかったのです。
今思えば、彼女自身は原因に気付いていたのかもしれませんが、友人から指摘をされるのが嫌だったのでしょう。
全く直そうとしたり、聞き入れたりしませんでした。結果、彼女は新卒入社を果たすことができず、就活浪人を1年続けることになったのです。
就活がうまくいっている友人の真似をしたり、アドバイスを聞き入れたりすることは、ある意味特効薬です。
しかしながら私の友人がそう感じていたように、それは非常に屈辱的なもの。
同じ年の友人に自身を評価されたり、時には自身の行いを批判されたりするわけですから、それなりの覚悟が必要なのです。
この対処法は効果的である半面、時に精神的ダメージの大きいものとなりますので、この対処法を選択する際には、素直に全てを受け入れる状況に先ずは自分を作ってくださいね。
⑤就活を辞めて学生を続ける
ラスト5つ目の対処法は、これまた大胆ではありますが、“就活を辞めて学生を続ける”というものです。
冒頭申し上げたように、私が新卒入社を目指して就活を行っていた時代は、就職氷河期と呼ばれた時代でした。したがい、私の周囲にはなかなか就職先が決まらない人が多く存在していました。
このまま就活を続けるべきか、どうすべきか。斯様な悩みを抱えている人たちに対して大学側が提案したのは、大学院へ進むことでした。
“就活がつらいから、うまくいかないからという理由で、大学院に進むなんて・・・。”
そのように思うかもしれませんが、実際私の周りには斯様な選択を下した人は何人もいましたよ?
考えてもみて下さい。
新卒入社を果たせないばかりか、なぜ自身が落ち続けるのか原因すら分からないなんて人がそのまま就活を続けていたらどうなるでしょう?
しかも時代はリーマンショック後の就職氷河期。決して景気が良い時代ではありません。“就活がつらい・・・”という状況を打開するような策があるわけでもないのに、斯様な状況で就職浪人をしてもリスクだらけと思いませんか?
一方で、大学院に進学すれば、就職浪人という肩書きでは無く、大学院生という“学生”の肩書きを得ることができます。
そしてその学生期間の間、自身の失敗を反省することができますし、必要知識・資格取得に励むことができます。
そして何よりも、一からまた新卒生として就活を行うことができますよね?
賛否両論があるかもしれませんが、“就活を辞めて学生を続ける”というこの判断は、ある意味賢明な判断なのです。
きちんと目的や意図を持った上で学生を続けるのであれば、全く問題はありません。
勿論、次の就活の際には、採用担当者からは口々に、“なぜ大学院に進んだの?”という質問責めに遭うことは心しておかなければなりませんよ?
“就活がつらくて進学しました。”なんてストレートには言えませんよね?
仮にそのように事実をそのまま伝えるにしても、“大学院に進んだことは正解だった”と胸を張って主張できるようにしておかなければなりません。
相手が納得するよう、あくまで論理的に。これができなければまた“就活がつらい”に逆戻りしてしまいますよ?
まとめ
いかがでしたか?
このように、就活がつらい・・・と悩んだ時の対処法とは5つ存在し、自身のメンタル面や置かれている状況によって自由に選択することが可能です。
冒頭申し上げたように、“就活がつらい・・・”と悩み苦しむ人は、いつの時代においても存在します。
私自身も最終的には第一志望の企業への入社を果たすことができましたが、それに至るまでの間、何度も“就活がつらい・・・”と悩む経験をしました。
しかし悩み苦しむ度に、一度気持ちをリセットさせたり、自身で厳しく分析をしたり、様々な意見を取り入れたりと、あらゆる対処法を実践してきました。
愚痴をこぼしたり、落ち込んだりして感情を表に出して発散することは勿論大切。
しかしそれだけでは何も解決できませんよね?
繰り返しにはなりますが、本当に大切なこととは、“就活がつらい・・・”と悩んだ際にどうアクションするか。
“就活がつらい・・・”はある意味誰もが経験すべき登竜門のようなもの。ぶち当たっても焦らず、今回挙げた対処法を上手に活用して乗り切ってくださいね。
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