住宅営業からトラックドライバーへ転職【25歳 男性】

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【転職理由:同僚同士での客の奪い合いに嫌気が差したため】

転職する前は住宅営業をしておりました。有名な会社で努力次第で稼げるという話を聞いて入社を決意しました。入社して最初に転職するきっかけになったことは、同僚や先輩さえも敵だったことです。

まずこの仕事は高額な販売商品を扱います。住宅なので人の一生を左右する商品です。これを販売できれば大きな営業手当が付き、給料は大きく上がりますが、問題は販売する人が貰える点でした。

例えば、担当していたお客さんが休みの日に来て、自分じゃない他の誰かがその時に販売すればその分の手当てはその人に付きます。

また営業ノルマが当然あり、ノルマを達成できなければひどく叱られ、最後には完全無視のいじめにも匹敵する仕打ちを受けます。

売れなければ居心地は悪くなるどころか、給料も低いので転職するか心が病んで退職するかのどちらかに行きつきます。このような状態にあるので、同僚や先輩後輩関係なく、客の奪い合いをしています。お互いに敵視し合っているので非常に疲れます。

良くてライバル関係と言えますが、私はその環境に疲れてしまったので転職を決意しました。

約三年間勤務し、それなりに販売して年収が良かったこともありましたが、休みは少なく心が悲鳴を上げている毎日でした。そこで転職サイトを使い、活動を開始しました。

まずは勤務地や勤務形態を深くチェックしました。アルバイトやパートは排除し、休みや福利厚生を注意深く確認しました。前の職場ではお金は良かったですが使う暇もなく、お金より時間が欲しいと考えたからです。

そこで中型トラックの運送ドライバーの職業を発見しました。

幸いなことに中型トラックなら運転できることが分かり、尚且つ勤務地も近く正社員、休日も完全週休二日制でした。なによりトラックドライバーなら人と接する機会も少なく、マイペースに仕事ができると考え、この仕事に応募しました。

営業職では嫌というほど人の嫌な所を見てきたので、できるだけ人と関わらない職業を決め込んでいました。面接当日に驚いたのは、志願者は私だけでした。

近年トラックドライバーはきつい仕事として評判が回っているらしく、あまり応募が来ないそうです。ですが前の職場で死にもの狂いで働いた私には非常に楽な仕事に思えました。

力仕事もあるのでそれはきついと思いますが、何より週休二日、そして祝日も休みです。残業はほぼ毎日らしいですが、休みがあるだけ天国と思えた求人内容でした。面接も好印象で終わり、二週間後に新しい職場で働き始めました。

人間関係もフラットで、業務内容がほぼ一人状態なので、とても快適でした。荷物の運搬も一人でやるのではなく複数で行うので、力は特にいりませんでした。

きついのは、会社オリジナル商品の営業ノルマがあること、もう一つは夜遅くまで運転するので眠気と戦う必要があることです。長時間運転はきついと感じましたが、前の職場に比べたらと考えると鼻歌が歌えるぐらい余裕でした。

さて今回私の転職は成功したかといえば、成功したと思えます。ですが実際転職した場合で失敗した人が多いのも事実です。

そこでここで転職を考えているあなたにアドバイスをしたいと思います。まず、人間関係で辞めることは辞めた方がいいです。世の中嫌な人間や合わない人間ばかりです。ここは上手にスルーするか、自分が合わせるしかないと思います。

どこに行っても同じような人間はいます。

次に何のスキルも資格もなく、勤務期間が極端に短い場合は我慢して続けてみてください。まずその仕事を完全に理解していない場合があります。

長い間勤めていれば実は良い所も多かったりすることもあります。またすぐに辞めると悪印象しか残らないので、転職する際にも不利です。

有力な資格やスキルを持っていて、尚且つワンランク上の同業者に転職が可能ならまっすぐにオススメできますが、そのような上手い話は最近ではないと思います。転職には大きなエネルギーやストレスが伴います。無理をせずにマイペースに活動してください。

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