「職場は戦場です。」と述べた人がいますが、あなたもきっと同意なさることでしょう。

職場のストレスからついつい泣きたくなることも多いはずです。

理不尽な理由で怒られたとき、職場の上司や同僚から嫌味を言われたとき、うわさ話の対象になったとき、意図せず大きな失敗をしてしまったとき、など理由は様々です。

でも泣きたくなるようなつらい状況にあるのはあなただけではありません。

職場で働く大勢の人が同じ経験をし、その問題を乗り越えることができています。今日は役立ついくつかの方法をご紹介いたします。

①自分に自信をもつ

泣きたくなるときは、自分に不安になり、自信喪失になりがちです。まずは自分を見失わないようにしましょう。

これまでその職場で成し遂げたことがあるはずです。

また、学生時代や家庭、普段の生活においてもたくさんの問題を乗り越えてきました。

なので決して自分はダメな人間だと思わないでください。あなたに助けられた人も大勢いるはずです。

積極的な見方ができるよう、自分が努力した点や達成してきたことを紙に書いてみるのはどうでしょうか。

そして自分をよく見つめてください。きっとこれまで見落としていた自分の魅力を見いだすことができるでしょう。

②客観的に問題を見る

泣きたくなるようなつらい状況に直面したとき、人はその問題ばかりに目がいって、客観的に物事を見ることができません。

それでパニックに陥ってしまいます。実際その苦しい状況は、あなたの命を奪うほど深刻なものではないはずです。

もっと遠くから物事の全体を見るようになさってください。

例えばこんな質問を自分にしてみてはどうでしょうか。「誰か別の人が自分と同じように苦しんでいたら、なんて声をかけてあげるだろう？」と。

そんなに心配しなくていいよ、といいますか？次があるよ、と励ましますか？

ではその言葉を自分にもかけてあげてください。

第三者の目線にたつと、状況を冷静に分析できるかもしれません。

また多くの問題や苦しい状況は時間が解決してくれることも忘れてはいけません。

やまない雨はないとよくいいますが、これは真実です。もしかしたら、明日あなたの問題は解決しているかもしれません。

あるいは状況が改善しているかもしれません。状況が変わらなくても、あなたの考え方や物の見方は変えることができることを忘れないでください。

③信頼できる人に相談する

あなたのことをよく理解してくれる友人や家族がいるとすればあなたは幸せ者です。

もしいるなら相談してみてください。もちろんその人は、あなたの悩みを解決する素晴らしい答えを与えてくれないかもしれません。

でもそれでいいんです。大事なのは誰かに話すことだからです。

１番目の紙に書くことと少し似ていますが、人は誰かに話すことによって、頭の中を整理でき落ち着くことができます。

誰かに悩みを打ち明けている途中で、あなたは解決策をみつけることができるかもしれません。

特に泣きたくなるようなつらい状況の時には、感情を吐露することは大切です。

涙を流したり、愚痴をいったりすることによって感情を落ち着かせることができます。

ただ少し注意すべきなのは、話す相手を選ぶことです。誰しもか知れしもに話してはなりません。

うわさ話などあらたな問題が生じる可能性があるからです。

④積極的に親切を示す

この４番目が実は一番良い方法です。泣きたくなるときは、とにかく引きごもりがちです。

誰とも話したくないという感情になるかもしれません。

でもつらい時ほど、誰か他の人に親切を示してください。

きっと心が少し楽になりますから。とても簡単で小さなことでいいんです。

家族や友人に、「元気？どうしてる？」といった気遣いのメールを送ってみるのはどうですか？

同僚に缶コーヒーをごちそうしてみるのはどうですか？

いつも行っていっるコンビニがあるなら、会計時に「いつも、ありがとう」と言ってみるのはどうですか？

少し恥ずかしい気持ちが邪魔をするかもしれませんが、思い切って誰かのために何かをしていてください。

そうすれば、周りや環境に過度に依存していないことを示せ、自分の気持ちをコントロールするのも自分だ、という強い感情が芽生えることでしょう。

まとめ

最初に書きましたが、仕事で泣きたくなるのはあなただけではありません。

だから決して自分は弱い人間だと思わないでください。泣きたくなる時は泣いてください。

ただその後、問題にどう対処するか、立ち向かっていくかはあなた次第です。

誰かのせいにしたり、誰かにまた何かにやつあたりしないでください。

それは何の解決にもありませんし、むしろ逆効果です。

今回は４つの提案をさせていただきましたが、どれか１つでも試してみてください。

お伝えした点は、単なる机上の空論ではなく、実際に役立つ提案です。

状況が改善されることを心から願っています。

また少なくともわたしはあなたが泣きたくなっても、あきらめずに前に進まれると信じています。