面接の「最近気になるニュースは?」の回答ポイント3つ

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目次

就活面接で聞かれる内容と言えば、「自己PR」、「学生時代に取り組んだこと」、そして「志望理由」ですよね?

この3つを聞かれない面接はないと言っても過言ではありません。

しかし当然のことながら、採用担当者より聞かれる質問はこの3つだけではありません。

「長所・短所」、「この会社で実現したいこと」にはじまり、「最近気になるニュースは?」なんていうものもまた面接では聞かれる可能性は十分あります。

「長所・短所」、「この会社で実現したいこと」に関しては、自分に関することですので、きちんと自己分析ができていれば何の問題もなく回答することは可能でしょう。

しかし、気になるニュース等の時事ネタに関しては、普段よりきちんと情報収集をしておかなければ、瞬時に回答することはできません。

また咄嗟に回答することができても、その回答が面接の場において適切なものか否かというのは非常に怪しいのです。

事前準備が必要であることは間違いないのです。

そこで今回は、面接の「最近気になるニュースは?」の回答ポイントについてお話します。

①気になるニュースに関する回答であっても、その回答は自己PRにつなげるべし

当たり前ですが、ニュースと一口に言っても様々なジャンルのニュースがあります。

政治、経済、国際問題等々、ニュースは多種多様です。したがい、どのニュースをピックアップするかというのは、人それぞれでしょう。

それゆえ、その人の個性が出ると言っても過言ではありません。

「気になるニュースに関する回答であっても、その回答は自己PRにつなげるべし」というのは、まさにこの「自然と個性が出る」点をうまく利用する方法なのです。

  • 企業はそもそもどのような人材を欲しがっているのか。
  • どのような表現をすれば企業に魅力的に映るのだろうか。

そんなことを考えた上で、ニュースをピックアップして欲しいのです。

例えばその会社が、資源を取り扱う会社であった場合。資源に関するニュースを取り上げ、それに関してきちんと自身の意見を述べることができたらどうでしょう?

少なからず企業には、「この子は資源に興味があり、またきちんと日々勉強しているんだな。」という印象を与えることができるはずです。

業界関連のニュースを取り上げ、それに関して考えを述べるのは一つの作戦として是非利用してみてください。

一方、業界関連のニュースではないものを利用しながらも、その企業や業界への興味を示す方法も存在します。

例えば、ある食品メーカーの面接の場で、最近見た異常気象に関するニュースの話をしたとしましょう。

例年では考えられないような猛暑が続くなんていうニュースについて触れつつ、その影響で○○の売れ行きに影響が出るのではなんて話を展開したらどうでしょう?

一見、天候の話をしているようで、実は業界にも関連する話をしているのです。

このような話の展開は、その企業や業界への興味・関心を示すことが十分可能ですよね?

寧ろ、業界関連のニュースをストレートに挙げるよりも、広い視野で物事を結び付けている点からよりインパクトがあります。企業や業界への興味・関心の度合いをアピールできるだけでなく、広い視野や柔軟性を自然とアピールできているのです。

一見、ニュースに関する質問だけのように感じられますが、この質問もまた自身をPRすることのできる貴重な場面です。

気になるニュースをピックアップすることで「自然と個性が出る」というこの特徴を是非活かしていきましょう。

②賛否の分かれるような話は避けるべし

当たり前ですが、人間考え方は人によって様々。自分はこれが正しいと思っていても、他人はそうとは限りません。

したがい、賛否が分かれるような話題は多数存在します。

家族や親しい間柄での日常会話ベースであれば、多少意見が割れても、どうってことはありません。

相手に誤解を招いてしまったり、不快な気持ちにさせてしまったりしても、大きな溝に発展することはそうないでしょう。

今後の関係の中でいくらでも取り返しはつくはずだからです。

しかしながら面接に関してはそうはいきません。ほぼ初対面で話をするわけですから、一度誤解を招いてしまってはそれを軌道修正し、納得して貰うようにあとあと修正するのは困難。

また面接のチャンスは一度きりのようなものですから、失敗は許されません。

したがい、面接で最近気になるニュースについて問われた際には、「賛否の分かれるような話は避けるべし」なのです。

相手も100%賛成、理解してくれるようなニュース以外は取り上げることは避けましょう。

例えば、政治や政党に関する話。支持している政党というのは人によって様々ですし、仮に同じ政党を支持していたとしても、政策ベースでは意見が割れる可能性は十分にあります。

したがい、このようなニュースに関しては触れないのがベターなのです。

また取り上げたニュース自体は一般的な内容のものでも、それに関する意見を少々ひねりながら回答するなんていうのも避けた方が無難です。

要は、わざと人と違う意見を言って、「この子、ちょっと面白いな」と思って貰おうと試みるのは、一歩間違えれば大変なことになってしまうのです。

例えばいじめに関するニュース。一般的にいじめは加害者に責任があり、加害者を責めるような意見を述べる人が多いですよね?

そのような現状がある中、いじめは悪いことだと主張しながらも、そのような一般的な意見を敢えて否定して独自の意見を展開したとしましょう。

企業はどのように感じるでしょうか?

人によって意見は様々とは言えど、「この子はいじめを肯定するのか?」、「我々とは違う。」等と誤解やマイナスのイメージを抱く可能性は十分あります。

「敢えて人と違うことを言ってみよう。」、「敢えて斬新な持論を展開してみよう。」というような思い切った行動はリスクが高すぎるのです。

ありとあらゆるニュースが溢れているわけですから、わざわざリスクのあるものをピックアップする必要はありません。仮に他の人と同じニュースをピックアップしたとしても、意見は人それぞれですので一言一句が被ることは先ずあり得ません。

リスクのある発言をするよりも、ニュースが被ったほうがよっぽどよいのです。余計な誤解を招いたり、相手を不快な気持ちにさせたりすることは先ず無いからです。

「賛否の分かれるような話は避けるべし。」

これは相手の気持ちを察したり、場の空気を読んだりという意味でも非常に大切なこと。社会人としての資質を問われていると捉え、心に刻んでおいてくださいね。

③ポジティブなニュースを挙げるべし

先ほどより申し上げている通り、最近気になるニュースを取り上げることは、「自然と個性が出る」ものです。

したがい、明るいニュースや未来への可能性が感じられるようなニュースを挙げるということは、その人自身のプラス思考が現れるものです。

一方、暗いニュースや将来の不安がうかがえるようなニュースを挙げることは、その人自身のマイナス思考が現れます。企業から見て、どちらが好印象かと言えば、断然前者ですよね?

したがい、「ポジティブなニュースを挙げるべし」ということは、自身の印象を左右するため非常に大切なのです。

例えば、前年比で利益ががくっと落ちてしまった企業の面接を受けていた場合。その企業の不安を煽るようなニュースは話すべきではありませんよね?

他にも例えば、ベビー用品メーカーに対して、子供の出生率が減っているニュースですとか、ベビー用品のレンタル利用者がどんどん増えているなんて話等々をストレートに挙げる必要はないでしょう。

企業側はそのような厳しい現実や今後の課題に関しては既に対応策を検討しているはずですから、それを素人の就活生がいちいち指摘をする必要はありません。

もしベビー用品のレンタル利用者増加の話をするのであれば、マイナスな話はやめましょう。売り上げが減るなんていうニュアンスで話をするのではなく、「今後はメーカーのレンタル事業やメンテナンス事業が今後は主流となっていくのでは?」なんて未来の話をしてみましょう。

その企業が不快に思うようなニュアンスで話をするのは避けた方が良いのです。

最近気になるニュースを取り上げて自身の考えを述べると言うのは、別に批評するわけではありません。企業も上から目線の批評を聞きたくて尋ねているわけではないのです。

自身の考えを述べるとなると、途端に上から目線で話をしてしまう人が中にはいますが、それは大変危険な行為です。独自の考えを持つことは大切ですし、物事に対して批判的な考え方を持つことも大切です。

しかし敢えてそれを、リスクを負ってまで面接で披露する必要はありません。

あくまで、企業が「こんな子と働いてみたいな。」と思ってくれるような回答をするように心掛けましょう。

④面接の「最近気になるニュースは?」の回答例

ではこれまでのポイントを踏まえて、一つ回答例を紹介します。今回は、物流会社の面接を受けているという設定です。

どのようにしてポイントが使われているのか意識して読んでみてください。

「最近、日系企業の海外駐在員が一時帰国の際には日本製ラップを大量に買い込んでいるというニュースを目にし、それが非常に気になりました。そのニュースによりますと、海外在住の日本人にとって現地のラップは切れ味が悪く、使い勝手が良くないとのことなのです。しかし現地では日本製のラップが高額であるゆえ、帰国のたびに大量購入するのは当たり前のようになっているとのことでした。このニュースではラップだけでなく、他の日本製の日用品ニーズに関しても報道がされていました。そのようなニュースを通して、私は今後これはひとつのビジネスになるのではと感じています。要は、海外在住日本人向けの日本製日用品の販売ビジネスです。例えば御社であれば、輸出入に関するノウハウが既にあり、海外引越しのサービスも既に展開されているので、学生目線ではありますが実現可能性はあるように思えてなりませんでした。今後益々日系企業の海外進出が加速し、海外駐在員も増えることが予測されるので、このニュースは新たなビジネスのきっかけになるのではと非常に気になります。」

いかがですか?

あくまで会話の中で話は広がっていくものですので、例文のように一方的に一気に話す必要は全くありませんが、全体としてはこのような形で話が展開できると良いでしょう。

先ず一つ目のポイントである、「気になるニュースに関する回答であっても、その回答は自己PRにつなげるべし」はクリアできていますよね?

業界関連のニュースではないものを利用しながらも、その企業や業界への興味を十分示すことができています。

日本人駐在員が日本製ラップを大量購入する話をしながらも、最終的にはそれを活かしたビジネスができないかという話に膨らんでいます。

ゆえに十分その企業への志望度が伺えます。また取り上げたニュースの内容に関しても、賛否の分かれるようなものを取り上げてはいませんよね?

「賛否の分かれるような話は避けるべし」というポイントについてもきちんとクリアできています。そして「ポジティブなニュースを挙げるべし」についても、問題ありませんね?

日本製ラップを大量購入するなんてユーモアのある話をしつつ、将来のビジネスチャンスの話へと展開させています。

ネガティブな要素は一切ありませんよね?

また自身の考えを述べる際にも、「学生目線ではありますが」なんて一言を加えて謙遜の態度も示しています。

上から目線、批評と捉えられないよう、言い回しにも注意ができていますよね?

あとは声のトーンの問題や、一方的に自分だけ一気に話さないということさえクリアしておけば、全く問題はないでしょう。

最近気になるニュースの回答と言いながらも、様々な要素が詰め込まれていることが理解できるはずです。

是非この回答例を参考にしてみてくださいね。

まとめ

就活面接で聞かれる質問は、「自己PR」、「学生時代に取り組んだこと」、そして「志望理由」が一般的ですが、それ以外の質問も当然受けることになります。

特に「最近気になるニュースは?」なんていう、事前の準備が無ければ瞬時に回答できないような質問には注意が必要です。

仮に咄嗟に回答することができても、適切なものか否かというのは非常に怪しいですし、そう簡単なものではありません。

しかしきちんとポイントを抑え、事前準備さえしておけば、ある意味サービス問題のようなもの。

恐れる必要は無いのです。

今回挙げたポイント、回答例を参考に、是非自分なりの回答をしっかり準備して面接に臨んでくださいね。

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