どんな会社にも、営業をする人はいますね。

会社はお客様に商品やサービスを利用していただくことで、経営が成り立っていますから、どんな会社でも営業は欠かせない仕事なのです。

それでも、新入社員だったり、人事異動になったりして、はじめて営業を任されることになり、不安に思う人もいるのではないでしょうか。

「営業って、具体的にどんな仕事をするのだろう」「ノルマを達成できるか不安だな・・・」などと悩みを抱えているかもしれません。

こうした悩みを解決するためにも、まずは営業がどんな仕事なのかをしっかりと理解しておく必要があります。何をすべきなのかがわかっていれば、安心して仕事に取り組めるでしょう。

そこで今回は、営業の基本的な仕事内容３つについて、お話していきます。

①お客様との取引を深める

営業で大切なのは、まず”お客様との取引を深める”ことです。

以前から取引のあるお客様でも、まだ見落としているニーズがあるかもしれません。

お客様が今何に最も困っているのか、その話にしっかりと耳と傾けて、悩みを引き出します。そのうえで、自社の商品やサービスでどう解決できるのか、を考えて提案しましょう。

たとえば、あなたが人事関係のアドバイスをする会社で営業をしていたとしましょう。まずは、お客様である会社の担当者から、日頃の業務で困っていることを聞き出します。

そこで、「社員を採用はできるんだけど、すぐにやめてしまうんですよ」などと悩みを打ち明けられたとします。

その場合は、「社員の退職理由を分析して、入社後に満足して働いてもらえる方法を考えましょう」などと提案します。

このように、お客様の課題に合った提案をしていけば、取引も深まって、お互いによい関係が築けるでしょう。

②新規開拓でお客様を増やす

また、営業では”新規開拓でお客様を増やしていく”ことも大切です。

たしかに、すでに取引のあるお客様との関係を深めることも、営業の仕事内容として欠かせません。

ただ、それだけでは会社も伸びていきませんし、ライバル会社との競争に負けてしまいます。そうならないように、自社の商品やサービスをどんどん売り込んで、新しいお客様を増やしていきましょう。

たとえば、すでに取引のあるお客様から、口コミで紹介していただく方法があります。

また、どこか会場を借りて、自社の商品やサービスを紹介するセミナーを開催し、参加者のアンケートを参考にしながら、アポ入れしていくのもよいでしょう。

ほかにも、ビジネスマッチングの企画に参加して、興味を持っていただいた方と商談を進めていくのもいいかもしれませんね。

いろんな方法を試しながら、新規開拓を進めていきましょう。

③社内のコミュニケーションや資料の作成

最後に、”社内の人たちとのコミュニケーションや、必要な資料の作成”といったことも、営業の仕事内容として大切です。

これまで見てきたように、お客様と取引を深めたり増やしたりしていくことは、もちろん必要です。ただ、そうした対外的な仕事がきちんとできるように、社内での仕事も忘れてはならないのです。

たとえば、お客様から得たニーズは、貴重な情報として、職場の上司や同僚、本部や関連部署など、社内できちんと共有しましょう。

また、そうした情報を報告書や会議メモとして残しておくことも必要です。それらをふまえて、お客様に向けた提案書を作成するのも、大事な仕事ですね。

こうした社内での地道な仕事が、お客様の満足につながっていきますから、丁寧に取り組んでいきましょう。

まとめ

いかがでしたか？

「営業の仕事内容って何なんだろう」そんな疑問が、少しは解消してもらえたでしょうか。

すでに取引のあるお客様との関係を深め、さらに新しいお客様を増やしていくことが、対外的に重要な仕事です。

そして、それがうまく行くように、社内で情報を共有し、報告書や提案書などを作成していくことも大切です。

営業の仕事をしていて迷ったときは、「お客様に満足していただくには、どうすればいいのだろう」という基本に戻って、考えてみてくださいね。