円満退職できる退職理由7つ

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会社で仕事をしていると、「もうこの会社、辞めたいなあ」と思う時がありますよね。

職場の同僚とうまく行かない、セクハラやパワハラを受けている、営業成績が伸び悩んでいるなど、後ろ向きの理由で辞めたくなることもあるでしょう。たしかにそれは、本音かもしれません。

ただ、いざ退職するという時に、それを前面に出してしまうと、会社とトラブルになりかねません。またそうならなくても、会社の方で改善策を出してくれて、引きとめられる可能性もあります。

さらに、そうしたマイナスの理由を押し出して退職すると、転職する時にも問題が出て来ます。志望先との面接で「なぜ前の会社を退職したのですか」と理由を聞かれます。その時に、そうした消極的な理由では、あまり良い印象を持たれません。

それに、自分自身の気持ちとしても、同じ辞めるならトラブルを抱えず、「立つ鳥跡を濁さず」という状態で辞めたいものですよね。

このように、退職するにしても、その理由をどうするかが極めて重要なのです。

そこで今回は、円満退職できる退職理由7つをご紹介します。どのような理由で退職すれば、今の会社ともトラブルにならず、転職志望先にも好印象を与えられるか、詳しく見ていきましょう。

①転職によるキャリアアップ

円満退職できる退職理由としては、まず「転職によるキャリアアップを図るため」というのが最も説得力があります。

例えば、あなたが今の会社で10年間財務の仕事をしてきて、その仕事自体にはやりがいを持っていたとします。しかし、ずっと内勤のままではなく、その知識や経験を生かして、財務コンサルタントとしてお客様に直接貢献したいと思うこともあるでしょう。

それなのに、今の会社にその職種がない場合は、転職してその目標を実現するしかありません。この場合は、さらなるキャリアアップを図るために転職するという、前向きな退職理由になります。

あるいは、今の会社が金融機関であり、そこでずっと営業をしてきたとします。今後も営業自体はしたいのですが、食品や自動車など、その他の業種で力を試したいと思う場合もあるでしょう。

そうなると、業種が異なってくるので、やはり転職せざるを得なくなります。

この場合も、転職して様々な業種を経験するという意味で、キャリアアップにつながります。その点で、やはり前向きな退職理由になりますね。

このように、現在の会社に大きな不満はないものの、自分自身のさらなる成長を目指して、前向きな姿勢でチャレンジするケースは十分あります。

こうしたキャリアアップを転職で実現するというのなら、会社も納得してくれるでしょう。

また、転職志望先に対しても説得力があり、自分自身の気持ちもポジティブになっていいですよね。あなたがこの場合に当てはまるなら、その本音通りに退職理由を伝えましょう。

②独立起業

円満退職できる退職理由としては、「独立起業するため」というのも有効です。

例えば、あなたが長年会社に勤め、営業一筋でやって来たとします。そうすると、常日頃からお客様のニーズに触れているはずです。一方で、そのニーズに応えられる商品やサービスが、自分の会社にはないかもしれません。

さらに言えば、自分の会社だけでなく、同業他社も含めて世の中にまだない可能性もあります。そうなると、「こんな商品やサービスがあれば、お客様も喜ぶし、社会にも大きく貢献できるのになあ」と思うでしょう。

そうなると、その目標を実現するために思い切って退職し、独立起業したくなることでしょう。

あるいは、自分でゼロから会社を立ち上げる場合とは異なりますが、実家が会社や商店を経営している人もいるでしょう。そこで、実社会で経験を積んで、今回退職して、その家業を引き継ぐという場合もあります。

さらに、友人がすでに会社を経営していて、優秀な人材が足りないから手伝ってほしいと言われるケースもあります。この場合、一従業員としてではなく、役員クラスでその会社に入るなら、経営に参加することになり、広い意味で起業と言えるでしょう。

このように、転職してまた会社勤めするのとは違いますが、いずれにせよ前向きな気持ちで一歩踏み出すという点では変わりありません。

これなら会社も納得し、応援してくれる可能性もあります。また、あなたの手掛ける事業内容次第では、今の会社がビジネスパートナーになってくれるかもしれません。そうなると、一層起業もしやすくなり、お互いにウィンウィンの関係を築けます。

こうなると、自分の気持ちとしても「やってやるぞ!」と気力に満ち溢れることでしょう。こうした様々な点から考えて、独立起業は円満退職につながります。

③勉強に専念する

円満退職できる退職理由としては、「何らかの勉強に専念する」ということも十分ありえます。

例えば、あなたが会社で法務や会計の仕事をしてきて、専門的な知識の必要性を感じたとします。またそれを生かして、将来弁護士や公認会計士といった専門家として働きたいと思ったとしましょう。

そこで、在職中に時間を見つけて、専門学校に通いながら勉強を続けることも可能です。ただ試験間際になってきて、「今年こそ絶対に合格したい!」と思ったら、会社を辞めて、背水の陣を敷いて勉強に専念したくなりますよね。

あるいは、仕事を続けて行くうちに、会社経営の全体像を理論的に体系立てて把握したいと思う場合もあります。そこで、一度会社を辞めて、海外に留学してMBAを取得したいと考えることもあるでしょう。

さらに、今の仕事とはまったく関係なく、例えば医者になるために会社を辞めて、大学の医学部に入り直したいというケースもありえます。

いずれにせよ、難しい勉強にチャレンジするために、一時的に勉強に専念したいという場合があるでしょう。

これも非常に前向きな理由なので、円満退職できる退職理由になります。

なお、「そんなの働きながらでも勉強できるじゃないか」と言って、引きとめられる恐れもあります。そうならないように、仕事と勉強の両立が困難であること、すでに勉強を進めていることなどを、きちんと伝えなければなりません。

④家庭の事情

円満退職できる退職理由としては、決して前向きではありませんが、どうしてもやむを得ない事情を持ち出すのもよいでしょう。その一つが「家庭の事情」です。

例えば、結婚・出産・育児です。今は社会の流れとして、仕事をしながらそれらを両立させていく方向になっていますし、もちろんそれは素晴らしい生き方です。

ただ、人それぞれ置かれた事情や考え方があり、それらをきっかけにして、いったん仕事を辞めたいという場合もあるでしょう。配偶者がそれを望んでいる、自分が育児に専念した方が都合がいいなど、様々な理由があります。

そうした事情を説明すれば、「それなら仕方がないね」と納得してもらえるのではないでしょうか。

他にも、高齢の親を介護するためという理由もあります。これも、本来なら仕事を辞めずに介護できることが望ましいでしょう。

ただ、現実はまだ厳しいものがあります。介護施設に入居できない、ヘルパーさんに頼めない、配偶者が会社を辞められないなどで、どうしても自分が退職して、介護に専念せざるを得ないケースがあります。

これ以外にも、配偶者が転勤することになり、それについていかざるを得ず、自分が退職するしかない場合もあるでしょう。この場合、配偶者の転勤先に、自分の会社の支社などがなければ、なおさら退職するしかありません。

このように、家庭における様々な事情から、自分が会社を辞めざるを得ないことがあるのです。それをきちんと説明すれば、会社も納得してくれて、円満退職できるはずですよ。

⑤病気や怪我の治療

円満退職できる退職理由としては、「自分の病気や怪我の治療」のためにやむを得ない、ということもあります。

たしかに、大した怪我や病気でなければ、わざわざ会社を辞める必要はありません。休暇を取って、一定期間入院や通院をして治療に専念し、復職すればいいでしょう。会社としても、新たな人材をゼロから採用・教育しなくて済みます。

しかし、大怪我や大病を患って、治るとしてもいつになるかわからない場合もあります。そうなると、その間仕事に穴をあけることになり、会社全体や職場の同僚、お客様などにも迷惑がかかってしまいます。

それを考えると、病気や怪我の治療に専念するために、やむを得ず退職することになるでしょう。

また、身体的な怪我や病気ではなく、精神的な病気だと、より一層大変です。例えば、ブラック企業のような厳しい職場で、長時間労働を強いられて、厳しいノルマを課せられると、うつ状態に陥り、うつ病にまで発展する恐れも十分あります。

そのように、取り返しのつかない状態になってからでは遅いのです。そこで、自分自身を守るために、辞めたほうがよいでしょう。

いずれにせよ、自分自身の心身に問題が生じて、治療に専念したほうがいい場合には、それを退職理由にしましょう。言い方や態度には気を付けるべきですが、治療を理由にされれば、よほどのことがない限り会社も止められないでしょう。

念のために、必要に応じて医師の診断書も用意しておくと万全です。

⑥人間関係の悩み

円満退職できる退職理由としては、「人間関係の悩み」を取り上げるのも、一つの手ではあります。ただし、説明の仕方には注意しましょう。

例えば、あなたが職場の同僚と何らかのトラブルを抱えていたとします。その場合、まずは自分なりに関係をよくしようと努力する必要があります。また、上司や社内の相談部署に力を借りるなどして、関係修復を図るべきです。

それでも、どうしてもうまく行かず、関係が悪化していく一方になると、もはやどうしようもありません。それが仕事にも支障をきたして、お客様にまで迷惑をかけることになると大変です。

その場合は、それを退職理由にすることもできます。

ただし、ただ「人間関係に困っているから」と言うだけでは、「もう少し待ってくれ。会社で何とかするから」と言って引きとめられる恐れがあります。

また、人間関係のもつれ自体は、どの会社に行っても起こりうることです。そのため、十分な努力もしないまま退職すると、転職志望先から「うちに来ても、また人間関係で辞めるのではないか」と、疑念や不安を持たれてしまいます。

そこで、上記のように、出来る限りの関係修復の努力をしておくことが大前提です。

そのうえで、退職や転職する場合も、その努力をしても限界があったことを、丁寧に誤解されないように説明することが大切です。

あくまでも、不満や愚痴を述べるだけにならないようにしましょう。問題が生じても、簡単には諦めず出来る限り努力したこと、そのうえで社内外へのリスク拡大防止のためにやむを得なかったこと、を冷静に伝えましょう。

⑦一身上の都合

円満退職できる退職理由としては、最後の手段として「一身上の都合」とだけ言うことも考えましょう。

あなたが今の会社で長年勤めてきたのなら、上司や同僚ともそれなりに深い関係を築いてきたことでしょう。そうなると、退職するに際しても、相手も具体的な理由を聞きたいでしょうし、そうするのが礼儀とも言えます。

その点で、これまでお話してきたように、キャリアアップなどの前向きな理由、病気治療などのやむを得ない事情のように、具体的な退職理由を伝えるべきです。

またそのほうが納得もしてもらいやすくなります。

しかし、そうした明確な理由が見当たらないケースもあります。また、仮にそういう理由があったとしても、何らかの事情があって言いたくない、言いづらい場合もあるでしょう。会社や上司と関係が悪化して辞める場合などは、特にそうでしょう。

その場合は、「一身上の都合ということで、ご理解頂けませんでしょうか」と言って、切り抜けるのも一つの手です。

その際、何度か事情を察してほしいといった表情や態度を、さり気なく示すとよいでしょう。

ちなみに、上司などに対して本当の退職理由を詳細に説明しなければならない義務はありません。嘘はついてはいけませんが、何もかも正直に述べる必要はないのです。

手続きや引き継ぎなどをきちんとし、最低限の礼儀だけ尽くして、退職理由は一身上の都合で切り抜けましょう。

まとめ

いかがでしたか?

これまで、円満退職できる退職理由7つをご紹介してきましたが、どれか1つでもご参考になりましたでしょうか。

新たな職種や業種にチャレンジしたいので、そうしたキャリアアップのために転職すると言えば、会社や上司も納得して応援してくれる可能性が高まります。

あるいは転職でなくても、自分で会社を興したい、実家の家業を継ぎたい、友人の会社の経営に参加したいという場合もあります。それも前向きな退職理由なので、気持ちよく送り出してもらえるでしょう。

場合によっては、今の会社と友好関係を保ったままでいられ、ビジネスパートナーになってくれるかもしれません。

さらに、資格試験や海外留学、新たな人生に向けた大学再入学など、勉強に専念するためというケースもあります。それも前向きな退職理由として納得してもらえるでしょう。

また、育児や介護、配偶者の転勤といった家庭の事情がある、あるいは病気の治療に専念すると言われれば、会社としても引きとめるのは難しいでしょう。

さらに、人間関係に悩んで辞める場合でも、自分としては関係修復に最大限努めたと説明すれば、やむを得ないと受け止めてもらえるはずです。

なお、こうした具体的な事情を言いにくい場合には、一身上の都合ということで済ませることも可能です。

このように、前向きな理由がベストですが、そうでなくてもやむを得ない理由でも、受け入れてもらえる可能性が高くなります。

お世話になった会社とは、またいつどういう形で関わるかわかりません。その時に備えて、喧嘩別れは出来るだけ避けて、お互いに気持ちよく終わりたいものです。そのためにも、退職理由には十分気を使い、円満退職を心がけましょう。

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