会社を辞める時にやっておきたい7つのこと

b7aa1677c1edd41f758d38f115aaf7df_s

誰でも「会社を辞めたい・・・」と思うことってありますよね。
あなたはその時どのようにして乗り越えてきましたか?

その気持ちが本気かどうかを確かめるには「辞めたい」と思った理由を考えてみましょう。

「仕事の内容」「待遇」「人間関係」「将来性」「福利厚生」「入社した時と違っていた」等、思い当たる原因を考え、その内容を詳細に掘り下げていきます。

疲れている時や、仕事で上手く行かなかったとき等、その時だけふと思いついた「辞めたい」気持ちは、原因を考える過程で「実はたいしたことない」「今はしんどいけれど、これも通過点だ」と、その時の感情にフォーカスし、客観的に判断することが出来るでしょう。

しかし、長期的に会社に不満を持っていると、より具体的に「辞めたい理由」が思い浮かぶでしょう。

その場合「このまま仕事を続けられるだろうか」「それとも別の道を選んだほうがいいのだろうか」「転職するべきか」「いっそ起業するべきか」といった悩みが出てきて、今後どうしていくのか、ということが気になりはじめます。

そして「辞めたい」から「辞める」と決意し行動に移す場合、考えておかねばならないのは「辞めてからでは難しい」ことを会社に在籍しているうちにやっておくことです。

ここでは日常的に利用するものや、自分が起業した場合、あらかじめ準備しておくと助かるものもご紹介します。「会社を辞める」前に準備しておきましょう。

①クレジットカードを作っておく

会社を退職して無職になってからクレジットカードを作成したいと思っても、収入源がないと審査に通りません。

安定収入あってこそクレジットカードが作れると思ってもらってもいいでしょう。

退職後、個人事業主として開業を考えている時に新たに屋号のクレジットカードを作りたい、と思っても作れないということです。

クレジットカードを新規に作成する場合、少なくとも退職日の2週間以上前に手続きをしましょう。

カード会社は申請した本人が在職中かどうかを電話で確認します。これが申請後2週間以内に行われることが多いのです。この確認では雇用形態は問われません。

ただ一度に他社のクレジットカードを作成しようとすると多重債務者と判断される可能性があり、審査に通りにくくなりますのでご注意ください。

またすでにクレジットカードをお持ちである場合、現在の雇用状況をカード会社に申告する必要があります。

失業したらすぐカードが使えなくなるかと言えば、これまでの履歴で延滞がなければ大抵の場合は大丈夫と言われています。

しかし、無職期間が延びると利用停止になる場合や、次の更新時に新しいカードが届かないことも考えられます

転職して、新しい仕事でやっていけると思ったら、すみやかに申告しましょう。また個人事業主として開業した場合も申告しておきましょう。

派遣社員として働く場合は、勤務先を派遣元に変更しておきましょう。

無職であってもカードを持っていたい場合は、デビッドカードを検討してみてはいかがでしょうか。

デビッドカードの場合は即時引き落としとなり、分割払いやリボ払いには対応していませんが、いざという時手持ちのお金が足りないけれど口座にはある場合に便利です。

②医療保険の準備をしておく

会社を退職する際に皆さん気にされるのが雇用保険についてですよね。失業手当の給付がいつの時期から始まるかで、次の就職や職業訓練の受講などを考える方も多いのです。

しかし、急な病気や事故などの時にないと困るのが「健康保険」。いつ、何事が起きてもあわてないように準備しておきましょう。

健康保険は、医療費の負担を3割と軽減してくれたり、1か月に多額の医療費を支払った場合に「高額医療費」が支給されたりなど、いざという時に金額の負担を軽くしてくれる仕組みです。

在職中は会社の健康保険に加入していますが、退職するとたちまち健康保険の被保険者ではなくなります。

健康保険に加入していないと医療費が全額負担になり、思わぬ出費にいろいろな計画もずれてきますよね。ですからブランクなく健康保険を継続する手続きをする必要があります。

退職後の健康保険の継続は2通りあります。

国民健康保険に加入する

「国民健康保険」は市町村が運営している地域保健です。自営業の方や退職者の方が加入しています。

保険料も市町村でそれぞれ違います。保険料は前年の所得や保有財産をもとに計算されるので、固定資産税を払っている人は高くなる可能性があります。

まずは所轄の国民健康保険の取り扱い窓口で自分の保険料を聞いてみましょう。

任意継続被保険者になる

「任意継続被保険者」は、それまで加入していた会社の健康保険に継続して加入するものです。

在職中に加入していた健康保険に2年間継続して加入することが出来ます。ただし退職日前日まで2か月以上の被保険者期間がないと任意継続することはできません。

在職中は労使折半で保険料の負担は半分でしたが、任意継続した場合は全額負担となります。

ただしこれには上限額が設定されていますので、退職前に会社に問い合わせておくとよいでしょう。任意継続として健康保険に加入する場合は、退職後20日以内に健康保険組合窓口で手続きしましょう。

保険料の納付が1日でも遅れると資格喪失するので注意しましょう。

③税金関係の手続きをしておく

会社に在籍していると、自動的に給料から天引きされていた税金。しかし退職すると自分で計算して自分で確定申告して税金を払わねばなりません。

詳しくいえば、会社にいる間は源泉徴収として所得税と住民税が支払われています。それを退職したら二つの税金を自分で払うことになります。

注意したいのは所得税が「前払い」であるのに対し、住民税は「後払い」であることです。

所得税は1年間の総収入に対してかかる税金で、会社に勤めていると1月1日~12月31日までの間の想定収入額から算出した金額を納めています。

もし期間途中で退職し、そのまま年末まで収入がない状態であれば、支払い過ぎた税金を取り戻すため、確定申告をしなくてはなりません。

再就職した場合は、新しい会社で年末調整を行うことが出来ます。つまりあらかじめ予想された税額を毎月積み立てているようなイメージで支払っているのですね。

住民税は1年間の総収入かかる税額を翌年6月から1年かけて後払いで支払います。

所得税の場合はその年支払う税金を予測し、支払い時期まで多めに積み立てて支払うシステムで、1年かけて税金分のお金を貯めているイメージで負担も少ないのですが、住民税はすでに決まっている税金を翌年6月以降にまとめて支払うので、年度末に退職した場合、税金を払えるお金を用意しておかないとたちまち滞納することとなります。

会社を辞める時には、自分の住民税の金額と、税金分の貯蓄(支払い月に滞納しないように)を準備しておく必要があります。

④失業給付の手続き準備をしておく

会社を辞めるとたちまち収入を得ることが出来なくなりますよね。そこでこれまで会社で加入していた雇用保険から失業給付を受け取れるよう手続きする必要があります。

いわゆる「失業給付」は、正式な呼び方を「雇用保険の基本手当」といいます。

次の仕事が見つかるまでの期間、条件に応じた額が一定期間受給できるというもので、この手当があるから就職活動なども安心して行えるとも言えます。

ただ、この手当の受給額は、退職理由・雇用保険加入期間・年齢によって、受給額や受給期間が変わってきます。

会社を辞める前に自分がいつから、どのくらいの期間、いくら受給できるのか調べておきましょう。

「雇用保険の基本手当」の受給資格は、

  • いつでも働くことが出来るが、やむを得ず失業している状態であること
  • 離職日以前、過去2年間の内、被保険者期間が通算12か月以上あること
  • の2つを満たしている必要があります。

    2つ目の条件は、たとえば2年以内に一度転職して会社を替わっていても、どちらにも雇用保険に加入していて、合計12か月以上あれば失業保険を受給することが出来ます。

    受給金額は、「基本手当日額」×「給付日数」で算出され、受給日数は退職理由や年齢で決まります。

    退職理由は、自己都合での退職より、会社都合(倒産や解雇など)で退職された方が、給付日数に優遇措置(受給日数が多い)があります。

    会社を辞める時、「雇用保険被保険者離職票-2(離職票2)」という書類に署名や捺印を行います。

    この離職票には退職理由や賃金情報が掲載されていますが、間違いがないかどうかしっかり確認しましょう。

    退職後、ハローワークが発行する「離職票1」と、この「離職票2」が送付されてきます。退職後10日経過しても送られてこないようであれば会社に問い合わせましょう。

    離職票が来たら、管轄のハローワークに失業給付の手続きに行きましょう。

    必要なものは「離職票1・2」「雇用保険被保険者証」(退職時に会社から受け取ります)・本人確認書類(運転免許証など)・写真・印鑑・預金通帳です。

    ハローワークでは求職の申し込みと一緒に手続きを行います。

    失業給付は離職日の翌日から1年間が受給期間。この期間を活用して次へのステップに進みたいですね。

    ⑤必要なら住まいの見直しをする

    会社を辞めると決めた場合、自分が独身で両親と同居である場合はともかく、それ以外の場合は状況により住まいの見直しが必要です。

    失業すると家計で一番大きなウエイトを占める住宅費をいかに押さえられるかで、その後のライフプランにも影響してくるからです。

    独身で一人暮らしをしているのであれば、在職中にこれまでより家賃の安いマンションかアパートに引っ越すことを検討しておきましょう。

    引っ越すときにも経費がかかりますので、計画的に行うことが理想です。引っ越すときに無駄な荷物を思い切って捨てることで家の中もスッキリしますよね。

    家やマンションを購入して住宅ローンを組むことを検討されている場合も在職中に済ませてしまいましょう。

    会社を退職すると社会的信用が薄くなり、金融機関の審査が厳しくなります。退職後の事を考えて、無理のない範囲でローンを組みましょう。

    これまで住宅ローンを会社の住宅取得融資制度を利用して組んでいた場合は要注意。退職と同時に一時的に返還する、ローンが継続できても利子が増えるといったことも起こります。

    住宅ローンの見直しは早めに金融機関に相談しましょう。

    ⑥自動車・通信費の見直しをする

    月々の固定費として負担が大きいものに自動車に関する費用、携帯電話やスマートフォン、インターネット接続などの通信費です。

    自動車はローンの他、駐車場代、ガソリン代、車検代、税金、自動車保険代等お金のかかるものです。

    退職後、自動車にどのくらい乗るのか、自動車がなくてもやっていけるのかを検討し、普通自動車から軽自動車へ乗り換え、また自動車を手放すことを検討しましょう。

    普通車から軽自動車に乗り換えると、自動車税も最低3万円ほどかかっていたものが、7,200円になります。自動車保険などもこの機会に見なおしましょう。

    また、自動車を手放して、バイクや自転車で日々の生活に困らないかを検討することも考えてみましょう。

    これまで車に乗っていたところを自転車利用することで、健康面や体力面にも良い効果が期待できるかも知れませんね。

    また携帯電話とインターネット接続のサービスを統一させることで月々の利用料が押さえられるし、複数の携帯端末を持っている人はデータ通信回線を統一させて安くすることも出来ます。

    いろいろな通信会社が多様なプランを提供しているので、各社を比較して自分のライフスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。

    ⑦会社の業務引き継ぎをしておく

    退職する日が決まったら、自分の担当する業務の引き継ぎをスムーズに行うことが必要です。退職日から逆算してスケジュールを立てるといいですね。

    まず確認しておきたいのは複数の人に引き継ぎをお願いできるのか、一人にすべての業務を引き継ぐのかという点です。

    複数の人に引き継ぐ場合は、引き継いでくれる人が共有できるような資料を作成しておくとよいでしょう。

    在職中にわからない部分は質問してもらうよう促し、知りたい部分は資料として新たに追加で作成しておきましょう。お互いの連携が取れればスムーズに引き継ぎが完了します。

    一人にすべての業務を引き継ぐ場合は注意が必要です。

    自分が担当していた業務を熟知している人が引き継ぐのは問題ないのですが、引き継ぐ方が未経験の業務の場合はなかなかうまく行きません。

    大抵の場合、辞める一か月前くらいに会社側から引き継ぎを担当する人が割り当てられる場合が多いのですが、その方のやる気やモチベーションに左右されるのです。

    場合によっては退職した後も業務に関する問い合わせがあることを想定して、確実に業務を覚えてもらえるよう配慮しましょう。

    まとめ

    仕事を辞める時にやっておきたいことをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

    ここまでの準備ができたら、後は自分の身の回りの整理や、得意先や社内へ退職の挨拶回りなど行います。

    得意先などには手土産などを持っていくことを忘れず、自分の後を引き継ぐ担当者を紹介しておきましょう。

    「立つ鳥跡を濁さず」を心がけ、気持ちよく区切りをつけたいものですね。

    トピック!

    精神的に限界で仕事を辞めたい方はこちら

    辞めて転職できるか?を知りたい方は要チェック

    やりたい仕事を簡単に見つける方法
     

    関連記事

    コメント

    • トラックバックは利用できません。

    • コメント (0)

    1. この記事へのコメントはありません。

    1. c66bfa73069acb6c4410f87c29d0aabe_s

      仕事を辞めたいと悩んだときに真っ先にやるべきこと

      精神的に限界で仕事を辞めたい・・・。転職しようかな・・・。 このように悩むときってあり…

    ピックアップ記事!

    1. af8316449bdf1e3972c4879cebca42c4_s
      現在、転職市場において第二新卒の需要が非常に高まっています。 理由は、新卒採用で予定人…
    2. 08e1511de4111682f10494099b9812cf_s
      会社勤めをしていて、さまざまな事情から転職を余儀なくされることはありますね。 その時、…
    3. 会社勤めをしていると、様々な事情から、転職を考えることがありますよね。その時、あなたはどのよ…
    ページ上部へ戻る