しばらく仕事から遠ざかっていて、再就職を考えた時、
パートから始めてみるという女性って多いですよね。

しかし、採用された仕事が自分に合ってなくて「辞めたい」と思ったり、職場の人間関係が辛くて「辞めたい」と思ったり、働く前に想像していたのと違った展開になることもよくあります。

そこで、「辞めたい」と思う理由を5つピックアップして、
その後をどう対処するかをまとめてみました。

①仕事が出来ない、合わない

しばらく専業主婦として暮らしていたら、気づかない間に自分のスケジュールや、
自分のペース中心で普段の生活をしているものです。

たとえば、スーパーで品出しのパートを始めたら、作業のスピードに追い付けずに、自分に仕事が向いていないのではと悩んでしまうなど、ちょっとしたきっかけで「仕事を辞めたい」と思ってしまいます。

でも振り返ってみてください。

初めての職場で、自分なりに仕事を覚える工夫などしてみましたか？

最初は職場の方も慣れないせいでミスすることは想定の範囲内。
そのミスを自分から無くそうとするあなたの行動を見ているのです。

分からないことは聞いて必ず確認する、
覚えることはメモを取るなど、自分で出来る工夫をしてみましょう。

②人間関係がつらい

パートで働き始めたのはいいけれど、職場の同僚や上司などに目をつけられ、
いつも辛くあたられてしまう・・・。

このような経験をされている方も多いのではないでしょうか。

仕事ができない悩みは、時間をかけて経験を積むことで解決することが多いのですが、人間関係の悩みは解決が難しいものですよね。

職場の方や、外部の方に相談するにも、
感情的になっていると話しているうちに訳がわからなくなってしまいます。

では、人に相談する前に、どんな準備をしておくとよいのでしょうか。

1. あなたにとって悩みの種になっている人はどんな人か
2. あなたにとってどんな出来事があって辛いのか

この2点をノートなどに書き出していただくと、
相手のことを客観的に判断できるようになります。お試しください。

③仕事が暇だ

以前はいろいろとやることのあった事務職ですが、今ではパソコンとインターネットの普及で、専門職や営業職の人が直接事務処理をするようになりました。

今の事務職はより専門的な仕事か、単純作業の二極化になってきています。

パートで事務職に就いたものの、実際には1時間ほどの入力の仕事しかなく、
他の社員の方の仕事を手伝える訳でもなく、だらだらと一日が終わってしまい、
やがて職場に居づらくなるといった事も起こってきています。

この場合、時間があることを利用して自分からアクションを起こしていくことがポイントです。

職場の方とコミュニケーションをとりながら、自分にできそうなことを探し、取り組んでいく。

空いた時間を利用して、次へのアクションを起こすための準備をする。

自分がやるべきことが見つかると、時間を持て余すこともなくなると思いますよ。

④家族の事情で通えなくなった

パートを始めて、仕事にも慣れてきて、職場の方とも仲良くなり、
やりがいを持てるようになってきた。

そんな時に、家族の入院であったり、ご主人の転勤に伴って遠くへ引っ越しすることになったなど、「家庭の事情」で辞めざるを得ない時もありますよね。

こういう時は、職場の上司に「家庭の事情で退職する」ことを伝えることです。
退職予定日の2週間前には伝えるようにしましょう。

サービス業などで上司に伝えにくい場合は、
退職届を職場の人事や管理部門に送付していただいても大丈夫です。

「家庭の事情」を根ほり葉ほり聞いてくる人もいますが、聞かれた場合はサラッと受け流していただき、職場への感謝の言葉で締めると話を終えることができますよ。

⑤他にやりたいことができた

たとえば、資格取得のために学校に通うことになったとか、試験までは勉強に集中したいといった「前向き」理由は、ハッキリ話した方が穏便に仕事を辞めることができます。

気をつけておきたいのは、あくまでも「他にやりたいこと」を実現させるという理由で辞めてください。

人間関係や仕事が嫌で辞めたいのに、他にやりたいことがあって辞めますといった場合、後々職場の人と別の機会で出会ったときなどに思わぬきっかけで本当に辞めた理由を知られる可能性があります。

気をつけましょう。

まとめ

パートを辞めたいと思っていると、一日でも早く区切りをつけたいと思いがちですが、どんな形であれお世話になった職場であることには変わりありません。

スムーズに退職するためには感謝の気持ちを忘れずに、
お互いが納得するような形になるように気をつけましょうね。