職場の人間関係に疲れて仕事を辞めたいときの対処法

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職場の人間関係に疲れて仕事を辞めたい。

誰でもこういう経験はあると思います。
実際、人間関係の疲れが退職理由になる事は多くあります。

職場は仕事が縁で繋がった人達の集まりです。自分の親類や友人など、身近にはいないタイプの人達が沢山集まっています。

人にはそれぞれ、好き嫌い、所謂「合う合わない」があります。これは、人によって性格、経験、境遇の違いがありますので、仕方のない事です。

しかし、仕事の場では、好き嫌い、合う合わないに関わらず、様々な人と関わらなくてはなりません。言い換えると、苦手な人達と仕事をするのも、仕事の一部です。

ただ、そのように頭では理解していても、割り切れずに疲れてしまうものです。そこで、人間関係に疲れたときの対処法を自分なりに身につけておく事が大切です。

特に職場で身近な存在である、上司、先輩、同期、後輩の各パターンについて考えてみましょう。

パターン①:上司

あなたにとって理想の上司とはどのような人でしょう。

頼りがいがあり、実務ができて、仕事の指示が的確で、部下思いで、話しやすくて、尊敬できる人で・・・残念ながら、それらの条件を完璧に兼ねそろえた「理想の上司」は、まず存在しません。

頼りない、実務ができない、仕事の指示がわかりにくい、嫌なことを言う、いつも不機嫌で話しにくい、尊敬できない・・・このように、理想とは逆の上司の方が多いのが実態でしょう。

それは何故か?

あなたが考える理想の上司と現実の上司とのギャップがあるからです。そのギャップが大きければ大きいほど、上司に対する不満や失望が大きくなると言えます。

不満が大きくなると、「なぜ、あの人があのポジションにいるの?」と考える事もあるでしょう。それでは何故、あなたの上司は今のポジションにいるのでしょうか?

役職者であれば、必ず誰かに評価された結果です。つまり、あなたとは違う価値観や判断基準を持っている人にとっては、あなたの上司は評価できる存在なのです。

上司に対する、あなたと他者の評価にギャップがあるという事です。

部下、上司、経営者、取引先・・・その立場によって、見方は変わります。

「なぜ、あの人があのポジションにいるの?」と思ったときには、自分自身の評価が全てではない事、角度によって人には様々な面があるという事を忘れないようにしましょう。

上司との人間関係に疲れる理由としては様々なものがありますが、最も多いのは、仕事でのやりとりに関する事でしょう。

いつも叱られてばかりで嫌になった

言い方が厳しい

なかなか仕事を評価してもらえない

無茶な指示が多くてイジメに感じる

これらの事は、上司と部下の関係では、よくある事です。逆に考えると、上司は部下に対し、厳しい言い方で叱り、なかなか評価してくれず、時にはイジメに思えるような指示を出すものです。

尚、人格を否定したり、差別的な言動は許される事ではありません。
そのような場合は、我慢しないで、別の役職者や経営層、人事などに相談すべきです。

それでは、なぜ上司はあなたに厳しいのか、その理由を考えてみましょう。

上司の役割には部下の育成・指導があります。
また、部下の行動や仕事の成果に対する責任があります。

つまり、あなたの上司は、あなたを成長させ、仕事の成果を出させるという役割を担っています。あなたの事を叱り、時には厳しい言い方をして、時には嫌われるのも、上司の仕事なのです。

誰でも人に嫌われるのは嫌なものです。

周囲の人と楽しく過ごしたい、人に好かれたい、そう思うものです。あなたの上司もプライベートでは友人や家族がいて、楽しく過ごしているでしょう。

もちろん、職場でも楽しく過ごしたいと思っているものです。あなたの上司があなたを叱る時、あなたに嫌われる時、それは仕事として取り組んでいるのです。

人を叱る時は、褒める時の何倍ものパワーを使います。そして、人を叱った後は気分的にも沈むものです。しかし、それも上司としての仕事なのです。

つまり、厳しい上司は、優しくて叱らない上司よりも、上司としての仕事をしていると言えます。上司に厳しい言い方をされた時は「ああ、これも上司の仕事なんだな」と思うようにしましょう。

それでも、上司に叱られたり、厳しい言い方をされて落ち込んだり、腹を立てたりする事があると思います。

そんな時は、逆に、「叱られるのも部下の仕事」と考えてみると、気持ちが楽になるでしょう。

パターン②:先輩

先輩とは、学校や会社などの組織に、あなたより先に入った人の事です。

先輩と後輩の関係でイメージするのは、「後輩は先輩の言う事を聞く」「先輩は後輩にとって尊敬すべき存在」。

こんな感じでしょうか。

しかし、実際には言う事を聞きたくない先輩、尊敬できない先輩もいます。

そこで人間関係の悩みが生まれますが、これは学生でも社会人でも同じです。学生時代、苦手な先輩との嫌な思い出や、気を遣った経験のひとつやふたつ、誰にでもあるでしょう。

しかし、社会人になってから経験する、職場での先輩と後輩は、更に複雑です。

あなたが会社に入った時には、あなたが新卒でも中途でも関係なく、必ず先輩がいます。もちろん、先輩は自分では選べません。その先輩との人間関係に疲れてしまう事は、十分ありえる事です。

では、学生時代の先輩と会社の先輩の違いは何でしょう。

  • 自分よりも年齢が下の先輩
  • 自分よりも役職や職位が下の先輩
  • この2つのパターンは職場ならではの関係といえます。

    自分よりも年齢が下の先輩

    これは転職した時に、よくある事です。そして、転職して間もない時期には、その人間関係に悩む事もあるでしょう。

    いくら自分より年下でも、自分よりもその職場での経験が長ければ、先輩です。それは、例えあなたの方が同じ業界や同じ職種での経験が長くても同じです。

    人は年齢と共に様々な経験を重ねていきますが、それが自分自身への自信やプライドになっている場合があります。

    そのため、ついつい、年下に対して負けたくない、舐められたくない、という気持ちを持つものです。

    それが言葉遣いや態度に現れてしまうと、年下の先輩に反感を買ってしまいます。また、その言動を見ている周囲の人達も、あなたの事を器の小さい人だと思うでしょう。

    年下の先輩よりも、あなたの方が人生経験もあり、場合によっては仕事の経験もあるのです。あなたに足りないのは、その会社での経験です。その会社の経験を積めば、あなたと後輩の差はなくなります。

    つまり、時間が経てば、その会社での経験よりも、仕事のスキルや成果で評価されます。その時点で、あなたのこれまでの人生経験や仕事の経験が生かされるでしょう。

    転職した当初は、あくまでも自分は新人であり、年齢に関わらず、先輩に学ぶ姿勢が大切です。その謙虚な姿勢を持てば、年下の先輩とも上手く付き合えるでしょう。

    自分よりも役職、職位が下の先輩

    これも職場ではよくある事です。

    先輩よりも先に役職や職位が上がる場合や、経験や実績を買われて役職付きで入社する場合などです。

    この場合は、まずは自分自身の役職や職位のあるべき姿、果たすべき役割や責任を全うする事が大切です。役職や職位は、経験や年齢ではなく、あなたの仕事のスキルや管理能力によって与えられています。

    そこで注意すべきなのは、言葉遣いや態度です。年齢や経験に関わらず、相手に敬意を払い、もしくは自分と同等の目線で話をしましょう。

    その会社で一緒に働かなければ、その人間関係に役職や職位は関係ありません。つまり、職場では年齢に関わらず、それぞれがそれぞれの仕事上の役割を担っているだけなのです。

    周囲への心配りを忘れずに、その役割に対して一生懸命に取り組めば、きっと先輩もあなたを応援してくれるでしょう。

    パターン③:同期

    新しい職場でのスタートは緊張や不安がつきものです。そこで一緒に入社する仲間、同期の存在は心強いものです。

    同期の社員は、入社研修や社内の行事など、新入社員として一緒に行動する場面が多くあります。それだけに、お互いに悩みを打ち明けたり、励ましあったりして、かけがえの無い存在になる場合も多くあります。

    しかし、逆にその人間関係に疲れてしまう場合もあります。

  • 周囲に比べられる
  • お互いを意識してしまう
  • 過度な競争心、劣等感
  • 同じスタートを切ると、仲間意識が芽生えるのと同時に、お互いが比較対象になります。特に同じ部署や職種の場合、周囲にも比較されやすいでしょう。

    入社時は差が無くても、実務を覚えて担当を持ち、仕事の範囲が広くなるにつれて、差が出てきます。顕著に現れるのは、人事評価で役職等に差が付いた時でしょう。

    同期が先に昇進・昇格した時には、誰でも劣等感を味わうものです。同期との競争心がプラスに作用すると、お互いのスキルが伸びていきます。

    しかし、過度な競争心を持ってしまうと、負けた時に劣等感も大きくなります。

    その劣等感により、気分が落ち込んだり、自分に自信が持てなくなったり、仕事への意欲を無くす事もあるでしょう。

    さらに、自分よりも先を進む同期に対して、妬む、足を引っ張るなどの行動に現れると、ますます前向きになれず、負のスパイラルに陥ります。

    そして、精神的にも疲弊し、競争心どころか、その環境から逃げたくなり、仕事を辞めたくなる場合もあります。

    そんな時には気持ちを切り替えましょう。そもそも、同期は、たまたま同じ時期に、同じ会社に入っただけの事です。

    人はそれぞれ性格や生き方が違います。人にはそれぞれ得意、不得意があります。人によって、すぐに環境に適応できる人もいれば、時間がかかる人もいます。

    会社での仕事は短距離走ではなく、長距離走です。大切なのは、キャリアを重ねながら成長する事、なりたい自分になる事、そして、目標を達成する事です。

    同期との比較や競争に気持ちが囚われてしまった時には、まず、自分自身の目標についてじっくり考えてみましょう。

    数年後の自分の姿、役職、業務のスキル、職場での存在など、どのような自分になりたいのかを考えてみましょう。

    自分自身の将来を真剣に考えれば考えるほど、同期の姿は関係なくなるでしょう。

    パターン④:後輩

    後輩とは、学校や会社などの組織で、あなたより後に入った人の事です。

    先輩と後輩の関係でイメージするのは、

  • 後輩は先輩の言う事を聞く
  • 先輩は後輩にとって尊敬すべき存在
  • お気づきだと思いますが、これは「パターン②:先輩」と同じです。

    つまり、あなたが会社に入った時、あなたには先輩がいました。そして、あなたは入社後、その先輩との人間関係を築いてきました。

    入社当初は気を遣い、人間関係に悩み、苦しんだ事もあったことでしょう。今、あなたの後輩もあなたと同じ経験をしているのです。

    後輩との人間関係の悩みは様々です。

    言う事を聞いてくれない。慕われない。尊敬されない。期待通りに育ってくれない。

    その他にもいろいろあるでしょう。

    後輩との人間関係での悩み、トラブルでは、先輩としての自尊心やプライドを傷つけられた事が原因になる場合が多いです。

    そんな時には、自分自身の新人時代を思い出しましょう。後輩には先輩であるあなたに対して、素直になれない原因や悩みがあるかもしれません。

    仕事だけでなく、人生の先輩として気持ちに余裕を持ち、なぜ後輩がそのような言動になるのかを考えてみましょう。

    そして、後輩からの尊敬は仕事ぶりで得られるという事に気づきましょう。尊敬されたいと思う前に、自分自身の仕事を全うする事です。仕事での尊敬は仕事からしか得られません。

    仕事の成果を出すこと、個人の、会社の目標に向かって一生懸命に取り組む姿勢、日頃の勤務態度など、その姿を見せることが大切です。

    そして、後輩との人間関係に悩んだときには、自分自身に問いかけてましょう。

    あなたは先輩と良好な人間関係ですか?

    あなたが先輩に対して不満を抱いていたり、先輩との人間関係で悩みがあるのなら、また、そのような経験があるのなら、同じ事をあなたの後輩もあなたに感じている可能性があります。

    つまり、あなたが後輩との人間関係に悩んでいるのなら、現在、又は過去のあなたと先輩の関係に、その解決のヒントはあります。

    まとめ

    今回取り上げた、上司、先輩、同期、後輩、それぞれのパターンに共通する人間関係の悩みとして、性格や人間性に関する事があります。

  • 性格が合わない
  • 人間的に好きになれない
  • 生理的に受け付けない
  • 嫌悪感がある
  • 嫌味な言い方をする、そう感じてしまう
  • などなど、年代や経験、役職等に関わらず、こんな人に遭遇する事があるでしょう。要するに、自分の性格や好み、波長に合わない人です。

    このような人は、今の職場だけでなく、新しい職場にも必ずいるでしょう。

    そのため、できるだけ近づかない、深入りしない、仕事以外の付き合いを避けるなど、正面から付き合わない、逃げる事も大切です。

    職場の人間関係での悩みはその深刻度も様々です。イジメを受けたり、仕事にも精神的にも支障が出るような状態であれば、仕事を辞めた方が良い場合もあります。

    しかし、そこまで深刻でなければ、苦手な人達と上手く付き合う事も仕事だと割り切ってみましょう。

    職場の人間関係では、割り切って付き合う事は決して悪い事ではありません。それは自分自身を守る事であり、あなたが仕事を全うする為に必要な事です。

    あなたは仕事をする為に、その職場にいます。職場の人間関係に疲れた時は、その事をもう一度思い出してみましょう。

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