臨床開発モニター(CRA)を辞めたいあなたへの5つのアドバイス

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臨床開発の仕事は、一見華やかそうでやり甲斐があるように思えます。新薬を作るので社会貢献には抜群の仕事なのは事実です。

しかし、この仕事は人間関係も複雑で出張も多く、やることが多岐にわたるため過酷であるのは間違いありません。あなたもこのようなことに直面しているのではないでしょうか?

そういったことから転職率が高いのもこの仕事の特徴かもしれません。

私も7年間臨床開発のモニターをしておりました。現在は他業種で全く違う仕事をしております。この7年間の経験から臨床開発モニターを辞めたいとお考えのあなたにアドバイス致します。

少しでも参考になれば幸いですし、あなたのキャリアに少しでも貢献できれば幸いです。

①SMOや病院関係者と良いつながりを築く

まず第一に、モニターは複数の医療機関を担当します。

担当するプロトコール数や企業にもよるかと思いますが、大体1プロトコールにつき4施設ほど担当するのではないでしょうか。

そうなると、SMOや病院関係者とのコミュニケーションは重要になってきます。あなたもご存じの通り、社内の人間より病院側との連絡の取り合いなどが特に立ち上げ時には多いからです。

私の持論ですが、最初の訪問で勝負が決まると思います。相手側もどんなモニターが担当するのか不安です。

そこで、訪問前の準備をできる限りすることが重要です。病院関係者から頼れるモニターだなと思われたら、仕事は順調に進み出します。

そこから徐々に二者の距離が狭まりますから、お互いの信頼関係がしっかりと築かれます。ここで私があなたにお伝えしたいのは、病院側を味方につけることなんです。

上司やクライアントは、絶対に無理を指示してきます。

私も経験がありますが、医療機関側が嫌がるような無茶なお願いをモニターにさせようとします。当然業務命令ですのでモニターはそれに従って医療機関側に依頼しますが、
当然、医療機関側は拒否してきます。

そこで重要なのがそれまでどれくらいの信頼関係を築いてきたかということになります。よい信頼関係があれば、少々も無茶も許してくれるのです。

そうなればあなたの仕事も進みますし、ストレスも軽減されます。

②医師への面会は直球で勝負しない

次にモニターに絶対避けれないのが医師との面会です。

医師にもいろいろな人がいます。優しい人、怖い人、何を話しているか分からない人、とにかく性格がばらばらです。

医師面会を嫌がるモニターは多いのもこのためです。ではどうすればよいか?

医師特に責任医師への面会の際は、直球で質問をせず、確認するような質問の仕方をお勧めします。例えば「これは何の病気ですか?組み入れには問題ないのですか?」

これでは、医師を怒らせて終了です。

そうではなく、「これは○○という疾患で間違いないでしょうか?」「組み入れには問題ないとの見解で間違いないでしょうか?」など、少し言い方を変えただけで全く違います。

どんな怒りっぽい医師でも怒らないはずです。

③モニタリングレポートは、あらかじめ作成しておく

モニターで一番しんどいのがモニタリング報告書の作成です。

施設や症例が多ければ多いほどレポートの数は増えます。このレポートがしんどくて残業することも多いのではないでしょうか?

ならば、訪問前に、ある程度作成しておけば、訪問後例えばSDV後のモニタリング報告書の作成が楽になります。

一から作成せずにすみますから、ストレスは軽減されます。ただでさえ業務量が多い仕事ですので、下準備はとても重要といえます。

報告書提出率は、給与やボーナス、昇進にも影響がでますから、ストレスを感じないわけがありません。また訂正があれば、さらに訂正する報告書プラス新規報告書を作成しなくてはならないため、雪だるま式に業務量が増えていきます。

あなたもモニタリング報告書がなければ楽なのにと思っているのではないでしょうか?

かつて私もそうでした。修正が多いため、報告書業務でいっぱいいっぱいになってしまった過去があります。

出張準備もありますから、炎上しながら仕事をしていたと記憶しております。

④直ぐに上司に報告をする

あなたの上司がおそらくプロジェクトリーダーだと思いますが、どのような上司かはわかりませんが、何かあればすぐに上司に報告するようにしてください。

私も同僚や先輩がいろいろな不祥事を起こしておりましたが、ほとんどが事前に上司に
相談も報告もせず、問題が発覚した時は、既に遅しで、社長クラスが謝罪に行ったこともありました。

私はこのようなことがないように、常に小さなことでも相談、報告していました。本当に小さなことでも良いと思います。

ここで上司とのコミュニケーションがとれますし、信頼関係も築けます。私の場合、とある施設に謝罪に行かなくてはならない時に、そのシュミレーションをしてくれました。

私は、事前に、その責任医師の特徴と性格を伝えていたので、上司が医師役をかって出てくれました。

私が起こした問題ではないですが、このように言われたらこのように言いなさい等、いろいろとアドバイスを頂きました。

⑤達成感は大きい

最後になりますが、他業種に移った私からすると、やはりモニターのやり甲斐は大きいです。

契約症例数を満了にした時や、FPIを達成した時は、とてもうれしい気持ちになりました。確かにどのような仕事も達成感はあると思いますが、社会への貢献度はかなり大きいと私は思います。

また、きつことばかりではありません。例えば、モニターは出張が多いです。中には北は北海道、南は沖縄を担当する人もいます。

宿泊してご当地グルメを堪能する人もいます。あなたももしかしたらそうではないでしょうか?

私の今の仕事は出張がほとんどありませんから、ほとんどオフィスにてパソコンを打っているだけです。やはり身体はなまりますし、たまには違う空気を吸いたい時もあります。

モニター時代なら嫌でも出張してましたら、そんなことを考えた事もありませんでした。また給与面をみても、モニターの給与は他業種に比べると高いです。

特に、モニターが不足している企業からすればある程度経験を積んだモニターはのどから手が出るほど欲しい存在です。

このキャリアを無駄にするのはもったいない気がします。

まとめ

最後に、臨床開発の仕事は、頭も、心も、体力も使う仕事です。人間関係も複雑ですし、鬱病や病気になり休職する人が多い業種でもあります。

事実、私も業務量が多くなり、抱え混みすぎて休職した時期もありました。そのため、本当に身体が壊れそうなら休むことも選択肢の1つだと思います。

今は臨床開発はメーカーだけでなくCROの企業が多くなっています。

もし、どうしても臨床開発モニターを辞めたいと思うのであれば、転職することも視野に入れてみてはどうでしょうか?

私も当時、CRAの転職支援に強い大手人材紹介会社DODAの転職エージェントサービスを利用して、CRA専門のキャリアアドバイザーに相談しつつ、色んな可能性を模索しました。

結果、転職もして私は合計3社でモニターとして勤務してきましたが、全く違う雰囲気であり、社風も違いました。

同業でも本当に企業によって全く違いますよ。

辞めるのはいつでも出来ますので、いろいろ選択枠を探してみてはいかがでしょうか。

とりあえず、DODAエージェントサービスを利用してみる

実際、転職を考えていなくても無料で相談にのってくれるので、とりあえず相談してみるといいでしょう。

現在、私はモニターの仕事から離れていますが、私のように一度辞めて、またモニターに復帰しようと思っても困難です。

日々治験業界は変化しますし、GCPも改訂されていきます。

一度この業界から出ると戻るのは難しいなと実感させられます。

まだ少しでも未練があるのであれば辞めるのは保留するべきだと私が考えております。本当にダメだと思った時に辞めても遅くはないと思います。

 

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