小学校教師の悩み3つとその解決策

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小学校教師と言えば、「かわいい児童の世話をしてお金がもらえる楽な仕事」と世間には思われがち。

実際、「小学校教師です」と言えば、「いい仕事ですねえ!」と返ってくるのが普通です。だからこそ小学校教師は、なかなか周りに悩みを解ってもらえず辛い思いをすることも。

ここでは、小学校教師が抱えがちな悩みとその対処策を3項目、見ていきましょう。

①児童自身の問題や学力が伸びないことを教師のせいにされる

これが一番ありがちなのではないでしょうか。小学校教師の悩みは、教えている児童そのものより親にあることが多いのです。

核家族化が進んで、世間の親は、育児の一部始終を目撃してアドバイスしてくれる「おじいちゃん、おばあちゃん」がいない状態。

これでは「自分が絶対正しい」と思いがちな親が多いのも当然です。また、「どこまでが教師の仕事か」の認識も親によってまちまち。

例えば、子どもが最後まで給食を食べるように躾けるのは「教師の仕事ですよね。お金もらっているんでしょう。」という親から「家で食べるように躾けますから、学校では無理させないでください。」という親までいて、「どうすれと言うんだ!」と葛藤する教師も。

また、「自分の子にはスゴイ才能がある。」と思い込んでいる親も問題。

親としては家でも勉強を教え、塾にも行かせ・・・と様々な努力をしているのに、「優秀なはずの自分の子どもが一番でない」ことが信じられないわけですが、教師としては「あなたの子、別に天才じゃありませんよ。」と言いたいところでしょう。

こういった親に対しては、教師がいかに熱心でもそれが親まで伝わらなければ意味がないと言えるでしょう。

その児童が何か問題を起こした時に自分のせいにされないように、「教師はこれだけ頑張っている」ということを、うるさいぐらい報告することをお勧めします。

例えば、こまめに親に電話をして「○×くん、今日は嫌いだったニンジンを一かけら食べました。お家ではどうですか?」「今日は宿題全部やってきましたが、字をもうすこし丁寧に書くとなお良いですね。」などと、進捗をいちいち報告することです。

そのうち「うるさいなー」と思われて親が電話に出なくなったら、こちらの勝ちです。ポイントは、「進捗報告+次のステップを示すこと」です。「ここまでできるようになったので、次はこうしたいですね。」というポジティブさを心がけましょう。

「ポジティブなこと何もない・・・」という日も、モノは言いよう。「○×さん、今日は疲れていたようで、教室で居眠りしていました。ゆっくり休んで明日は元気で登校できるといいですね。」などなど。

言うべきことを簡単にメモって「大丈夫、ポジティブだ。」と判断してから電話すると良いでしょう。「話すのもイヤな親なんだけど・・・」と思っていても、例えばカレンダーに「○×家へ電話」とメモするなど「予定」として取り入れてしまえば、その日まで色々悩むこともなくなるのが不思議です。

どんな仕事にもイヤなことはつきもの。「この電話1本で1000円。」などと自分を励ますのも手です。

また、「お家でここまでは、してほしい」ということがあれば、「お勉強や生活態度を向上するための、助言」として箇条書きにし、何故それをお勧めするのかを明記したものを親に渡すのも良い方法です。

親の中には話したことを忘れてしまう人もいますからね。

例としては、

  • 一行日記をつけさせて、毎日チェックする
  • 字の上達、考えを言葉にするトレーニングに役立ちます。
  • お母様が毎日チェックして、励ましてあげれば喜ぶと思います

などいかがでしょうか。

②他の教師と比べられる

これは、教師にとって最もイヤなことです。

児童が「前の先生はね、こんなことしてたんだよ。」と言うぐらいなら、「そうなの、いい先生だったんだねえ。」とかわすぐらいで問題ではないかも知れません。

でも、親が「教師にアドバイスする」つもりになって、他の教師と同じことをするように要求してくる場合は、別の話です。

親が「良い」と思っている別の教師とはキャラが違い、見た目も違い、性別まで違うことも多くありますが、親はそんなことお構いなし。

これには、色々工夫して一生懸命教えている教師ほど傷つくものです。でも、「自分が正しい。」と思い込んでいる親には色々説明しようとしても無駄。

ムカついても、まずは「アドバイスをありがとうございます。試してみましょう。」と言ってさっさと立ち去ることをお勧めします。

そして「試してみましょう。」と言った手前、一度はその方法と試してみることです。うまくいけばラッキー。

やってみた結果「ダメだな、自分には合わない。」と思ったら元の方法に戻せば良いだけです。「やってみたけど、ダメだ」ということを親に報告する必要はありません。

あなたが約束したことは「試してみる」ことなので、あとは何か言われるまで放っておきましょう。

③児童が怠けモノなのに親からのプレッシャー

学校教師は生徒と毎日のように顔を合わせ、長時間を一緒に過ごすもの。「子どもの躾は親の仕事」なのは事実ですが、教師が児童に与える影響も大きいのは確か。

でも、教師は親ではありませんから、「叩く」ことはもちろん、「きつくしかる」ことまでタブーとされている風潮がありますね。

「躾は誰の仕事か」という問題で葛藤する教師も多いことでしょう。

まずは、先輩教師などのアドバイスをもらいつつ、自分の中で仕事の線引きをすることをお勧めします。そして新学年の初めに親が集まっているところでそれを「はっきり発表する」と良いでしょう。

「これは教師として責任を持ちますが、その他はご家庭の責任とさせていただきたいと思います。もちろんできる限りご協力しますが、それはあくまでもサービスだと思ってください。」というような内容を角が立たない言い方でアナウンスし、同様のことを書面にして親に配ると良いでしょう。

教師に何でも責任を押し付けられることを予防することになるはずです。それと同時に、きつくしからなくても児童の躾に協力する方法はいろいろあります。

実行されているかも知れませんが、毎回親のサインが必要になる「宿題・持ち物帳」を生徒に配って、毎回一日の終わりに「宿題」「持ち物」を発表し、クラス皆にもれなく書き写させるのは良い方法です。

「○回忘れたら、親に連絡」などとルールを作れば、忘れ物をしないよう気をつけるようになる児童も多いものです。

「教師の負担が増えそう」と思われるかも知れません。

でも、「宿題」「持ち物」発表を当番制で生徒に任せ、宿題帳の「親のサインチェック」をペアでさせるなど工夫すれば教師の負担にならないだけではなく、生徒に責任意識を持たせることにもつながります。

まとめ

「教える仕事」は「なかなか結果が出ない」のが特徴ですよね。

でも、小学生は大人の「本音」にとても敏感。あなたが本当に誠意をもって生徒と接しているなら、必ずそれは伝わっているはずです。

私が教えた中には「何でそんなにひねくれているの!?」と心底疑問に思うような児童もいましたが、その子なりに誠意は受け取っていたことが、お別れの時になって解った経験もあります。

人間を相手にする仕事は悩みがつきものですが、必ず努力は報われると信じてがんばりましょう。

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