仕事の辞め方でやってはいけない7つのパターン

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目次

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仕事を辞める。

如何なる理由があったとしても、会社を辞めるという行為は、残された人たちに対してどうしても迷惑を掛けてしまうものです。

と言いますのも、今まで自身が担当していた案件を他の人にお願いすることで、その人は新たに仕事を覚えなければなりません。

また自身が辞めることで、人手不足の状態が生まれるかもしれません。自身が営業担当者であれば、社外にも影響は及びます。

顧客は担当者が変更することで困惑するかもしれません。信頼関係の構築がまた一からスタートになるかもしれません。

このように会社を辞めるという行為は、自身の個人的な問題という一言では決して済まされないものなのです。

ゆえに、後々しこりの残るような辞め方、つまりNGな仕事の辞め方は御法度なのです。そこで今回は、NGな仕事の辞め方7パターンについて、私の元同僚の例を基にお話ししたいと思います。

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①なぜNGな仕事の辞め方をしてはいけないのか?

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①-1.社内で働く人々への悪影響

NGな会社の辞め方7つについてお話しする前に、先ずは冒頭でも少々触れましたが、“なぜNGな会社の辞め方をしてはいけないのか”についてお話していきます。

第一の理由、それは“社内で働く人々への悪影響”です。

会社を辞める時、自身は職場を去るかもしれませんが、他の人たちは当然今後もその職場で働き続けます。

今後も自身もその職場で働くのであれば、幾ら仕事で個人的にミスをしようが、個人デスクを汚そうが、それはあくまで個人の問題。

自分自身で解決・改善することが可能ですので、周囲がその処理に追われるなんてことにはならないでしょう。

そういう意味では、個人的な問題については、自身が在籍中の期間であれば、さほど周囲には迷惑は掛かりませんし、影響はないのです。

しかしもう二度とその職場に戻らないのであれば?

幾ら個人的な問題であっても、それらの処理は全て残された人たちで行わなければなりませんね。去り方一つで、その職場に悪影響を与えかねないのは、斯様な理由があるからなのです。

①-2.取引先等、社外における関係者への悪影響

第二の理由は、“取引先等、社外における関係者への悪影響”が挙げられます。

仕事を辞めることで生じる影響は何も社内だけではありません。場合によっては取引先等、社外における関係者にも及びます。

先程申し上げたように、去る身である自身には問題がなかったとしても、社内外問わず残された人たちには問題が残る可能性はゼロではありません。

これまで通り、その会社とはビジネスパートナーとしてやっていけるのか。新しい担当者はどんな人なのか。

社外における関係者は、たとえ口には出さなくとも、斯様な不安を抱えています。したがい、社内以上に慎重な行動、配慮が大切なのです。

社内における対策はばっちりであっても、社外における対策に不備があれば大変です。瞬く間に社外だけでなく、社内にまで波及する大問題と化してしまうでしょう。

社外で発生した問題に対して、その問題の火消しは社内の誰が行うのか?社内の誰が責任を取るのか?

それほどシビアな問題に繋がりかねないのです。

①-3.自分自身の将来への悪影響

第三の理由は、“自分自身の将来への悪影響”です。

その職場を去る自分自身に悪影響が及ぶ?と疑問に思われるかもしれませんが、その可能性は十分有り得ます。

例えば、退職後、同業他社に転職をした場合。業界が同じということもあり、前職での悪いうわさ等々は直ぐに転職後の会社にも伝わるものです。

実際、私は元商社時代、同業他社に転職をした元同じ職場だった人の良い噂も悪い噂も両方、顧客からよく耳にしていました。

これは別に、私がわざわざ顧客に対してそのことを頻繁に尋ねていたからではありません。顧客が自ら私に話をしてきたのです。

信じられないかもしれませんが、この手の話はそれくらい飛び交うものなのです。良い噂よりも悪い噂の方が飛び交いやすいのは想像できますよね?

“自分自身の将来への悪影響”とはまさにそれなのです。

辞めてしまうからもういいやなんて安易な考えでNGな辞め方をしてしまうと、後々思わぬところで自身の評価を下げてしまうのです。

②NGな仕事の辞め方7つ

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②-1.ある日突然辞める

“なぜNGな会社の辞め方をしてはいけないのか”についての整理が終わりましたので、いよいよ“NGな会社の辞め方7つ”について、私の元同僚の例を基にお話していきたいと思います。

先ず一つ目に挙げるものは、“ある日突然辞める”というものです。

私の元同僚は、ある日突然上司に“2ヶ月後に退職したい”旨を告げました。

“2ヶ月後”と聞くと、そこまで急ではないのでは?と感じる方もいるかもしれませんが、多忙な職場で働いている人からすればこれはかなり急な退職宣言。

2ヶ月の間に、組織体制の見直し、後任への引き継ぎ業務、関係各社への挨拶回り全てを行わなければならないからです。

特に、“後任への引き継ぎ業務”というのが最も厄介なもの。

自身が行っていた業務内容を、通常業務をする傍ら、後任に対して全て教える必要があるからです。

ちなみに彼の後任となったのが私。当時私は職場内で最も担当業務が多く、通常業務だけでいっぱいいっぱいな状態でした。

斯様な中、彼の業務を全て引き継ぐことに。2ヶ月という期間はあまりにも短く感じたものでした。ゆえに、業務時間内での引き継ぎ業務は到底不可能であった為、残業時間に引き継ぎ業務を行ったのでした。

たとえ社内規定には2ヶ月前の退職宣言はNGなんて記載がなかったにしても、残される側の立場を鑑みますと、最低でも半年前くらいには退職願を出して欲しいものです。

彼の場合、特段急いでその会社を辞める理由は無かった為、尚更そのように感じました。

彼の例から分かるように、“ある日突然辞める”という行為は、周囲に対して最も迷惑の掛かる最低なものなのです。

②-2.引き継ぎ作業をおざなりにする

二つ目は、“引き継ぎ作業をおざなりにする”です。

彼は、自ら2ヶ月後に辞める日を設定したにも関わらず、周囲、特に後任になる私に対して全くと言っていいほど気遣いがありませんでした。

私が彼の後輩であったという点もあるかもしれませんが、引き継ぎ作業を懸命には行ってくれなかったのです。

他人事。まさに斯様な表現がぴったりでした。引き継ぎ作業の時間になっても、こちらから声を掛けるまでは自ら始めようとはしない。

引き継ぎ作業に使用する資料は他人のものを転用したものばかり、且つ古い情報ばかりで全くと言っていいほどあてにならない。

ただでさえ引き継ぎ期間が2ヶ月しかないという制約があるにも関わらず、斯様なありさまだったのです。

酷いと思いませんか?

“自分は辞めるので、後のことはもう関係ない”という気持ちが、まさに彼の行動には表れていました。いくら私が彼の後輩にあたるとはいえ、斯様な対応は決して許されるものではないと思いませんか?

②-3.諸問題を解決せずに辞める(後任に投げる)

三つ目は、“諸問題を解決せずに辞める(後任に投げる)”というものです。

“立つ鳥跡を濁さず”ということわざがありますが、彼の場合は、“立つ鳥跡を濁しまくる”でした。つまり、未解決になっている幾つもの諸問題を、後任の私に全て押し付けて辞めていったのです。

しかもその諸問題は私と同僚が気付いたことで発覚したものであり、彼からの報告を受けて知ったものではなかったのです。

且つ内容は全て複雑なものばかり。そして最悪なことに、本人ですら内容を明確に把握できていない問題までありました。

彼は問題が発生した直後に、迅速に解決することをせず、ずっとそのまま放置していたようです。しかも放置期間は実に半年以上。

長期化している点から、彼自身も内容を忘れかけていました。当時の担当者が起こした諸問題なので、後任には全く無関係。

残念ながらそんなことはありません。

誰が起こそうと、その問題が解決するまでは現担当者に責任が及びます。ゆえに、諸問題を在籍中に解決しなければ、その問題に当時全く関係なかった後任の責任になるのです。

おかしな話ですよね?

彼は解決することに対して消極的であった為、彼がいる間に私が中心となりその問題に向き合いましたが、結局彼が居る間には解決ができませんでした。

彼は未解決のまま職場を去っていったのです。懸命に努力したけれども、それでも在籍中に自身で解決できなかった。そうであれば仕方がないでしょう。

しかし彼のケースは悪意に満ち溢れていたと言っても過言ではなかったのです。

②-4.仕事よりも送別会を優先する

四つ目は、“仕事よりも送別会を優先する”というものです。

私もそうでしたが、退職することが決まると周囲は送別会を企画してくれる為、何かと夜の予定は忙しくなるものです。

送別会の開始時間に間に合うようにする為にも、仕事を早めに切り上げる必要があったり、翌朝早朝出勤を行ったりするのも珍しくありません。

しかし、これはあくまできちんと会社を辞める準備ができている人だけが行っていいもの。

引き継ぎ作業も終わっていないなんて人は、“仕事よりも送別会を優先する”なんてことを軽々しく行ってはいけないのです。

彼はまさにそうでした。通常業務をしていたある日のこと。彼の担当顧客よりクレームの電話が入りました。

クレーム内容は、こちらの不備で商品の到着が間に合わない為、顧客の生産ラインがストップしてしまうとのこと。

注文していた商品に代わる代替材手配の可否等について、迅速な説明が欲しいとのことで連絡が入ったのです。

本件、よくよく整理してみると、彼が原因のようでした。彼の商品手配ミスが招いたものだったのです。また最悪なことに、本件は長期に渡る営業努力で得た新規顧客に対してのミスでした。

漸く顧客との契約まで漕ぎ着けたにもかかわらず、斯様なミスが発生してしまったのです。当然社内は大混乱。

本件に対する対処の仕方によっては、取引も停止するとのことであった為、上層部を巻き込んでの大問題となりました。

社内会議の結果、上司と後任の私とで明日の始発の新幹線に乗り、顧客の元へ本件の謝罪に行くことに。現担当者の彼はもうすぐ辞めるので、後任の私が行くことになったのです。

しかし後任の私が謝罪に行くとは言え、元々の原因は彼。当然顧客用の資料の作成や、原因等の社内報告義務は彼にもありました。

ところが斯様な地獄のような状況の中、私たちが目を離した瞬間、彼は定時きっかりに退社したのでした。

そうです、その日彼には送別会の予定があったのです。確かに主賓である以上、折角の送別会には遅刻は厳禁です。しかしこの場合は、事態が事態なだけに、のんきに送別会に行ける状態ではありませんでした。

自身が起こした問題にもかかわらず、身勝手ですよね?

彼はこの行為から、周囲から相当な怒りを買ったのは言うまでもありません。

②-5.“辞めるから別にいいや”という姿勢で仕事に臨む

五つ目は、“辞めるから別にいいやという姿勢に仕事に臨む”というものです。

これまで挙げてきた彼の行動から、これは一目瞭然ですね?

彼は、引き継ぎ業務においても、未解決な諸問題においても、急なトラブルに対しても、全てにおいて他人事でした。

“なんとかしなくては”というプレッシャーは全くなかったと言ってもいいでしょう。

何度も申し上げますが、自身はその職場を去るかもしれませんが、周囲の人たちはその職場に今後も残ります。

未解決な問題はそのまま後任に、内容も責任も全て引き継がれます。

“自分には関係ない”という一言で片づけるのは容易ではありますが、引き継ぎ業務もきちんと完了させてから辞めるのが最低限のマナーです。

仮に、傷病や家庭の事情等、やむを得ない理由で退職するのであれば、引き継ぎ業務が完了せずに辞めることになってしまっても周囲は理解できるでしょう。

しかし彼の場合は違いますね?

斯様なやむを得ない理由で辞めたわけではありませんので、周囲への配慮ゼロの身勝手な行動は絶対にNGなのです。

②-6.有給休暇の消化を平然と行う

六つ目は、“有給休暇の消化を平然と行う”というものです。

企業に入社すると、誰もが有給休暇を取得することができますね?

そして多くの人が、その与えられた有給休暇を全て消化することなく毎年を過ごしてるかと思います。私もそうでした。

日々の仕事との兼ね合いもあり、なかなか有給休暇を全て利用することは不可能だったのです。

ゆえに、私のような人たちは退職するとなると、余った有給休暇を全て消化して辞める傾向が非常に強いです(と言っても私は有給休暇の消化をせずに辞めましたが…)。

しかし斯様なパターンを取って良い人は、あくまで辞める準備をきちんと行った人のみ。引き継ぎ業務等、辞める準備が終わっていない人は、きちんと終わらせなければいけません。

どたばた状態となっていた彼は、当然、有給休暇の消化なんてもってのほかではあったのですが、平然と有給休暇を消化して辞めていきました。

しかもその取得方法が酷いの何の。前もって休む旨を連絡することもありましたが、当日になって休みの連絡をすることもしばしば。

おかしな話ですが、職場内では、“今日は会社に来るのかしら?”なんて会話も出るほど。それほど酷い状態だったのです。

上司からも注意はあったものの、上司としても、“もうすぐ退職する人にこれ以上注意をしても・・・”という気持ちもあった為、最後の方は放置状態でした。

有給休暇の取得は、従業員であれば誰もが行って良い権利。しかしその意味合いを誤解してはいけません。

当たり前ですが、周囲への迷惑、自身の業務状況との兼ね合いをきちんと考えたうえで行わなければなりません。

組織の一員として働いている以上、それは大切なマナーであり、守って当然なのです。

②-7.取引先等、社外における関係者に挨拶なしで辞める

ラストは、“取引先等、社外における関係者に挨拶なしで辞める”というものです。

こちら、細心の注意を払っているように見えても、結構漏れがあることがあります。特に担当顧客を幾つも抱えているとなると、数も膨大です。

全員に直接挨拶することができない為、メールや電話等で失礼させて貰うケースも出てくるでしょう。

大口顧客等への挨拶は漏れなく完了できても、小口の顧客へはついつい忘れてしまうなんてケースが多いのです。

彼もその一人。挨拶が漏れてしまっていた顧客がいたのです。

大ごとになりはしませんでしたが、後任の私としては少々やりづらい雰囲気になってしまったのは事実です。

顧客挨拶等、状況の整理は基本的には前任者が行うもの。後々後任が業務の中で顧客とやり取りする中で、挨拶の有無が原因で不具合が起きては困りますね?

大小関係なく、お世話になった顧客一人ひとりに対してきちんと挨拶を終えておくことが大切なのです。挨拶なしという行動は、自身が去った後のことを考えていない、NGな行動なのです。

まとめ

いかがでしたか?

このように、NGな会社の辞め方をしてはいけない理由は、社内、社外、そして自分自身の将来への悪影響があるからであり、そしてNGな会社の辞め方は7つもあるのです。

具体例として挙げた私の元職場の先輩の行動からも分かるように、NGな会社の辞め方は全て、彼自身の身勝手な行動から生まれています。

会社を辞めるという行為そのものを周囲が禁止させることはできません。会社を辞めようが、続けようがそれは個人の自由だからです。

しかしながら会社を辞めるという行為は、残された人たちにはどうしても迷惑が掛かってしまうもの。

ゆえに社内外問わず、周囲の人々に掛かる迷惑を最小限に抑えなければなりません。それが辞める人のすべき最低限のマナーであり、そして最後に行うべき立派な仕事なのです。

自身も周囲もできるだけ不快な思いをしないよう、NGな会社の辞め方だけは絶対に避けるようにしましょう。

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