会社を上手に辞める方法6つ 

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退職を決断するまでには、沢山悩んだ事でしょう。

次の就職先が決まっていても、決まっていなくても、
あなたの将来を考え、前向きに決断した事に変わりありません。

新しい道に進む事を決めたのだから、早くそちらへ向かいたい。
転職先が決まっているのなら、早くそこで働きたい。

退職を決断したら、誰でもそう思うものです。

しかし、次のステップに進む上で、今の会社を円満に退職する事は欠かせない事です。

円満に退職するためのステップは、会社にとっても有益であり、
自分自身の将来にとっても必ず役立つ貴重な経験になります。

また、退職を悩む理由の一つに、どうやって今の会社を辞めたら良いのか、わからない場合があります。そんな時には、会社を上手に辞める方法をしっかりと確認する事で、決断の一助になるでしょう。

そこで、会社を上手に辞める方法について、まとめました。

仕事を辞めたいと悩んだときに真っ先にやるべきこと

会社を円満退職する方法

①退職の意思はできるだけ早く伝える

退職を決断したのは、自分自身の将来を考えた結果です。
決断するまでには、あなたの将来や退職後のプランをいろいろと考えたと思います。

では、次にあなたに退職される会社や職場の事を考えてみましょう。

あなたには、今の会社や職場での役割があります。

たとえ自分自身では大したことは無いと思っていても、
あなたが退職する事で、誰かがその仕事を補う必要があります。

会社の規模や組織が小さければ小さいほど、その影響は大きくなります。

あなたの代わりの人を採用する場合、求人~面接~決定にはある程度の時間がかかります。
そして採用後も、仕事を覚えて活躍するまでに時間がかかります。

場合によっては、新人が仕事を覚えるまで、職場全体の役割分担を変更する必要もあるでしょう。また、新しい人を採用しない場合でも、他の人にあなたの仕事を引き継ぐためには、ある程度の時間が必要になります。

あなたが退職したあと、あなたの職場で今まで通りの仕事ができるようになるには、それなりの時間がかかります。

つまり、会社にもあなたが退職するまでの、準備期間が必要なのです。

一人でも急に退職されると、職場が混乱し、沢山の人に迷惑がかかります。

例えあなたがその会社で成果を残していても、人間関係が上手くいっていても、
現場が混乱する事で、あなたに対する目も厳しくなるでしょう。

できるだけ早く退職の意思を伝える事で、会社は早く準備ができます。
それが結果的に、あなたを快く送り出せる事に繋がるのです。

また、会社の就業規程には退職の通知期限が決められている場合があります。
最低限、その期限を守らなければなりません。

退職を考え始めたら、まずは会社のルールを確認しておきましょう。

②まず上司に報告する

会社を上手に辞めるためには、最初の意思表示が大切です。

退職の意思を伝えるのは、とても緊張する事ですし、もしも引き止められたらどう切り返すべきか、など、何かと不安になるものです。しかし、そこから逃げてはいけません。

会社を上手に辞めるためのステップは、ここからスタートするのです。
ここ躓いたら、会社を上手に辞める事は難しくなるでしょう。

退職の意思表示は、まず上司に報告するところからです。

あなたの上司には、部下であるあなたの退職を決裁、またはその上司へ報告する責任があります。あなたの退職について、あなたから直接聞く前に、周りから伝わったときの上司の気持ちを考えてみましょう。

あなたに対する信頼感や好感度は失われ、大きな失望と、寂しさを味わうでしょう。

会社を上手に辞めるためには、上司の理解と協力が欠かせません。

まず上司に、退職の理由や自分の考え、退職を決断するまでの状況をできるだけ理解してもらえるように、丁寧に報告しましょう。

たとえ、退職の理由が上司に対する不満であったり、上司とうまが合わない場合でも、抑えなければなりません。会社を上手く辞めるためには必要な事だと、自分に言い聞かせましょう。

また、上司への報告は、直接、口頭で行います。

忙しい時間帯は避け、じっくりと話ができるタイミングで報告しましょう。
いくら言い難い、都合が合わないなどの事情があっても、メールや電話で行ってはいけません。

大切な報告こそ、正々堂々と向き合う姿勢が大切です。

上司に報告後、職場に伝える事になりますが、あなたの後任や、仕事の引継ぎに関する事が決まっていない段階で伝えると、職場に不安や動揺を与える事になります。

特に退職のニュースは、職場内に早く広がるものです。
職場に伝えるタイミングも、上司に相談すると良いでしょう。

③退職日の決定と退職願の提出 会社の都合と自分の都合

上司に退職の意思を伝えたら、次に具体的な退職日を決めます。
これも、上司と相談する事になります。

退職日を決めるためには、まず、現在進行中の仕事の状況や、繁忙期、会社や組織に影響する予定、行事など、会社の都合を確認します。

それに対し、すでに転職先が決まっている場合は、その入社日、それ以外でも、退職後に予定している自分の都合があります。

この会社の都合と自分の都合を調整し、退職日を決定します。

しかし、会社の都合と自分の都合の折り合いがつかなかった場合は、
最終的には自分の都合を優先させましょう。

これは、会社の都合を優先させた場合、退職日が大幅に遅れるなど、退職後の予定が狂ってしまう、それにより退職の目的に影響する場合があるからです。

場合によっては、上司や会社が、退職日を曖昧にして引き止める、
時間をかけて心変わりを期待することもありえます。

退職は自分自身の将来のために決断した事です。
流されそうになった時には、強い意志を見せる事も必要です。

退職日が決まったら、退職願を提出します。
退職願は会社に対する正式な退職の意思表示です。

退職願が受理される事で、ようやく退職が会社に認められる事になります。

退職願は、会社に所定の書式がある場合は、それを使用します。
所定の書式が無い場合は、白無地の便箋に直筆で書きます。

形式的な文書ですので、一般的な内容で良いです。

退職願に記入する退職理由は、「一身上の都合」が良いでしょう。

上司や職場に不満がある、心情的に面白くない場合は、何か言ってやろうという気持ちになるものです。それを表明した場合、あなたの上司は対応に苦慮し、あなたの退職に対して、必ず禍根を残す事になります。

何より、会社を上手く辞める事を最優先に考えましょう。

退職願は、退職の報告と同様に、上司に直接手渡しします。ここから、あなたの退職に向けて、あなた自身とあなたの職場における具体的な準備が始まります

④仕事の引き継ぎは完璧を目指そう

会社を上手く辞める上で、もっとも大切なのは仕事の引き継ぎと言えます。
あなたが退職した後、誰かがあなたの仕事を引き継ぐ事になります。

上司や職場の人たちが、あなたの退職を知って、まず心配になるのが、
あなたが退職する事による仕事の混乱です。

後の人の事を考えない、いいかげんな姿勢では、いくらそれまで周囲と良好な関係を築いていても、あなたに対する評価は一気に下がります。

この「仕事の引き継ぎ」によって、会社を上手く辞める事ができるかが決まります。

仕事の引き継ぎ期間は、あなたも、仕事を引き継ぐ側も、通常業務を行いながら引き継ぐ為、慌ただしくなります。引き継ぎのスケジュールをしっかりと立てて、計画的に取り組みましょう。

あなたが現在進めている仕事、関わっている仕事は、可能な限り、退職までに終わらせます。
終わらない場合は、確実に引き継ぎ、仕事が上手くいくように最大限の配慮をします。

決して、途中になっている仕事を放置してはいけません。
もし引き継ぐ相手が決まっていない場合は、あなたが推薦しても良いでしょう。

仕事の手順については、その全てを後任に直接伝えきれない場合があります。
頭で解っていても、実際の仕事を経験しなければ、身につかない事もあります。

あなたが退職した後に、仕事の手順を確認したくなる事も多いはずです。

そのため、仕事の手順や注意事項は、マニュアルや手順書、メモなど、書面で残しておきます。その内容は、できるだけ詳しく、後の人が困らないように、引き継ぐ人の気持ちになって、心を込めて作成しましょう。

また、机や書庫、ロッカー、靴箱など、あなたが使用している場所はしっかりと整理整頓します。後任が入社した場合もすぐに使えるように、できるだけ清潔にします。

また、私物や不要なものを残さないように、しっかりと処分しましょう。

仕事の引き継ぎは、最終日まで漏れが無いか、しっかりと確認します。
人間は完璧に物事を行う事は不可能で、必ず、何かしら漏れがあります。

それだけに、仕事の引継ぎは完璧を目指すくらいが丁度良いのです。

⑤取引先への報告・挨拶は後の事を考えて

取引先にはあなたの会社のお客様と、仕入業者や下請け業者など、
あなたの会社がお客の立場になる先があります。

いずれにしても取引先への報告・挨拶をどのように行うかは、会社や職場の方針もあるため、まず上司に確認しましょう。

取引先への報告・挨拶の前に大切なのは、取引先と進行中の仕事を確認する事です。
あなたが退職する事で、仕事が滞る事のないよう、十分な注意が必要です。

取引先はあなた自身と取引をしているのではなく、あなたの会社と取引をしています。

あなたが退職する事で取引先に迷惑をかけてしまうと、あなたではなく、あなたの会社が信頼を失います。会社が信頼と失うと、あなたの上司や、その仕事を引き継いだ後任に多大な迷惑をかける事になります。

次に、取引先への報告・挨拶の場で気を付ける事として、
退職理由や退職後の予定をどう説明するかがあります。

取引先とのつきあいの深さ、担当者との親密さ、取引への影響などによりますので、これも事前に上司に相談しておきましょう。

また、取引先にあなたの後任を紹介する時には、引き継ぎがしっかり行われている事、後任がその仕事にふさわしい事を伝えます。

大切なのは、取引先に対して、あなたが退職しても仕事はスムーズに行われるという安心感を与えることです。

あなたが退職した後も、取引先やあなたの仕事を引き継いだ人たちが困らないように、思いやりの心を持って対応しましょう。

取引先への報告・挨拶で絶対にやってはいけない事があります。
それは、会社への不満や愚痴を言う事です。

ましてや、取引先に会社の機密情報や今後の取引に不安を与えるような情報を漏らすのは厳禁です。場合によっては、取引先の担当者が送別会を開いてくれる事もあるかもしれませんが、そんな時は気が緩んでしまうため、特に注意が必要です。

会社の悪口や愚痴を聞かされる側は、その場では楽しく話を聞いてくれるかもしれません。

しかし、心の中では、そんなあなたを軽蔑し、あなたという社員を雇ってしまった、あなたの会社を憐れむ気持ちになるものです。その事を忘れないようにしましょう。

⑥最終日までの過ごし方

退職が決まると、今の仕事に対して気持ちが入らなくなる人がいます。

どうせ辞めるからいいや。あとの人がやるからいいや。

そんな気持ちでは、仕事の引き継ぎはしっかり行えません。

それは、あなた自身よりも、あなたの上司や職場の人たちが最も心配する事でもあります。

だからこそ、退職を決めたら、今まで以上に仕事に集中し、
あなたの上司や職場の人たちを安心させなければなりません。

周囲の人たちは、今まで以上に、退職までのあなたの行動をよく見ています。
その姿勢が、その会社でのあなたの最終的な評価になります。

つまり、周囲があなたを快く送り出してくれるか否かは、
あなたの最終日までの過ごし方にかかっています。

最終日までには、仕事の引き継ぎや身の回りの整理整頓は終わっていると思います。
忘れがちなのは、退職時、退職後の手続き関係です。

退職後に再度会社に来なくても良いように、しっかりと総務に確認しておきましょう。

そして、最終日には、今までお世話になった上司や同僚、先輩、職場の人たちに感謝の気持ちを込めて挨拶しましょう。

⑦退職後も連絡を取れる体制を取ってあげる

退職後、直ちに音信不通ではちょっと冷たいですよね?

特にあなたの業務を引き継いだ方が、分からないことがあってあなたに連絡したのに電話に出ないとなると不快に思われてしまいます。

退職後も社内で陰口を言われない様に、辞めた後の連絡は極力受けて上げましょう。

相手も仕事で分からなく、教えて欲しい事があるから連絡しているだけなので、
一通り理解してしまえば電話もかかってこなくなります。

また、連絡があることで自分も必要性があったことを感じることができますし、
逆に連絡がないのも寂しいものですよ。

会社を辞める前に考えてほしいこと

①本当に辞めて正解なのかもう一度よく考える

辞めなければならなくなった場合や、他にやりたいことができた場合であれば、そのまま辞めても良いでしょう。

しかし、今の会社が嫌で・・・というようなネガティブな理由の場合は、もう一度よく考えてみましょう。

例えば、仕事ができなくて辞めたいだとか、職場の人間関係が嫌で辞めたいだとかといった場合は、その一時の感情で辞めることを決めてしまったりはしていませんか。

一時の感情で辞めてしまうと、必ず後悔することになります。そうなる前に、その気持ちが本当なのかどうかを確認する必要があります。

その方法として有効なのが、誰かに話すということです。誰かに話すと、アドバイスをもらえたり、客観的な意見をもらえたりします。

また、自分の気持ちを声に出すだけで、自分の中でも気持ちの整理がつくものです。話した結果、気持ちが少しでもすっきりしたのであれば、辞めるのはもう少し我慢して今の会社で頑張ってみてください。

話してもモヤモヤが全く消えないのであれば辞めて良いサインだと思います。その場合は辞めてしまいましょう。

そして、ネガティブな理由でない場合も、本当に辞めて正解なのかは、もう一度だけ真剣に考えるべきです。

例えば、他にやりたいことができた場合は、本当にそれがやりたいことなのか、一時の感情ではないのか、考えてみましょう。

一度長い休みをもらって、休みの間に新たなことにチャレンジしてみて選ぶという手もあります。それは、辞めなければならなくなった理由ができた時も一緒です。

例えば介護で辞めなければならない場合、もしかしたら少し休みをとって介護をしている間に状況が良くなるかもしれません。

一度辞めてしまうと復帰するのは難しいのです。辞める理由がどのような理由にせよ、辞めて正解なのか、辞めて後悔しないか、もう一度だけよく考えてみてください。

②会社を辞めた後の道を決めておく

辞めることに気持ちが定まったら、今度は辞めた後の道をはっきり決めておきましょう。どうしても辞めなければならなくなった理由がある場合、それが介護のような、働くこととは無縁の理由の場合、生活のことを考えなければなりません。

働かなくても大丈夫なほど貯金があったり、何かしらの収入源があるなら良いですが、そうでなければ、在宅の仕事をするなり、週に一度でも働ける仕事をしたりしなければなりません。

その場合、会社を辞める前に、しっかりと働き口を見つけておきましょう。また、今の会社が嫌で辞める場合も同じです。

辞めてから仕事を探せば良い・・・と思っていたら、後で痛い目にあいます。転職活動はあなたが思っている以上に狭き門だと思います。

私は今の会社を辞めて転職をしようと思っていますが、転職活動を始めて既に4ヶ月が経ってしまいました。転職はタイミングです。

早めに始めてそのタイミングを待つしかないのです。そして、他にやりたいことがあって辞める場合も同じことが言えます。

どのような理由であれ、辞めた後の生活や収入源がはっきりした状態になってから退職を願い出ましょう。特に転職する場合は、今すぐにでも転職活動を始めないと、いつ決まるかわかりませんよ。

会社を辞める時にやっておきたいこと6つ

最後に、会社を辞めるときにやっておきたいこと、知っておいて欲しいことをお伝えしておきます。

①クレジットカードを作っておく

会社を退職して無職になってからクレジットカードを作成したいと思っても、収入源がないと審査に通りません。

安定収入あってこそクレジットカードが作れると思ってもらってもいいでしょう。

退職後、個人事業主として開業を考えている時に新たに屋号のクレジットカードを作りたい、と思っても作れないということです。

クレジットカードを新規に作成する場合、少なくとも退職日の2週間以上前に手続きをしましょう。

カード会社は申請した本人が在職中かどうかを電話で確認します。これが申請後2週間以内に行われることが多いのです。この確認では雇用形態は問われません。

ただ一度に他社のクレジットカードを作成しようとすると多重債務者と判断される可能性があり、審査に通りにくくなりますのでご注意ください。

またすでにクレジットカードをお持ちである場合、現在の雇用状況をカード会社に申告する必要があります。

失業したらすぐカードが使えなくなるかと言えば、これまでの履歴で延滞がなければ大抵の場合は大丈夫と言われています。

しかし、無職期間が延びると利用停止になる場合や、次の更新時に新しいカードが届かないことも考えられます

転職して、新しい仕事でやっていけると思ったら、すみやかに申告しましょう。また個人事業主として開業した場合も申告しておきましょう。

派遣社員として働く場合は、勤務先を派遣元に変更しておきましょう。

無職であってもカードを持っていたい場合は、デビッドカードを検討してみてはいかがでしょうか。

デビッドカードの場合は即時引き落としとなり、分割払いやリボ払いには対応していませんが、いざという時手持ちのお金が足りないけれど口座にはある場合に便利です。

②医療保険の準備をしておく

会社を退職する際に皆さん気にされるのが雇用保険についてですよね。失業手当の給付がいつの時期から始まるかで、次の就職や職業訓練の受講などを考える方も多いのです。

しかし、急な病気や事故などの時にないと困るのが「健康保険」。いつ、何事が起きてもあわてないように準備しておきましょう。

健康保険は、医療費の負担を3割と軽減してくれたり、1か月に多額の医療費を支払った場合に「高額医療費」が支給されたりなど、いざという時に金額の負担を軽くしてくれる仕組みです。

在職中は会社の健康保険に加入していますが、退職するとたちまち健康保険の被保険者ではなくなります。

健康保険に加入していないと医療費が全額負担になり、思わぬ出費にいろいろな計画もずれてきますよね。ですからブランクなく健康保険を継続する手続きをする必要があります。

退職後の健康保険の継続は2通りあります。

国民健康保険に加入する

「国民健康保険」は市町村が運営している地域保健です。自営業の方や退職者の方が加入しています。

保険料も市町村でそれぞれ違います。保険料は前年の所得や保有財産をもとに計算されるので、固定資産税を払っている人は高くなる可能性があります。

まずは所轄の国民健康保険の取り扱い窓口で自分の保険料を聞いてみましょう。

任意継続被保険者になる

「任意継続被保険者」は、それまで加入していた会社の健康保険に継続して加入するものです。

在職中に加入していた健康保険に2年間継続して加入することが出来ます。ただし退職日前日まで2か月以上の被保険者期間がないと任意継続することはできません。

在職中は労使折半で保険料の負担は半分でしたが、任意継続した場合は全額負担となります。

ただしこれには上限額が設定されていますので、退職前に会社に問い合わせておくとよいでしょう。任意継続として健康保険に加入する場合は、退職後20日以内に健康保険組合窓口で手続きしましょう。

保険料の納付が1日でも遅れると資格喪失するので注意しましょう。

③税金関係の手続きをしておく

会社に在籍していると、自動的に給料から天引きされていた税金。しかし退職すると自分で計算して自分で確定申告して税金を払わねばなりません。

詳しくいえば、会社にいる間は源泉徴収として所得税と住民税が支払われています。それを退職したら二つの税金を自分で払うことになります。

注意したいのは所得税が「前払い」であるのに対し、住民税は「後払い」であることです。

所得税は1年間の総収入に対してかかる税金で、会社に勤めていると1月1日~12月31日までの間の想定収入額から算出した金額を納めています。

もし期間途中で退職し、そのまま年末まで収入がない状態であれば、支払い過ぎた税金を取り戻すため、確定申告をしなくてはなりません。

再就職した場合は、新しい会社で年末調整を行うことが出来ます。つまりあらかじめ予想された税額を毎月積み立てているようなイメージで支払っているのですね。

住民税は1年間の総収入かかる税額を翌年6月から1年かけて後払いで支払います。

所得税の場合はその年支払う税金を予測し、支払い時期まで多めに積み立てて支払うシステムで、1年かけて税金分のお金を貯めているイメージで負担も少ないのですが、住民税はすでに決まっている税金を翌年6月以降にまとめて支払うので、年度末に退職した場合、税金を払えるお金を用意しておかないとたちまち滞納することとなります。

会社を辞める時には、自分の住民税の金額と、税金分の貯蓄(支払い月に滞納しないように)を準備しておく必要があります。

④失業給付の手続き準備をしておく

会社を辞めるとたちまち収入を得ることが出来なくなりますよね。そこでこれまで会社で加入していた雇用保険から失業給付を受け取れるよう手続きする必要があります。

いわゆる「失業給付」は、正式な呼び方を「雇用保険の基本手当」といいます。

次の仕事が見つかるまでの期間、条件に応じた額が一定期間受給できるというもので、この手当があるから就職活動なども安心して行えるとも言えます。

ただ、この手当の受給額は、退職理由・雇用保険加入期間・年齢によって、受給額や受給期間が変わってきます。

会社を辞める前に自分がいつから、どのくらいの期間、いくら受給できるのか調べておきましょう。

「雇用保険の基本手当」の受給資格は、

  • いつでも働くことが出来るが、やむを得ず失業している状態であること
  • 離職日以前、過去2年間の内、被保険者期間が通算12か月以上あること
  • の2つを満たしている必要があります。

    2つ目の条件は、たとえば2年以内に一度転職して会社を替わっていても、どちらにも雇用保険に加入していて、合計12か月以上あれば失業保険を受給することが出来ます。

    受給金額は、「基本手当日額」×「給付日数」で算出され、受給日数は退職理由や年齢で決まります。

    退職理由は、自己都合での退職より、会社都合(倒産や解雇など)で退職された方が、給付日数に優遇措置(受給日数が多い)があります。

    会社を辞める時、「雇用保険被保険者離職票-2(離職票2)」という書類に署名や捺印を行います。

    この離職票には退職理由や賃金情報が掲載されていますが、間違いがないかどうかしっかり確認しましょう。

    退職後、ハローワークが発行する「離職票1」と、この「離職票2」が送付されてきます。退職後10日経過しても送られてこないようであれば会社に問い合わせましょう。

    離職票が来たら、管轄のハローワークに失業給付の手続きに行きましょう。

    必要なものは「離職票1・2」「雇用保険被保険者証」(退職時に会社から受け取ります)・本人確認書類(運転免許証など)・写真・印鑑・預金通帳です。

    ハローワークでは求職の申し込みと一緒に手続きを行います。

    失業給付は離職日の翌日から1年間が受給期間。この期間を活用して次へのステップに進みたいですね。

    ⑤必要なら住まいの見直しをする

    会社を辞めると決めた場合、自分が独身で両親と同居である場合はともかく、それ以外の場合は状況により住まいの見直しが必要です。

    失業すると家計で一番大きなウエイトを占める住宅費をいかに押さえられるかで、その後のライフプランにも影響してくるからです。

    独身で一人暮らしをしているのであれば、在職中にこれまでより家賃の安いマンションかアパートに引っ越すことを検討しておきましょう。

    引っ越すときにも経費がかかりますので、計画的に行うことが理想です。引っ越すときに無駄な荷物を思い切って捨てることで家の中もスッキリしますよね。

    家やマンションを購入して住宅ローンを組むことを検討されている場合も在職中に済ませてしまいましょう。

    会社を退職すると社会的信用が薄くなり、金融機関の審査が厳しくなります。退職後の事を考えて、無理のない範囲でローンを組みましょう。

    これまで住宅ローンを会社の住宅取得融資制度を利用して組んでいた場合は要注意。退職と同時に一時的に返還する、ローンが継続できても利子が増えるといったことも起こります。

    住宅ローンの見直しは早めに金融機関に相談しましょう。

    ⑥自動車・通信費の見直しをする

    月々の固定費として負担が大きいものに自動車に関する費用、携帯電話やスマートフォン、インターネット接続などの通信費です。

    自動車はローンの他、駐車場代、ガソリン代、車検代、税金、自動車保険代等お金のかかるものです。

    退職後、自動車にどのくらい乗るのか、自動車がなくてもやっていけるのかを検討し、普通自動車から軽自動車へ乗り換え、また自動車を手放すことを検討しましょう。

    普通車から軽自動車に乗り換えると、自動車税も最低3万円ほどかかっていたものが、7,200円になります。自動車保険などもこの機会に見なおしましょう。

    また、自動車を手放して、バイクや自転車で日々の生活に困らないかを検討することも考えてみましょう。

    これまで車に乗っていたところを自転車利用することで、健康面や体力面にも良い効果が期待できるかも知れませんね。

    また携帯電話とインターネット接続のサービスを統一させることで月々の利用料が押さえられるし、複数の携帯端末を持っている人はデータ通信回線を統一させて安くすることも出来ます。

    いろいろな通信会社が多様なプランを提供しているので、各社を比較して自分のライフスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。

    まとめ

    以上、会社を上手に辞める方法について考えてきましたが、そのすべてに共通する事があります。それは、あなたは退職した後に残る、上司や職場の人たちの事を考えて、行動するという事です。

    退職を決意して、上司に報告し、仕事を引き継ぎを行い、取引先に挨拶する、その全てにおいて、忘れてはいけません。

    同じ会社で一緒に働くという事は、とても貴重な縁です。
    誰でも一緒に働いた仲間が去るのは、さみしいものです。

    それは、例えその会社で働いた期間が短くても同じです。

    例え嫌な思い出が多くても、苦しい思いをした職場であっても、
    何かしらお世話になった事があるはずです。

    お世話になった人たちに対する、感謝の気持ちを忘れないこと。
    そうすれば、会社を上手に辞める事ができるでしょう。

    会社を上手に辞める事ができれば、その会社での経験は、必ずあなたの将来に役立つことでしょう。

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