ハローワークの賢い使い方5つ

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仕事を辞めたけれど次の仕事が決まっていない、つまり失業した時に真っ先に思い浮かぶのは、ハローワークへ行くことではないでしょうか。

それは仕事を探すという事と同時に、雇用保険、いわゆる失業保険をもらう目的もあるでしょう。ハローワークは公共職業安定所ですから、国が運営しているため無料で利用できます。

そして、仕事を探している人であれば、基本的に誰でも利用できます。それだけ身近な場所ではありますが、しっかりと活用している人は少ないものです。

同じようにハローワークに通っても、なかなか仕事が決まらない人もいれば、すぐに決まる人もいます。また、自分の望む条件で、前職よりも良い条件で転職できる人もいます。

つまり、ハローワークは使い方次第で、とても役に立つ機関だといえます。そこで、賢いハローワークの使い方5つについて挙げてみます。

ハローワークとは?

何事も基本が大切です。どんなに役立つ情報があっても、基本を抑えておかなければ活かせません。

ハローワークの賢い使い方の前に、まずは、ハローワークはどんなところなのか、基本をおさえましょう。

ハローワークは公共職業安定所の愛称であり、国が所管する職業紹介事業を行う機関です。職業紹介事業は言葉の通り、仕事を求めている求職者に対して、求人情報を提供し、マッチングさせる事です。

また、就職するために必要な各種サービスを行っています。

例えば、仕事探しに対する相談を受けたり、履歴書、面接に臨む上でのアドバイスや、就職に関する各種セミナーもあります。

求人情報に関しても、人材を求める企業からのアプローチだけでなく、各団体や労働組合などに情報を求めるなど、積極的に求人の開拓を行っています。

ハローワークは公共の機関であり無料で使えるにも関わらず、民間の求人サイトや求人誌と比較しても遜色ないほどの求人情報が集まっています。

職業紹介事業のほかには、公共職業訓練の受講の斡旋や雇用保険に関する各種手続きを行っています。つまり、失業状態から次の就職を行う上での必要な支援が総合的に受けられる機関と言えます。

決して、ただ仕事を探しに行くだけの場所ではなく、就職に関する様々な支援が受けられる場所として、積極的に活用しましょう。

ハローワークの使い方

①まずは雇用保険を申請する

退職して就職先が決まらない期間、または次の就職先の入社日まで期間が空く場合、心配になるのはお金の事。日々の生活費の事です。

退職前には、退職後の生活に対してある程度計画を立てている場合もあるでしょう。

退職前から就職活動をして、次の就職先にスムーズに入社できる場合は安心ですが、なかなかそのような人は少ないものです。退職金や貯蓄で生活費を補い、その間に就職活動を行う計画を立てる場合が多いでしょう。

その場合、計画した期間内に就職できない場合は困ってしまいます。就職は相手があっての事であり、必ず計画通りに行くとは限りません。

また、退職後の生活を考えず、衝動的に退職してしまう事もあるかもしれません。

いずれにしても、失業期間中も生活費は必要であり、就職活動に専念するためには、お金の心配はしたくないものです。そこで活用したいのが、雇用保険です。

企業に正社員として勤めている場合、もしくはそれに準じる条件で勤めている場合には、雇用保険に加入し、雇用保険料を国に支払っています。

これは、毎月の給与明細を見ればわかるでしょう。

雇用保険は職を失った時、つまり、失業時の生活を支える「失業保険」と呼ばれるものです。働いている時に雇用保険料を収めていた人には、当然、雇用保険の受給資格があります。

ハローワークは雇用保険の手続き窓口の役割があります。まず、退職したらすぐにハローワークへ行き、雇用保険の手続きをしましょう。

受給に関して詳しいことが分からなくても大丈夫です。

窓口に行き、「失業保険の受給手続きをしたいのですが、詳細を教えてください」と言えば、受給手続きや受給額などについて、詳しく説明してくれます。

雇用保険の受給で注意しなければならないのは、受給申請の期限がある事です。退職後1年を経過すると雇用保険は受給できなくなります。

この場合、せっかく雇用保険料を収めていても、いざという時に貰えないのです。

この事から、たとえ退職直後にお金に余裕があったとしても、就職活動をする場合で、受給資格がある場合は、必ず受給の申請をしましょう。

就職活動の期間はどれだけかかるかわかりません。はじめのうちは生活に余裕があっても、就職活動が長期化し、退職後1年を過ぎ、そのとき生活費に困って慌てて申請しても貰えません。

生活に困り、お金の不安を抱えた状態、とにかく早く働きたいと焦った状態では、落ち着いて就職活動ができず、なかなか就職が決まらなかったり、適当に仕事を選んですぐに辞めたりと、悪循環に陥ることもあります。

まずは生活費の確保をして、気持ちに余裕を持って、就職活動を行うように心がけましょう。

②積極的に相談する

ハローワークは公共機関です。就職活動に関する様々なサービスが受けられ、誰もが利用できるのですが、それだけに、基本的には受身の機関です。要するに、利用者が能動的にならなければ、活用できません。

どれだけ良い機関であっても、その内容を知り、それを活かそうとしなければ活用できないのです。

ハローワークは職業紹介という事業目的により、求職者に対して積極的な支援を行ないますが、向こうから良い話が来ることはありません。基本的には、こちらから希望する就職先の情報を求めなければなりません。

もちろん、ハローワークにある検索機で求人情報を検索する事で情報は得られますが、それだけではもったいないです。ハローワークには、職業紹介のプロが沢山います。

長年職業紹介を経験してきたベテランから、専門知識を学んできた人、情報を豊富に持っている人、などなど、様々なプロが窓口や相談員として存在します。

そのプロの力をしっかりと活用しましょう。

まずは、就職したい職種、業界、処遇など自分の求める条件を整理しましょう。

その上で、その就職先を探す上でのポイント、求人の状況、会社情報、難易度、競争率、などについてアドバイスを求めましょう。

自分ではわかっているつもりでも、改めて第三者に意見を求めると新たな気付きが得られるものです。自分の経験やスキル、得意分野などを話し、自分に合った企業、業種や業界について意見を求めてみても良いでしょう。

また、履歴書や職務経歴書の書き方や内容のチェック、面接時のマナーやポイントなど、就職活動における基本的な事や、今更聞きにくいと感じる事でも、積極的に聞いてみましょう。

しかし、一つだけ注意しなければならない事があります。それは、相談員にも個人差があるという事です。

経験やスキルの差、得意分野の差、そして、自分自身との相性もあるでしょう。

せっかく相談したのに、適切なアドバイスが得られないからといって、失望しないようにしましょう。日を改めたり、別の相談員に相談したり、場合によっては別のハローワークに行っても良いでしょう。

良いアドバイスを引き出すためには、自分自身が積極的になる事、自分自身にも努力が必要である事を忘れない事です。

そして何より、ハローワークは無料で利用できるのです。ダメもとで何度でも、どんな事でも相談してみましょう。

③複数のハローワークに通う

ハローワークに行く場合、まずは最寄りのハローワークに行くと思います。ハローワークの求人情報はどのハローワークでも同じ情報を得る事ができますので、どのハローワークでも同じだと思いがちです。

しかし、当然のことですが、窓口や相談員は各ハローワークによって違います。

もし、最寄りのハローワークで思うようなアドバイスが得られない、窓口や相談員の対応に満足できなかったり、相性が良くないと感じたら、別のハローワークに行くと良いでしょう。

ハローワークの基本的なサービスは同じですが、窓口や相談員は人ですので、それぞれに能力や経験、タイプの違いがあります。人にはそれぞれ相性もありますし、性別や年齢によっても相談しやすさが違ってきます。

就職活動には窓口や相談員のプロとしてのアドバイスがとても有効です。就職活動は、これからの生活、人生を左右する大切な取り組みです。

それだけに安心して頼れる相手、信頼できる相手からアドバイスや情報を得たいと考えるのは当然の事であり、そのような相手と話すことで、就職活動をより前向きな気持ちで行うことができます。

ハローワークにも規模の違いがありますが、比較的規模の大きいハローワークは相談員の数も多く、優秀な相談員や相性の合う相談員にめぐり合うチャンスも多いでしょう。

また、同じハローワークでも、地域や時間帯によって、混雑するところもあれば、空いているところもあります。混雑しているところでは、検索機の待ち時間が長かったり、落ち着いて情報を探すことができないものです。

何より、一日も早く自分に合った就職先を見つけたいと思っている場合、就職活動の時間は大変貴重です。

少し足を伸ばしてでも、効率よく情報を得られるところに通った方が良いでしょう。

その他、ハローワークにも様々な種類があり、通常は平日の8時15分~17時までの利用時間が、平日の19時まで利用できるところや、土曜日にも利用できるところもあります。

それらの施設を利用することで、生活パターンに合わせて、無理なく仕事探しができるでしょう。まずは厚生労働省のホームページなどで、ハローワークの所在地や利用時間を確認しましょう。

尚、就職活動の期間が長引く場合は、生活パターンもマンネリになりがちですので、複数のハローワークに通うことは気分転換にもなるでしょう。

④公共職業訓練を活用する

退職後はハローワークに行き、まずは雇用保険の手続きを行います。その上で、就職先を探し始めます。その次に、是非、情報を集めたいのは、公共職業訓練についてです。

ハローワークでは様々な職業訓練の斡旋をしています。転職にあたり、今までと違う職種に就きたい、希望する業種や職種の仕事を探していたけれど、なかなか就職先が無い、競争率が高く難しい。

そのような時には、職業訓練を受けて新しい技能やスキルを身につける事で、就職活動の強みができるでしょう。

また、自分の適性が分からない、何をしたらよいのか迷ってしまう事もあります。

その場合は、ハローワークの相談員に相談してみると良いでしょう。自分の適性や性格は、自分自身よりも第三者の方が的確に把握できるものですし、プロの相談員から思いがけないアドバイスが得られる事もあります。

そのアドバイスに基づき、必要なスキルを得るために職業訓練を受ける事で、新しい可能性を見つける事ができるでしょう。

また、職業訓練は少しでも興味があれば積極的に受けるのも良いでしょう。

それは、新しい世界を覗くことで、新しい興味や自分自身の可能性を見出すきっかけになるからです。

また、職業訓練校には、同じような境遇の人たちがいます。そこでの出会いは孤独になりがちな就職期間において、心の支えになったり、良い刺激にもなるでしょう。

職業訓練校がその分野の就職先を斡旋してくれる場合もあります。即戦力を求める企業に対して、特定の技能やスキルを持つ事は大きな強みになるでしょう。

更に有難いのは、公共職業訓練に通えば「訓練受講給付金」がもらえる事です。要するに、お金を貰いながら訓練が受けられ、必要な技能、資格が得られるのです。

当然の事ですが、職業訓練によって身につけた技能やスキル、資格などは、自分自身のものです。ハローワーク以外での就職活動でも活かせますし、先々まで役立てる事ができます。

職業訓練の機会を活用することで、失業期間をより有意義に使う事ができます。それにより、ネガティブに捉えがちな失業期間をポジティブなものに変えることができるでしょう。

⑤関連機関を活用する

ハローワークには、規模の大きさや利用時間の違いだけでなく、様々な就職紹介に特化した関連機関や、ハローワーク内に各種相談コーナーが設置されているところもあります。

  • 人材銀行(管理職や専門職、技術職などを対象とした職業相談や職業紹介)
  • マザーズハローワーク(子育てをしながらの就職を希望する人に対する就職支援
  • 新卒応援ハローワーク(大学や専門学校などの卒業予定者、未就職の卒業者に対する就職支援)
  • わかものハローワーク(若年層の就職支援、フリーターなどに対し正規雇用を支援)
  • 外国人雇用サービス(外国人や日本で卒業予定の留学生を対象とした就職支援)
  • ふるさとハローワーク(ハローワークが設置されていない市町村の就職相談機関)
  • その他、福祉人材コーナー(福祉分野への就職希望に対する相談)
  • 農林漁業就職支援コーナー(農業や林業、漁業などの就職支援)
  • 地方就職支援コーナー(Iターン、Uターン希望者や地方就職希望者に対する支援)

などがあります。

これらの機関や相談コーナーを上手く活用することで、より、自分の条件に合った就職先を見つける事ができます。また、人それぞれ、様々な希望、様々な事情があります。

就職活動は孤独になりがちで、不安や悩みを抱えてしまう事がありますが、専門分野に特化しているからこそ得られる情報やアドバイスもあります。

自身の希望や状況に合う機関があれば、是非、活用しましょう。これらの機関や所在地などの情報は、各ハローワークや、厚生労働省のホームページなどから得られます。

まとめ

ここに挙げた5つはどれも特別なことではありません。ハローワークの賢い使い方とは、ハローワークのサービスや機能を知り、しっかりと使い倒すことです。

何故なら、どれだけ活用しても無料なのです。同じ無料で使えるのなら、しっかりと活用しなければ損です。

大切なのは、ハローワークは単純に就職先を探すだけの場所という考えを改める事です。ハローワークには様々なサービスがあり、活用できる事が沢山あります。

まずはハローワークのサービスや機能を徹底的に調べましょう。そして、失業期間はネガティブになりがちですが、この期間を次のステップへの準備期間として前向きに捉えること。

積極的な気持ちでハローワークに向かい、積極的に相談する事です。それにより、ハローワークはあなたにとってより役に立つ存在になるでしょう。

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