大学院を中退するときは就職を第一に考えないと人生下り坂になる

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目次

大学院を中退する。大学卒業後、就職ではなくそのまま大学院に進んだものの、あらゆる理由から中退を考える人もいますよね?

大学院に進んだことを後悔して辞める、やりたいことが別に見つかったから辞める等々、理由は様々でしょうが、中退するからには注意が必要なのは事実です。

大学院中退という響きは、どうしても企業や世間にとってネガティブなものに映ってしまうもの。

ゆえに、そのことを理解したうえできちんと対策を練って辞めなければ、自身の株を大きく下げてしまうことになりかねません。

はっきり申し上げましょう。

その後の就職を第一に考えた上で中退をしなければ、人生下り坂になってしまいます。

何も対策を立てず、明確な考えなしに中退の道を選ぶと大変なことになってしまうのです。

それだけは絶対に避けたいですよね?

そこで今回は大学院の中退を検討している人は必見。

大学院を中退しても人生下り坂にならないためのポイントについてお話します。

①大学院を中退したその後の主な進路

冒頭申し上げたように、大学院を中退する理由というのは人それぞれ。

しかし理由は異なれど、途中で辞めるということは、その後それぞれの進路があるわけです。

大学院在学中は「学生」という肩書きでいましたが、中退するということは次の肩書き、職業へと移ります。

それが何になるかによって人生が下り坂になるのか否かが決まると言っても過言ではないでしょう。

したがい、中退する前には必ず自分が次にどのような肩書きや職業へ移るのかをきちんとイメージしておくことが失敗を防ぐためのポイントになるのです。

先ずは中退を決意する前に、その後の主な進路について把握し、そのうえで中退するか否かを考えるようにしましょう。

①-1.就職

先ずはじめに挙げられる主な進路は、何と言っても「就職」です。

大学院は中退したとしても、大学は卒業しているわけですので、「既卒」や「第二新卒」の枠で就活をしていくことになります。

現在、既卒や第二新卒向けの採用については、企業は積極的に行っておりますので、中退しても就職先がゼロということは先ずありません。

既卒や第二新卒向けの就職支援サイトやイベントもありますので、きちんとサポートを受けながら就職することもできます。

そういう意味では、大学院を中退しても、新卒で就職した学生同様、就職を果たすことは可能なのです。

ただし新卒採用のように、企業が学生を大量採用したり、学生にとって企業の選択肢が多かったりということは期待できません。

新卒採用はやっているが、既卒や第二新卒はやっていないという企業は多いです。

そのため、大学院中退後の進路に就職が選択肢にあるとはいえ、新卒採用と同じようなイメージで臨むのは危険。

きちんと理解しておきましょう。

①-2.公務員

次に挙げる進路は、「公務員」です。

公務員と聞くと、「大学院中退の身分ではハードルが高いのでは?」と感じる人もいるかもしれません。

世間一般の、大学院中退に対するイメージがネガティブななかで、公務員なんてもってのほかなんて考える人もゼロではないはず。

しかし、そのようなことはありません。

公務員になるための条件は、試験の種類にもよりますが、基本的には年齢と国籍のみです。

学歴は不問とされているのが一般的なのです。

したがい、大学院を中退したところで、その学歴に関して、とやかく言われることはありません。

あくまで筆記試験と面接試験で勝負なのです。

勿論、受験するものによって求められる条件や学力は様々ですので、こちらについても事前の確認が必要なのは言うまでもありません。

①-3.フリーター

続いて挙げる進路は「フリーター」です。

ここで言うフリーターは、ネガティブな意味もあればポジティブな意味もあります。

ネガティブな意味というのは、一般企業への就職試験や公務員試験も受けず、これといった目標も無く、ただただ生活のためにフリーターになったというパターンです。

しかし一方、一般企業への就職や公務員試験、資格取得のための時間を作るために、一時的にフリーターになるというのはポジティブなものです。

特に大学院在学中に、公務員試験や資格取得のための勉強をするというのは結構大変なもの。

ただでさえ、大学院は大学の時以上に課題や研究に追われるわけですので、他の勉強との両立は非常に困難です。

したがい、就職や試験や資格取得のために「時間を割く」という目的から敢えてフリーターを選択するというのは誤りではありません。

「大学院中退後の進路はフリーター」なんて聞くとネガティブなことを想像してしまうかもしれませんが、目的意識がきちんとあればそうでもないのです。

①-4.ニート

最後に挙げる進路は、「ニート」です。こればかりは絶対に避けたい進路ですよね?

「これからやりたいことを決めるんだ。あくまでその準備期間だけだ。」ということであっても、やはりそれは危険。

大学院中退をするからには、きちんと中退を決意し実行した時点で、次の進路を決定しておかなければなりません。

取り敢えず中退をして、あとで決めるというのは非常に危険な選択肢なのです。

実際に私の知り合いにもそのような考えで中退し、中退後に自分の進路を決めていく方法を取った人がいましたが、その人のその後は非常に暗い結果でした。

結局何も考えずに中退し、その後も何も考えず自由な時間ができてしまったため、全てがだらだらと緩い状態に。

結果的に就職や資格取得等の勉強をすることもなく、ただただ時が過ぎていってしまったのです。

大学院を中退しても、既卒や第二新卒で就職したり、公務員になったりすることは確かに可能ですが、それでもきちんと筋道立てた上で中退をしなければ彼のような悲劇を生むことになってしまいます。

それこそ人生下り坂は確定なのです。

②大学院を中退したら就職できない?就職活動のポイント

先ほどより申し上げているように、大学院を中退したら就職できないということはありません。

既卒や第二新卒枠での採用試験がありますので、それを利用すれば一般企業への就職は可能です。

公務員に関しても、必要条件に当てはまれば公務員試験を受けられ、公務員として採用されることは可能です。

したがい、大学院中退というワードが非常にネガティブなイメージを与えていると事実はあれど、きちんとした方法を取れば就職は可能なのです。

人生下り坂になってしまうのは、あくまで自身のその後の進路や就職を考えずに中退した時。

就職を第一に考えた上で、きちんと対策を取って中退すればそのようなことはありません。

そこで、これより大学院中退後の就職までの流れやポイントについてお話していきます。

②-1.内定までの道のり

先ず内定までの道のりですが、先ほどより申し上げているように、大学院中退者は既卒や第二新卒枠での企業の採用試験を受けていくことになります。

既卒や第二新卒での募集を掛けている企業を調べ、説明会への参加、書類審査、筆記試験、面接を経て晴れて就職というのが大きな流れです。

これは新卒採用試験の時と流れは大抵同じです。

しかし、あくまで大学院中退者。新卒ではありません。ゆえに、既卒や第二新卒向けの就職支援サイトを利用して情報収集を行ったり、既卒や第二新卒として履歴書や面接対策を進めたりしていくことが大切です。

企業によって採用のタイミングや、採用試験の回数等は異なりますので、情報収集が不可欠。

これは新卒以上に緊張感を持って臨んだほうが良いでしょう。

新卒の場合は、多くの企業が同じようなスケジュール感、同じような方法や条件で採用活動を進めます。

しかし既卒や第二新卒の場合はそうではありません。

企業によって様々ですので、事前の情報収集や、スケジュール管理は新卒以上に注意しなければなりません。

中退を実行する前に、必ず自身が興味を持っている業界や企業について十分調査することをおすすめします。

「取り敢えず○○業界に興味があるから大学院を中退する」というざっくりとした理由や、下調べなしでの中退は本当に危険です。

内定までの道のり、注意すべき点を把握した上で実行するようにしましょう。

②-2.履歴書で注意すべきこと

大学院中退後の就活で最も肝となるのが、「履歴書」です。

この履歴書が先ず大学院中退者の就職の明暗を分けるといっても過言ではありません。

しっかりした内容の履歴書が完成できれば、就職は無事成功することでしょう。

ではしっかりした内容の履歴書とは?

それは、「きちんと事実を伝え、中退したことをネガティブに思わせないような内容にする」ということです。

要は、中退したことは正直に履歴書に記載し、他の部分で自身をアピールしてネガティブ要素を払拭されると言うことです。

当たり前ですが、大学院を中退したにも関わらず、履歴書にそれを明記しなかった場合、学歴詐称になります。

その場はしのげても、後々その学歴詐称が明るみになってしまえば、場合によっては解雇される可能性もゼロではありません。

もし解雇されなかったとしても、自身の信用はがた落ちとなるでしょうから、将来出世の道も怪しくなります。

事実は事実なので、そこは必ず中退と記載するようにしましょう。

そして中退のネガティブ要素を払拭するような内容に仕上げていくわけですが、具体的には自己PRや保有資格や特技が挙げられます。

「大学院を中退しているが、即戦力に違いないので採用したい」、「将来自社にメリットを与えてくれるだろう」と企業に思って貰えるような内容に仕上げることが大切です。

そもそも企業は既卒や第二新卒に対しては、新卒とは異なった側面を求めています。

新卒採用であれば、フレッシュさや学生の抱く思い等々が魅力となって企業に光ったかもしれませんが、既卒や第二新卒では違います。

フレッシュさを求めつつも、それ以上に「即戦力」を求めています。

学生の時よりも専門分野を研究している期間、自己研鑽にかける期間が多いため、それなりの能力があると企業は考えています。

新卒以上の魅力がなければ、企業にとってはわざわざ既卒や第二新卒で人材を採用する意味は無いのです。
したがい、大学院中退という事実は事実としてきちんと伝え、そのうえで、新卒にはない自身の持つ能力について最大限アピールするようにしましょう。

②-3.中退理由は必ず聞かれる質問

履歴書にて大学院中退の事実を伝えれば、当然、企業は中退理由を聞きたくなります。

これは世間一般が大学院中退に対するネガティブなイメージを抱いていることからも容易に想像できるでしょう。

したがい、必ず大学院中退の理由は事前に用意しておく必要があるのです。

それも、「相手が納得する理由」を用意しておく必要があります。

それはそうですよね?

中退に対してマイナスイメージがあるわけですから、当然そのような人を採用することについては不安があります。

ゆえに、企業が抱く不安を取り除くためにも、きちんと相手が納得してくれるような理由を述べることは相手に信頼や安心感を与える意味でも大切なのです。

相手が納得する理由とは、「きちんと自分が目的意識を持って中退した」ということが伝わるような理由です。

「目的意識」がポイントなのです。

やりたいことが見つかり、それを果たすためにはどうしても中退せざるを得なかったというような方向性で話を持っていくことが大切なのです。

相手がなるほどと感心してくれるような理由が述べられたら、まさにこちらの勝ち。

企業に対して不安を払拭できるだけでなく、信頼や安心感を与えることができるため、魅力的に自身を魅せることができます。

中退を実行する前に、事前に目的や対策を立てなければならないのは、就活がこの部分で行き詰る可能性もあるからです。

企業の立場に立ち、相手が何を求めているのか、相手に何をどのように説明すれば信頼を得られるのかを考えた上で、中退理由を考えるようにしましょう。

まとめ

世間一般の持つ大学院中退のイメージはネガティブなものであるのは事実です。

しかし、きちんと目的意識を持ち、周囲が納得するような理由があるのであれば大学院の中退は何も不思議なことではありません。

したがい、大学院を中退したからといって、絶対に就職ができないなんてことはないのです。

中退後の進路を考えなかったり、就職を第一に考えなかったりした場合、人生が下り坂になるのです。

大学院中退を検討している人は、先ずは進路や目的意識について今一度是非考えてみてください。

そしてそのうえで実際に中退するのか否かを考えましょう。

是非、今回挙げたポイントは参考にしてみてくださいね。

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