大学中退から就職するまでの5つのステップ

大学への進学率が高まっている昨今ですが、同時に、大学の中退率も高まっています。

中退の理由としては学費や生活費などの経済的な事、学業不振、大学で学ぶ意義を感じないなど興味を失う事などが挙げられます。

大学を中退すると学生では無くなりますから、必然的に社会人として生きていく事になります。恵まれた環境であれば別ですが、ほとんどの場合、仕事をしなければならない状況になります。

就活においては、大学中退だからと言って悲観的になったり、諦める必要はありません。正社員として就職できるチャンスは沢山あります。

新卒でも中退でも基本的には就職する手順は同じですが、より成功させる為にはいくつかのポイントがあります。

そこで、大学中退から就職するまでの5つのステップについてご紹介します。

①自分の希望を明確にする

大学を中退した理由は人によって異なります。本当は中退したくなかったのに、学費が払えない、生活費が賄えないなどの経済的な理由や、家庭環境など、やむを得ない事情もあるでしょう。

また、大学に入ってみたものの、自分自身の興味が変化し、学ぶ意義を感じなくなってしまった。学業よりも他の事に夢中になってしまい、結果的に学業不振に陥ってしまった。

このように、当初の目標や興味から自分自身の気持ちが変化していく事は、10代後半から20代前半の多感な時期にはよくある事です。

大学中退に対しては、我慢が足りない、先を考えていないなど、ネガティブな印象を持つ人もいますが、大学生活を送る為には、時間とお金が必要です。

興味がない事、意義を感じない事に対して、大卒という学歴が欲しいという目的だけで、大学生活を送る、惰性で時間とお金を使うよりも、中退して新たな道を目指す方が有意義だという考え方もあります。

自分で望んでも、望まなくても、どのような理由や事情であっても、中退したという事実は同じです。

大学を中退したら社会人としての生活がスタートします。つまり、新しいスタートラインに立つのです。

スタートラインに立ったら、それまでの背景は関係ありません。いかにゴールを目指すのか、その先のゴールにたどり着く事だけを考えれば良いのです。

そこで大切なのはゴールを決める事です。つまり、自分自身の希望、なりたい姿、やりたい事を考えるのです。

そんな事を言っても、やりたい事が見つからない、何をしたら良いのか解らない、そんな人も多いと思います。

その場合は、職種や業種といった、やりたい事ではなく、正社員として働きたい、非正規社員として働いて目標を目指したい、地方または都会、海外で生活したい、など、どのような生活をしたいのかを考えてみましょう。

つまり、将来の目標や、ゴールが見つからなければ、目の前の生活といった近くのゴールを見つけるのです。

いずれにしても、何も考えずに漠然と流されたり、ただ中退というネガティブな印象や感情に囚われてしまわないように気を付けましょう。気持ちや意識の違いだけで、自分自身の行動は変わるものです。

考え方次第で結果は大きく異なります。まず、ポジティブな気持ちで、ここから先の自分自身の希望について、しっかりと考えてみましょう。

②自分自身の強みを整理する

大学中退で就職をする場合、学歴としては高卒扱いになります。大学に入学する際には、ほとんどの人が大学受験という関門を突破しているわけです。つまり、それだけの時間と労力、費用をかけているのです。

その努力は卒業しない限り、学歴という結果が残せないのです。これはとても厳しい現実であり、せっかくの努力が無駄になったと感じる事もあるでしょう。

しかし、中退までの大学生活は本当に無駄だったのでしょうか?それは、自分自身を振り返ると、わかると思います。

大学で学んだ事、そこで出会った人達、大学生活を通して得られた気付きや経験など、大学に入らなければ得られなかった事は沢山あります。

入学後、全く勉強をしないで遊んでいたとしても、その遊びからも何かが得られたはずです。

また、大学中退という経験を通して、感じた事や気付いた事があるはずです。

つまり、大学を中退したからと言って、学歴が高卒扱いになったからといって、大学入学から中退までの時間は、決して無駄にはならないのです。

また、大学に受かったという事、受験に合格したという事は、学力的にもその大学に入れる実力があった事を証明しています。これらの事を踏まえて、自分自身の強みを整理しましょう。

大学中退は言葉としてはネガティブな印象を受ける事もありますが、同じ高卒扱いであっても、通常の高卒以上の強みが必ずあるものです。

それをしっかりと自覚する事です。

例えば、大学の入試に対して、どのような努力をしたか、大学時代にどのような出会いがあり、それが自分自身にどのような影響を与えたのか、アルバイト経験があれば、そこで得られた経験は何か。

大学中退の理由と、その経験を通して、自分自身で感じた事や気付いた事は何か。これらについて、しっかりと考えて、整理してみましょう。

そこで出た答えは、すべて自分自身の強みに繋がるでしょう。就職は新しいスタートです。そこでネガティブになっていても前に進む事はできないですし、良い結果は得られません。

就活では、これまでの人生経験をポジティブに捉え、すべてを強みとしてアピールするくらいの姿勢が大切です。

③仕事選び

自分の希望を明確にし、自分自身の強みを整理したら、次は、どのような仕事に就くべきか具体的に考えます。

世の中には沢山の仕事があります。業界や業種から選ぶのか、職種から選ぶのか、仕事内容では無く、条件面で選ぶのか、人それぞれ異なります。

まず、仕事よりも日々の生活や趣味を優先したり、別の目標に向かう為の準備をする場合、収入を得る事が第一の目的であり、仕事内容よりも条件面を重視して選ぶことになります。

その場合は、具体的にどのようなシフトで、どれくらいの収入が必要なのか、残業や休日出勤に対応できるのか、など、その後の生活を具体的にイメージした上で、条件面の希望を整理しましょう。

そこをしっかりと抑えておかないと、求めていた生活を送ることができず、それが原因で仕事が続かない可能性があります。

転職には時間と労力がかかりますので、できるだけ失敗しないように、しかっかりと条件について考えましょう。

次に、自分の希望や強みに合った仕事を探す場合です。興味のある業界があれば、まずはその業界を狙い、その業界の中で、自分にはどのような仕事が合っているのかを考えましょう。

例えば、アパレル業界に興味がある場合、店頭での販売、本部での仕入や商品企画、店舗開発、店舗管理、メーカーや卸売の営業、事務、管理など、様々な仕事があります。

業界にはこだわりが無く、やりたい職種がある場合、例えば、営業、事務、企画などを希望する場合もあります。

その場合は、業界によって、仕事内容が異なる場合がありますので、自分のやりたい職種をより具体的にイメージしておいた方が良いでしょう。

例えば、営業がやりたいと考えている場合、ルート営業で同じユーザーと信頼関係を築く仕事もあれば、新しいお客様を開拓してく新規営業が中心の仕事もあります。

ルート営業と新規営業は、同じ営業でも、全く違う仕事と言っていいほど、差があります。

仕事選びで重要なのは、できるだけ自分の希望や強みとのミスマッチを防ぐ事です。その為には焦らず、しっかりと情報を集め、整理する事が大切です。

仕事選びでは、求人サイトや求人誌、ハローワークの求人、就職フェアなど、実際の求人を見る事をお勧めします。自分では思いつかなかった仕事や職種、業種と出会える場合があります。

実際の仕事をイメージする上でも、沢山の情報に触れるようにしましょう。

尚、やりたい仕事の中には、資格が必要な場合や、学歴が必要なものがあります。その場合は、もう一度、勉強するという選択肢もあります。

大学中退から就職を考えるという時間は、自分の進路を今一度見つめ直す機会でもあります。そこで、もう一度大学に行くというのも、正しい選択でしょう。

④仕事探し

仕事を探す方法ですが、大学中退の場合、新卒とはタイミングが異なりますので、転職する場合と同様に、その時点での企業の求人情報に対して応募する事になります。

求人の情報としては、ハローワーク、求人誌、求人サイト、転職エージェント(人材紹介)の活用などがあります。

仕事探しで最も有名なのはハローワークですが、実際、情報量も多く、窓口では各種相談にも乗ってくれますので、是非、活用しましょう。

求人誌や求人サイトについては、無料で多くの情報が検索できます。特に求人サイトに関しては、いつでも気軽に求人を検索できるため、空いた時間にチェックする習慣を付けると良いでしょう。

求人情報については、求人サイトや求人誌は基本的に企業が有料で掲載する為、企業によっては求人媒体を絞って掲載しているケースがあります。また、ハローワークにしか求人を出さない企業もあります。

中には自社のホームページだけに求人情報を載せている場合もあります。

そのため、求人情報を見逃さない為にも、求人情報はできるだけ幅広くチェックしましょう。

求人サイトについては、サイトに詳細を登録して、企業からのスカウトを待つこともできます。大学中退でも、資格を持っていたり、アピールできる強みがあれば、積極的に活用しましょう。

スカウトからの応募は、書類選考が免除される場合もあり、よりミスマッチが少ない状態で面接に臨むことができます。

その他には転職エージェント(人材紹介)に登録する方法もあります。その場合、求人情報だけでなく、仕事の適性や就活における課題や悩みについて、専門家からのアドバイスを得られます。

仕事探しに関しては、求職者はほとんど無料で使用できますので、できるだけ多くの情報を集めたり、使えそうなサービスは積極的に活用しましょう。

尚、仕事探しでは、クチコミを上手く活用すると良いでしょう。友人や先輩、後輩、親類など、まわりの人達からの紹介や情報は意外と役に立つものです。

特に、社風や職場の雰囲気、仕事内容、仕事の難易度、業績や将来の見通しなど、実際にその企業で働いてみないとわからない事は多くあります。実際に働いている人や関係者の話は大いに参考になるでしょう。

⑤応募~面接

希望する仕事が見つかったら、次は応募、面接です。これも基本的には新卒や転職と同様の準備になりますが、応募と面接において、大学中退で特に気をつけるべき点を挙げます。

⑤-1.応募について

応募する際に必ず必要になるのは履歴書です。履歴書の作成で特に注意すべき点としては、経歴と志望動機、自己アピールに関する内容です。

経歴では大学中退という事実を書きたくないと思いがちですが、そこは必ず書きます。理由は「一身上の都合により」が良いでしょう。また、中退と略さず、「中途退学」と記載します。

アルバイト経験がある場合は、その経験を記載すると良いでしょう。アルバイトも社会経験の一つであり、そこで得られた経験やスキルも強みになります。

志望動機については、基本的には新卒や転職と同様です。

なぜその仕事を志望したのか、その仕事のどこに魅力を感じたのか、自身の強みは何か、それをどう活かせるか、その仕事で何を実現したいのか、といったポイントを押さえて記載します。

大学中退を強みにする為には、アルバイト経験やサークル活動、学業など、大学生活で得たこと、これから先の将来に対する思いなどをしっかりと記載しましょう。

また、資格を取得している場合は、もれなく記載します。資格は自分自身ではその仕事には関係ないと思っていても、人事担当者は様々な視点で履歴書を見ていますので、思わぬ機会に恵まれる場合もあります。

その他、履歴書の書き方については、一般的な文書の書き方などの基本マナーを徹底しましょう。

履歴書は自己紹介や経歴を知らせるだけの書類ではありません。人事担当者は、履歴書という限られた情報から、応募者の人柄や意欲、可能性などを読み取ろうとします。人事担当者の気持ちになって、書く事が大切です。

⑤-2.面接

面接も基本的には新卒や転職と同じ準備が必要です。服装や入室・退室、挨拶、面接中の姿勢や話し方などの基本はしっかりと押さえましょう。

面接の内容として、最も聞かれたくないのは、大学中退の理由でしょう。しかし、残念ながら大学中退後、初めての就活であれば、大学中退の理由は必ず聞かれる質問です。

その為、大学中退の理由はしっかりと準備しておきましょう。理由を考える上で大切なのは、決してネガティブな回答をしない事です。

理由に関しては、よほどの理由でなければ、嘘をつく必要はありません。逆に嘘をついた場合、それがばれるのは大きなリスクであり、話の流れが不自然になる可能性もあります。

理由はできるだけ正直に話し、それをポジティブな内容に変えていきます。

例えば、大学中退の理由の後は「この経験を活かし、今後はこうしたい」「この経験は自分にとってプラスになった」といった内容に展開すると良いでしょう。

面接まで進んでいるという事は、書類審査を通過しています。つまり、大学中退という事実は既に、相手に受け入れられているのです。大切なのは、その上で、いかに意欲を伝えるかという事です。

大学中退から就職する際、面接で一番大切なのは、大学中退という事実に対して引け目を感じず、自信を持って堂々と臨む事です。

まとめ

大学中退という言葉は後ろ向きな印象を持たれる事もありますが、その傾向は採用担当者よりも本人の方が強いかもしれません。

採用担当者は大学中退という事実よりも、あなたにどのような可能性があるのかを見ています。

大学中退から就職する際には、過去よりも未来に向けてどれだけ前向きに考える事ができるかが大切です。絶対に合格するという強い気持ちを持って、積極的な姿勢で臨みましょう。

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