中途採用の面接のポイントとよく聞かれる質問事項について

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仕事選びから応募書類の作成、応募、面接など、就職活動の基本は新卒でも転職でも同じです。また、新卒、転職に関わらず、就職活動の中で最も重要なポイントになるのは面接です。

面接については、新卒と転職ではそれぞれ注意点が異なります。そこで今回は、中途採用の面接のポイントとよく聞かれる質問事項について整理します。

転職面接の基本ポイント5つ

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まず、中途採用の面接で押さえておくべきポイントについて整理します。

①基本の徹底

新卒の場合、社会経験が無いため、多少のマナー不足や対応の不備は多めに見られる傾向があります。しかし、中途採用の場合は、基本的なマナーができていないと、それが評価に直結します。

転職=社会経験がある。つまり、転職者は新卒者と比較してビジネスマナーや一般常識を得る機会があったとみなされます。

言い方を変えると、新卒者と比べてビジネスマナーや一般常識が身についている事は転職者の強みであり、それが身についていなければ、大きなマイナスになります。

特に押さえておくべき基本としては、

  • 面接の日時
  • 場所
  • 採用担当者の確認
  • 持ち物
  • 髪型
  • 挨拶
  • 入室・退室のマナー

などです

遅刻をしない事は当然ですが、万が一遅刻する場合は早めに連絡を入れて事情を説明する事、初めての場所であれば下見をするか、アクセス方法や時刻表をしっかりと確認する事が大切です。

また、採用担当者や訪問部署等の確認も忘れないようにしましょう。

その他、忘れ物をしない、身だしなみを整える、挨拶等の基本マナーなど、当たり前と言えるような基本はしっかりと押さえておきましょう。

②挨拶と心配り

挨拶はマナーでは欠かせない事であり、新卒、転職に限らず、大切なポイントです。それに加えて、中途採用の面接で特に気をつけたいのは、心配りです。

挨拶をする事は当然の事であり、社会経験の有無を問わず誰でもしっかりと挨拶をするものです。社会経験がある転職者は社会人としての質を評価されます。そこで重要になるのが心配りです。

訪問時に玄関や受付で明るく挨拶をする事は当然ですが、それだけでは無く、廊下ですれ違った人、お茶を出してくれた人、トイレで会った人や掃除をしている人など、訪問先では常に挨拶を忘れないようにします。

また、表情も大切です。初めて訪問する場所、しかも面接という大切な場面では緊張するものです。

柔らかい表情を意識する事で、挨拶も柔らかくなると同時に、自分自身の緊張も和らぎます。

面接の当日は、その建物に一歩踏み入れた時から、面接が始まります。社会人としてしっかりとした挨拶と心配りができているか、その様子は常に見られている事を忘れずに、細心の注意を払いましょう。

③会社情報の確認

面接の前に、その会社の概要を確認しておく事は面接の基本です。まず、ホームページに掲載されている情報(公開されている情報)は一通り頭に入れておきましょう。

その上で、中途採用の場合は、取引先や競合先、市場の動向、その業界のトピックなど、より踏み込んだ情報を調べておきます。大切なのは、新卒とは違う視点を持つことです。

通り一遍の準備では、新卒と変わりません。社会経験のある転職者だからこそ持てる視点、気づき、それらが転職者の強みになるのです。

また、採用担当者の視点では、その会社や業界の事をどれだけ調べているのか、それが応募者がその会社や業界で働きたいと思っているのか、本気度のバロメーターになります。

そのため、複数の面接を予定している場合であっても、会社情報の確認は決して手を抜かないようにしましょう。

④ニュースや時事ネタの確認

社会人としてのスキルや一般常識のレベルを表すものとして、会話の内容や知識が挙げられます。

また、仕事をする上で重要なのは、様々な環境変化への適応力であり、その基本は世の中の動きに注目する事です。

要するに、一般的なニュースや世間の動きを知っておく事は、社会人としての基本スキルと言えます。そのため、日頃から新聞やニュースには目を通しておく事も重要です。

また、面接を受ける会社はもちろん、取引先やその業界に関係のある情報(法令、新商品、倒産、業績など)はチェックしておきましょう。その業界の業界誌があれば、目を通しておくと良いでしょう。

尚、ニュースや時事ネタは、面接時はもちろん、待ち時間や移動中など、ふとした時に話題になる可能性があります。

そこで自然な会話ができる事も、その場のコミュニケーションを良好にするだけでなく、社会人としての評価に繋がる事を忘れないようにしましょう。

⑤面接のシミュレーション

新卒でも転職でも面接のシミュレーションをしっかりと行う事が大切です。面接のシミュレーションとしては、主に面接時のマナーと質問内容への回答になります。

面接時のマナーは新卒も転職も同じであり、ここでは割愛しますが、特に社会経験のある転職者の場合は、上座と下座の位置に気をつけましょう。社会経験の差が最も現れるところです。

面接の質問内容については、新卒採用と中途採用では異なります。中途採用の面接で聞かれる代表的な質問を想定し、どのように答えるのか、しっかりと準備しましょう。

大切なのは、なぜ新卒ではなく、中途採用なのか、どのような人材を求めているのか、面接官や経営者の気持ちになって考える事です。

また、自分自身が答えにくいと感じる質問こそ、しっかりと準備しておきましょう。

面接で何を聞かれるのか、どう答えたら良いのか、面接前には質疑応答に関する不安が大きくなるものです。緊張や不安が大きすぎると、実力を発揮できなくなる可能性もあります。

面接のシミュレーションをしっかりと行い、準備する事で、落ち着いて面接に臨むことができるでしょう。

面接でよく聞かれる質問例9つ

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次に中途採用の面接でよく聞かれる質問事項を挙げます。

①自己紹介

  • 「自己紹介をお願いします。」
  • 「職務経歴を教えてください。」

面接の冒頭でよく聞かれる質問として、自己紹介や職務経歴に関する質問があります。

基本的には学歴や職務経歴など、履歴書や職務経歴書に沿った内容になります。学歴は最終学歴の学校名と専攻、職務経歴は会社名と所属部署、役職や担当を端的に説明します。

会社名については、それだけではどのような業種なのか判らない場合がありますので、業種、取り扱う製品やサービスなどを簡単に説明します。

仕事内容の詳細については、面接官が興味を持てば更に掘り下げる質問があります。冒頭の職務経歴はあくまでも経歴の紹介に留めるようにします。

また、仕事のブランクがある場合、「ブランクがありますが、何故ですか。」「ブランクの間は何をしていましたか。」といった質問もよくあります。

これについては回答しにくいですが、就職活動を行っていた、希望する仕事がみつからなかったなど、できるだけ端的に回答し、次の質問に繋げましょう。

②前職の仕事内容

  • 「前職ではどのような仕事をしていましたか。」
  • 「前職での具体的な仕事内容を教えてください。」

前職の仕事内容は、仕事の経験やスキルを最もアピールできる質問であり、中途採用では必ず聞かれる質問です。

ここでは具体的な仕事内容を説明しますが、そのポイントとしては、その仕事は何人で行っていたのか、どのような立場で仕事をしていたのか、規模と責任をイメージできる内容を盛り込みます。

特に転職でキャリアアップを目指す場合は、マネジメント経験は大きな強みになりますので、必ずその内容を伝えましょう。

③退職理由

  • 「前職の退職理由を教えてください。」
  • 「転職回数が多いと感じますが、それは何故ですか。」
  • 「前職の在籍期間が短いようですが、何故ですか。」

退職理由も中途採用の面接では必ず聞かれる質問です。また、転職回数が多い場合や、在籍期間が短い場合も、その理由を聞かれるケースが多いです。

退職理由はネガティブな内容になりがちで答えにくいものですが、退職したという事実は変わりません。できるだけ率直に答え、志望動機などポジティブな質問へ繋げましょう。

注意点として、退職理由の回答では、前職の愚痴や悪口、批判は避けます。そのような回答は人間性を疑われます。職場に何らかの問題があり、それが退職理由になった場合は、客観的にその事実を伝えます。

④志望動機

  • 「志望動機を教えてください。」
  • 「何故、当社を選びましたか。」

これは新卒採用、中途採用を問わず、必ず聞かれる質問です。ここでは、その会社や仕事にどのような魅力を感じたのか、しっかりと伝えます。

また、異業種からの転職の場合は「何故、今までの経験を活かそうと思わなかったのですか。」といった質問もよくあります。

尚、中途採用の面接では、志望動機と同様に次の質問がよくあります。

「当社の業務に活かせる経験やスキルはありますか。」「当社でどのような仕事がしたいと考えていますか。」「当社があなたを採用するメリットは何ですか。」

これらは中途採用の面接で、最も自分をアピールできる質問です。同業種への転職の場合は、できるだけ具体的に即戦力として活躍できる事を伝えます。

異業種への転職の場合でも、これまでの経験やスキルを新しい仕事でどのように活用したいのか、しっかりと伝えます。

資格や特定のスキルを持っている場合は、それをどのように活用できるのかを伝えます。また、志望する仕事には関係のない資格やスキルでも、思いがけず役立つ場合がありますので、その内容を伝えましょう。

⑤成功例と失敗例

  • 「前職での成功例、失敗例を教えてください。」
  • 「人に誇れる実績はありますか。」
  • 「これまでの仕事で学んだ事はありますか。」

成功例と失敗例もよく聞かれる質問ですが、これは単純に仕事の成果や実績、能力を確認するだけではありません。失敗から何を学んだのか、仕事に対する考え方や姿勢を確認する目的もあります。

また、仕事に対する姿勢については、「あなたにとって仕事とは何ですか。」「キャリアプランはありますか。」「将来の目標はありますか。」などの質問もよくあります。

採用担当者はもちろん、経営者は自社の業績を伸ばしてくれる、一緒に事業を拡大してくれる仲間を求めています。仕事に対して前向きな姿勢をしっかりとアピールしましょう。

⑥性格や人間性に関する事

  • 「あなたの長所と短所を教えてください。」
  • 「自分はどのような性格だと思っていますか。」
  • 「ストレスに強い方ですか。」
  • 「これまでの仕事で辛かった事を教えてください。」

性格や人間性に関しては、面接という限られた時間で把握する事はできません。しかし、採用では大きなポイントであり、面接官は面接の様子や質疑応答からそれらを掴み取ろうとします。

そこで、本人に自分の性格や人間性について直接質問するのですが、ここで大切なのは、客観的に自分の事を見ることができるか否かです。

つまり、その回答自体がその人の性格や人間性を表しているとも言えます。

無理に自分を飾る必要も無く、ネガティブになりすぎる必要もありません。自分が感じている自身の性格や長所、短所、人間性についてできるだけ客観的に説明しましょう。

⑦雇用条件に関する事

  • 「前職の年収を教えてください。」
  • 「年収の希望はありますか。」
  • 「残業や休日出勤には対応できますか。」
  • 「転勤は可能ですか。」
  • 「仕事を選ぶ上で最も重視する条件は何ですか。」

雇用条件に関する事もよく聞かれる質問です。特に中途採用では、前職の年収や希望額について聞かれるケースがあります。

給料については条件の中でも最も大切な事であり、確認した上で応募しているはずですが、求人によっては「○○万円~○○万円」「○○歳勤続○年の事例 ○○万円」といった記載もあります。

希望する最低ラインがある場合は、しっかりと伝えましょう。また、残業や休日出勤、転勤の有無についても、仕事を続ける上で重要な事です。

雇用条件については、応募者だけで無く、採用側も人材配置や事業計画にも影響する大切な事であり、希望がある場合はしっかりと意思を伝えましょう。

⑧入社の意思

  • 「他に面接を受けているところはありますか。」
  • 「いつまでに採否の連絡が欲しいですか。」
  • 「入社可能日はいつ頃ですか。」
  • 「内定を出したら入社してくれますか。」

他にも面接を受けているか否かも、よく聞かれる質問です。これは、入社の意欲を確認するのと同時に、採否の返答をいつまでに行うべきかスケジュールを確認する意味もあります。

「他社は受けていません。」、「御社しか考えていません。」といった回答の方が印象は良いですが、まだ入社の意思が固まらない、他社を辞退する決断ができない場合は、他社を受けていると正直に伝えましょう。

また、入社日や入社の意思を確認する質問がある場合は、採用の可能性は高いと言えます。しかし、この場合も、その時点で入社の意思が固まっていなければ、正直に回答しましょう。

尚、在職中に面接を受ける場合は、在職中である事、退職の意思を会社に伝えているか否か、退職が決まっていれば退職予定日について、しっかりと伝えましょう。

⑨逆質問

「何か質問はありますか。」

面接の最後に逆質問を促されるケースが多くあります。この逆質問は自己アピールのチャンスです。事前に会社概要や業界について調べ、しっかりと準備しましょう。

【逆質問の例】

  • 経営理念について
  • 「御社の経営理念である○○○○に感銘を受けたのですが、この経営理念は実際の仕事ではどのように反映されていますか。」「御社には素晴らしい経営理念がありますが、○○○○を経営理念とした経緯を教えていただけますか。」

  • 業績や将来の目標について
  • 「御社は業界の中でも最大手ですが、今後、更に業績を伸ばしていくような戦略や事業計画はありますか。」

  • 人事の方針
  • 「御社が求める理想の社員像はどのようなものでしょうか。」「御社の人事教育の方針があれば教えていただけますか。」

  • 業務について」
  • 「御社の○○という仕事に魅力を感じて応募しました。具体的な仕事内容や、その仕事のやりがいについて教えていただけますか。」「内定がいただけた場合、入社までどのような準備をしたらよろしいでしょうか。」

まとめ

新卒でも転職でも、採用の面接は不安なものです。その不安を払拭する為には、しっかりと準備するしかありません。

しっかりと準備する事で、落ち着いて対応できます。

また、転職は決して弱みではありません。転職には様々な強みがあります。その強みを自分自身が理解し、しっかりと伝えられるよう、自信を持って面接に臨みましょう。

 

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