【第8回】プレゼンテーション力:できる社会人に欠かせないビジネススキル⑦

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仕事は人と関わりながらするもので、その際誰かに説明することがありますよね。例えば、上司に仕事の途中経過を説明する、お客様に商品の提案を兼ねて説明するといった場合です。

その時、うまく説明できなくて「何が言いたいの?」と問い返されることもあるでしょう。また、話はわかっても覇気が感じられず、相手を動かせない恐れもあります。

どんなに話の中身が素晴らしかったり、商品が優れていたりしても、話し方次第で、わかりやすくて伝わりやすいか、魅力や熱意が感じられるかが変わって来ます。

だからこそ、何をどう話すかについては、細心の注意を払わなければなりません。そこで今回は、それに関するプレゼンテーション力についてご説明しましょう。

プレゼンテーション力とは?

プレゼンテーション力とは、他人に対して、ある内容をわかりやすく熱意を持って説明し、意思決定と行動を促すスキルです。

ポイントとしては、まず話す際の態度などが大切です。おどおどしている、声が小さい、視線が泳ぐといった様子では、相手も聞いていて不安になります。

謙虚でありつつも、自信を持って堂々と話しましょう。

また、話の内容や構成も重要です。長々と支離滅裂に話をされても、聞く側はイライラします。

「テーマ、主張、根拠、事例、まとめ」という流れで説明すると、聞く方もメッセージが何かがわかりやすくなるでしょう。

さらに、熱意を持って説明することも大事です。

「ぜひ聞いてほしい」「何としてもお役に立ちたい」という気持ちを、不快にならない程度で、言葉や態度の端々ににじませることで、相手を突き動かせるはずです。

例えば、顧客に新商品を提案する場合、他社より機能性が高い、妥当な価格である、市場のニーズがあるといった根拠を、実際の事例と共に示します。

これについて、謙虚にしつつも自信を持って説明しましょう。

そのうで、最後に話をまとめつつ、顧客と信頼関係を築きながら、少しでも貢献したいという気持ちを伝えます。

このように、論理と情熱の双方をバランスよく兼ね備えた説明ができれば、説得力が強まって、相手に意思決定と行動を促せるはずです。

どんなメリットがあるのか?

この力がつくと、実は考える力も向上するのです。

人にわかりやすく説明するには、予め自分の中で、内容をよく考えて理解しておく必要があるからです。

また、相手にとってのわかりやすさを意識し、役に立ちたいという気持ちも前面に出て来るので、相手に与える印象もよくなります。その結果信頼関係も深まるでしょう。

さらに前述のように、相手に意思決定して行動してもらいやすくなるので、商品が実際に売れるなどのメリットも出て来ます。

先程の例で言うと、顧客に新商品を提案するには、商品のメリットや伝え方をよく考えて理解しておく必要があります。

それを通じて考える力も身につくでしょう。

また、メリットをわかりやすく熱意を持って説明できれば、顧客も好印象を持ってくれて、信頼関係が深まり、実際に買ってくれる可能性が高まります。

会社は商品を売らないと経営が成り立たず、そのために社内での意思疎通も重要になります。

だからこそ、どんなことでも情熱を持って明快に話せる人は、どこに行っても重宝されるでしょう。

どうやって身に付ければよいのか?

このスキルを高めるには、常に相手の立場で考える訓練が大事です。

今相手にはどのくらい時間があり、どの程度話を聞いてもらえるか、何を最も知りたがっているかなどを、常に意識することが大切です。

また、普段から話し方の訓練をしておく必要もあります。

具体的には、まず結論を述べて、次に根拠を3つ程度に絞って説明します。

その際具体例を交えて、相手にイメージを持ってもらいやすくします。

さらに、上司や先輩など、説明の上手い人の話し方を参考にしてみましょう。

特に営業で成果を上げている人は提案の仕方も上手でしょうから、ヒントが多々あるはずです。

このように、常に相手の立場で考える、話し方の訓練をする、上手い人の話し方を参考にするといった点を重視して、プレゼンテーション力の向上に努めましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回はプレゼンテーション力についてご説明しましたが、お役に立ちましたでしょうか。

たしかに、多少話し方が下手でも、熱い気持ちがあれば人を動かせる場合があります。

しかし、気持ちが同じくらいなら、話し方が上手な方が説得力が強まって、一層相手を動かせるでしょう。

また、わかりやすく熱意を持って説明する姿勢自体が、相手からすれば好感を持てて、「同じ買うなら、この人から買おう」などと思ってもらえるはずです。

説明の仕方一つで、人との関係や仕事の成果が変わってくるので、ぜひプレゼンテーション力を高めていきましょう。

 

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