貿易事務の仕事内容3つ

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貿易事務の仕事内容と聞くと、多くの人は特殊なことばかりをしているものと考えがちですよね?

確かに貿易事務は、一般的な事務作業とは異なる点もあり、専門的な知識やスキルを求められる部分もあります。

しかしながら、全部が全部そうとは限らないのです。ゆえに貿易事務担当者には未経験から始めた人も多く存在しています。

また貿易事務とは言っても、取り扱い商材等によっては全く異なってきますので、一概に全ての貿易事務の仕事内容はコレだ!とも断言できないのが実態です。

そこで今回は、一般的に貿易事務の代表として挙げられる、貿易事務の仕事内容3つについてお話ししたいと思います。

①貿易取引に必要となる書類の準備・作成

先ず挙げられるものは、貿易取引に必要となる書類の準備・作成です。これらの書類は、“通関書類”と呼ばれています。

読んで字の如く、通関時に必要となる書類であり、モノの運搬・引き渡しだけでなく、最終的には品代の回収等にも必要となってくる大切な書類なのです。

具体的には、送り状、梱包明細書、船荷証券、保険証券等が挙げられますが、取引によっては他にも各種証明書の準備・作成が必要となります。

これらの書類は、言わば取引の根幹を担っているものと言えます。

と言いますのも、この通関書類に誤りがあれば、モノの搬入が滞ったり、代金回収ができなくなってしまったりと、大変なことに繋がってしまうからなのです。

実際、私の元職場でも書類のミスにより何百万円もの不利益を被った経験がありました。

競合他社においても、斯様な書類ミスによって代金回収ができなかったケースは多々存在するのが実態です。

貿易事務の仕事である通関書類の準備・作成は、利益を左右する程の重要な仕事なのです。

そして常に的確な処理が求められる仕事と言えるでしょう。

②貿易取引に伴う営業事務、及び為替予約

貿易取引と言えど、基本的にはモノを仕入れ販売し代金を回収するという流れに変わりはありません。

そのため国内取引同様、貿易事務担当者もまた営業事務を行っています。

発注作業に始まり、モノを売り上げて代金を回収するという一連の流れに沿った事務処理を行うのです。

さてさて、では貿易事務ならではの仕事、為替予約というものはご存知でしょうか?

為替予約とは、為替レートの変動によって生じる損益をリスクヘッジすべく、取引時点で取り扱いレートを決めてしまうというものです。

きっと多くの人が???状態かと思いますが、簡単に言えば、為替差損による不利益を回避する為の大切な作業なのです。

これは外貨決済を行う貿易取引ならではの事務処理と言えるでしょう。

折角の契約が、為替の左右によって大幅赤字に転落してしまったら元も子もありません。先程の通関書類同様、非常に大切な仕事なのです。

③モノ、輸送状況等の進捗フォロー

貿易事務にとって最も胃がキリキリ痛む仕事とも言えるのが、モノ、輸送状況等の進捗フォローです。

貿易取引と言うこともあり、取引をする相手は外国。

言語や風習、価値観の違い、そして天候や物理的な問題から、モノが届かない、納期通りに手配できないなんてことは日常茶飯事です。

したがい、如何に口うるさく、そして日々細かく進捗を追っていくかが大変重要となってきます。

そのような日々の細かなチェックを主に行うのが、貿易事務の仕事なのです。

  • 製造を依頼しているメーカーにモノの出来上がり状況を確認する
  • モノを運んでいる船の到着状況を確認する
  • 遅延するのであればどのくらい遅延するのか事前に確認する

日々緊張感持って、上記のようなことをチェックしているのです。

モノの出来上がりを確認しつつ、輸送手段を手配し、更には如何なるトラブルにも対処できるように準備しておく。

進捗フォローもまた非常に責任感ある仕事だと思いませんか?

貿易事務とは言いながらも、行っている仕事はある意味、総合プロデューサーと言っても過言ではないのです。

まとめ

いかがでしたか?

貿易事務の仕事とは一概にコレだ!と断言できるものではありません。

ただそれでも代表的なものを挙げるとするならば、通関書類の作成、一般的な営業事務や為替予約、そして各種進捗フォローなのです。

貿易事務と聞くと、あくまで貿易営業担当者の補佐役と思うかもしれません。

確かに補佐であることに変わりはありませんが、ビジネスの根幹を担う大役を任されているため、補佐という言葉一つで片付けてしまうことはできないのが実態です。

責任ある仕事を行いたい。自身も積極的にビジネスの一部に関わりたい。貿易事務はそんな人に向いている仕事です。

自身に課せられる責任も大きければ、その分得られる達成感も違います。

身に付くスキルも、貿易事務に関する専門知識だけでなく、柔軟性や判断力といったものまで広がります。

今回挙げた話から貿易事務に興味を持たれた人は是非、未経験者であっても目指してみてくださいね。応援しています。

 

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