上司のパワハラで退職しようか悩んだ際の対処法9つ

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パワハラという言葉が浸透してきたのは、ここ数年のことです。しかし、パワハラという言葉が一般化する以前からも、職場の上司によるパワハラは行われています。

職場では起こり得る風景として、見過ごされてきた時代もあったでしょう。パワハラの問題が表面化されてきた事は、とても良い傾向だと思います。

パワハラによる苦しみは、それを受けた当事者にしかわかりません。パワハラが原因で退職する人もいるでしょう。さらに深刻になると、うつ病などの精神的な病気に陥ったり、自殺につながる場合もあります。

パワハラを端的に表すと、上司や先輩、目上の立場を利用した「理不尽」な言動です。

自分には非がないのに「理不尽」な言動を受けて、自分自身の人生が狂わされるなんて、とても受け入れ難い事です。そして、せっかく希望を持って入社したのに、上司のパワハラによって退職するのはとてももったいない事です。

パワハラへの対処で難しいのは、自分自身に非があると思ってしまう事や、パワハラをする相手に対して同情心や優しさを持ってしまう事、目の前の生活や将来を考えてしまう事です。

それにより、なかなか行動に移せなくなる。つまり、ついつい我慢してしまう事です。パワハラを受けている時の精神状態は辛く、冷静な判断がし難くなります。

上司のパワハラで退職しようか悩んだ時は、できるだけ冷静にその対処法について考えましょう。そして大切なのは、手遅れになる前に、できるだけ早い段階で行動を起こす事です。

①パワハラのパターン

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最初はパワハラでは無いと思っていても、だんだんエスカレートしてきて、ふと「おかしいな?」と思う事もあります。

上司の指導はパワハラと紙一重の場合もあるのです。事態が深刻化してからでは、対処も難しくなります。

深刻化すると自分へのダメージも大きくなり、解決も難しくなります。パワハラの対処法で大切な事は、早くパワハラに気づき、行動する事です。そのためには、まずはパワハラのパターンを知る事が大切です。

①-1.暴力

どれだけ仕事でミスを犯したとしても、暴力を振るうことは許されません。暴力は最もわかりやすいパワハラと言えるでしょう。

暴力の例としては、胸ぐらを掴まれる、蹴られる、頭を叩かれる、など直接的なものから、物を投げられるなど、間接的なものもあります。

暴力は直接的、肉体的な苦痛はもちろん、精神的な苦痛も大きく、パワハラの中でも最も重大な行為です。

①-2.過剰な業務の要求

上司はあなたの仕事を管理する責任があります。また、上司はあなたの仕事の処理能力やスキルを最も理解している立場の人間です。

その上で、明らかに過度な業務を要求する事もパワハラと言えます。

例えば、残業や休日出勤をしなければ処理できない業務を頻繁に命じる、通常の勤務では間に合わない期限を設定するなどです。業務の要求で注意すべきなのは、それが教育なのかパワハラなのか判断し難いところです。

過剰な業務を要求する理由を説明したか、上司がその業務のフォローをしたか。それらが無ければ、パワハラの可能性が高いでしょう。

①-3.業務以外の要求

明らかに業務とは関係のない事を、業務上の地位や立場を使って要求する事もパワハラと言えます。

例えば、飲み会などで送迎させられる、業務とは関係のない買い物やお遣いを頼まれる、などです。また、それらを断る事が仕事上の評価に影響したり、嫌がらせを受けたりする事もパワハラと言えるでしょう。

親密になればなるほど断りにくく、パワハラを行っている本人もその行為がパワハラだと自覚しにくい場合があります。

①-4.無視や仲間はずれ

挨拶をしても返事がない、話しかけても無視される、仕事上の報告・連絡・相談に対する態度が冷たい、嫌々対応する、業務上の連絡を他のメンバーには伝えているのに、あなたには意図的に伝えない、などがあります。

これらは直接的な暴力、要求はなくても、精神的な苦痛は大きく、暴力と同様に悪質なパワハラと言えます。

無視や仲間はずれは子供のいじめと同じです。とても陰湿な方法ですが、目立たず簡単に実行できてしまうため、苦しんでいる人も多いパワハラです。

①-5.脅迫や暴言、名誉毀損

これは暴力の次にわかりやすいパワハラと言えます。

例えば、「お前のせいで赤字になった」「お前の人件費が高いから利益が出ない」など、業績の責任を押し付けられる。業務上の失敗を他の社員の前で指摘される。

家族や友人、趣味、宗教、政治的信条など、プライベートに関して職場で茶化されたり、否定された。などがあります。

上司からこれらの言動がある場合は、パワハラを受けていると自覚すべきです。例えそれが冗談や軽い調子であっても、あなたが容認する事で、さらにエスカレートし、深刻化する危険性があります。

②パワハラの対処法

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②-1.上司の気持ちを考えてみる

パワハラへの対処は、自分自身がパワハラを受けているという自覚を持つところから始まります。そこで、まずは何故、上司はそのような言動をするのか考えてみましょう。

パワハラを受けている時、その上司に対して嫌悪感がいっぱいになるでしょう。その上司の気持ちを考えてみるのは、とても気が進まないものです。

しかし、何故、そのような言動するのか、上司の気持ちを理解しようとする事は、パワハラを受けていると自覚する上でとても大切です。

なぜなら、パワハラは上司の理不尽な言動によって、あなたが精神的、肉体的なダメージを受ける事だからです。

性格やあなたとの相性、仕事のストレス、様々な要因があるでしょう。その中で、あなたの業務や日頃の勤務態度など、あなたが原因になる事がないか、よく考えてみましょう。

それが見当たらない場合、また、明らかにあなたの落ち度に対して、上司の言動が過度である場合、その上司の気持ちは理解できないでしょう。要するにあなたは上司から理不尽な言動を受けているという事になります。

この理不尽な言動こそが、パワハラなのです。

②-2.優しさを捨てる

上司が何故パワハラを行うのか、その理由を考えたときに、家庭が上手くいっていない、過去に辛い思いをした、精神的に病んでいるなど、その気持ちを理解しようとしてしまいがちです。

上司への同情心から、いくらパワハラを受けて苦しい思いをしていても、どこかでその上司を許す気持ちを持ってしまうもです。確かにそのような理由があるのかもしれません。

しかし、それはあなたのせいではありません。あなたがパワハラを受ける理由にはならないのです。

優しい気持ちを持つことは人としては素晴らしい事ですが、パワハラという理不尽な言動を受けて苦しんでいる自分自身の境遇を変えるためには、その優しさを捨てなければなりません。

②-3.我慢しない

パワハラの難しいところは、パワハラを行っている上司は自分がパワハラを行っているという自覚がないところです。上

司を注意できる人は少ないため、なかなか本人が気付く機会もありません。また、年齢を重ねてくると、性格や考え方はなかなか変わりません。

いつか上司も気づいてくれる、いつか周りの人たちが助けてくれるといった期待を持つことで、つい我慢してしまいがちです。

しかし、あなたがいくら我慢しても、我慢しているだけでは、上司の言動は変わりません。そして、周りの助けもそう簡単には期待できません。我慢していても解決に繋がらないのです。

パワハラを解決するためには、我慢しない事が大切です。

②-4.仕事で見返そうと思わない

自分の仕事ぶりや成果が物足りないため、それがパワハラの原因になっていると考える人もいるでしょう。

また、仕事の成果や実績を上げれば上司もそれを認めて何も言わなくなる、仕事をしっかりやればパワハラから解放される、そう考える場合もあるでしょう。

仕事に対しては上司から厳しい指導があっても良いものです。大切なのは、それが度を超えているかどうか、精神的・肉体的な苦痛に繋がっているかどうかです。

適切な指導であれば、そのような苦痛を与えられないはずです。あくまでもパワハラは上司の理不尽な言動です。

いくら仕事で成果を上げても上司の言動は変わらないと考えたほうが良いでしょう。仕事を頑張ってもパワハラの解決に繋がらない可能性が高いと言えます。

パワハラに対しては、仕事で見返そうと思わないようにしましょう。

②-5.職場で理解者を作る

パワハラを受けている時は、精神的にも肉体的にも苦しいものです。一人で抱え込んでしまうと、そのダメージは更に深刻になります。

悩みや苦しみは誰かに打ち明ける事で気持ちが楽になります。打ち明ける相手は友人や家族、同僚などがありますが、その中でもパワハラに関しては、できるだけ職場の中で相談できる相手を見つける事が大切です。

本当の苦しみやパワハラの実態は、身近で見ている人の方が理解しやすいものです。また、自分と同じようにパワハラを受けて苦しんでいる人もいるかもしれません。

身近に理解者がいる事は心強く、支えになるでしょう。また、解決に向けて行動をお越したときには協力してくれる可能性もあります。

その事から職場で理解者を作っておくことは大切です。

②-6.記録する

パワハラはいろいろなパターンがあります。人前で大声で叱責したり、馬鹿にしたりする事もあれば、人目につかない場所で行う場合、間接的に行う場合など、さまざまです。

どのような場合でも、具体的な言動と、それによる苦痛は、人に説明するのは難しいものです。特に、人目につかない場所で受けた場合や、関節的に行われる場合は、他人に理解してもらうのに苦労します。

そこで、どのような言動を受けたのか、日時や場所、具体的な言葉や行動を記録しておきましょう。

それにより、パワハラを受けた自分自身を客観的に捉える事ができ、パワハラを行っている相手への同情心を抑え、解決に向けて気持ちを切り替える事ができます。

つまり、客観的な証拠は、解決に向けて躊躇する自分自身の背中を押してくれます。また、具体的な記録は後々の解決に向けて、必ず役に立ちます。

②-7.会社に相談する

解決に向けて行動する時は、まず、社内で相談できる先を考えます。

人事部にコンプライアンスやホットラインの窓口がある場合は、そこに相談します。匿名での相談ができれば、まずはそこからでも良いでしょう。また、上司の上司や経営層に相談する方法もありますが、日頃から相談できるような人間関係も大切になります。

いずれにしても、まずはパワハラの実態を知ってもらう事から始めましょう。

担当部署や経営層にとっては、パワハラの実態を知りながら手を打たないことは、管理責任を問われるため、何らかのアクションを起こすはずです。

その他、異動願いが出せる環境であれば、異動を申し込む事も良いでしょう。

職場の規模や組織にもよるため、相談する先は異なりますが、大切なのはパワハラを行っている上司に対して権限のある、影響力のある人に相談する事です。

②-8.専門機関に相談する

社内に相談したが解決しない、または相談できる相手がいない場合は、外部へ相談する方法もあります。

専門機関としては、各都道府県の労働局、労働基準監督署、各種労働相談機関、NPO法人、弁護士などです。インターネットでの検索やや公共機関の案内、広報などで探すことができます。

相談後の対応はそれぞれの相談先によって違うため、自分の状況に合った相談先を見つけましょう。なお、専門機関への相談により、外部からの調査・指導を受ける場合、会社としも確実な対応を行うでしょう。

②-9.退職する

会社に相談しても、外部に相談しても、解決しない場合もあります。また、精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまった場合は、環境を変える事も大切です。

そもそも、パワハラをする上司が要職にいるような組織は、良い組織とは言えません。また、パワハラを放置するような会社は管理ができておらず、そのような会社の将来は暗いと言えるでしょう。

パワハラを受けながら、その改善の見込みも無く、苦しい思いをして会社に残る事が自分自身にとって本当に良い事なのか、その会社に将来を託す価値があるのか、しっかりと考えましょう。

退職する事は決して逃げることではありません。退職も状況によっては正しい選択です。

まとめ

苦しい時には、とにかくそこから逃げる事を優先したくなるため、視野が狭くなるのは仕方のないことです。しかし、それにより誤った判断をしては、パワハラを行った上司の思うツボです。

だからこそ、事態が悪化してしまう前に、パワハラを受け始めたときは、できるだけ早くそれを自覚し、対処に向けて行動を起こした方が良いでしょう。

パワハラへの対処はパワーが必要です。そこで大切なのは、強い気持ちです。

理不尽な言動であなたを苦しめた上司に対して、絶対に負けないという強い気持ちと、自分の人生を守るという強い気持ちを持って、立ち向かいましょう。

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