円満退職する方法7つ

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「立つ鳥跡を濁さず」という言葉を聞いたことはありませんか?

「水鳥が飛び立ったあとの水面は、濁ることなく清く澄んだままである」という情景からくる慣用句で、去る者は見苦しくないように、美しくあるべきであるという戒めとして使われます。

引き際は美しくあるべきである、という考えから来る言葉です。そのため使用される場面では、引き際として退職するときなんかによく用いられる言葉でもあります。

退職理由はなんであれ、今までお世話になった会社との別れ際は、
スムーズに且つ円満に見送られて退職したいものです。

どうせ退職するのだからと、特に何もせずに退職の日をただ待つのか。
それとも、最後なのだからと、しっかりきっちり終わらせたいと思うのか。

人それぞれ退職理由も色々でしょうから、辞め方にも様々な考えがあるとは思います。

しかしながら、あなたはすでに社会に出た一人の働く大人です。
社会人として節度わきまえた終わり方をするべきではないでしょうか。

そこで、円満退職をするためのポイントをまとめました。
これから退職する方はぜひ、チェック項目として確認してください。

①退職を決意したときのチェックポイント3つ

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①-1.退職理由がはっきりとしているかどうか

単純に「なんとなく辞めたいから」「この仕事、向いてないような気がするから」という曖昧な理由で退職するわけではありませんよね?

退職するという決意をした以上、辞める理由ははっきりしているはずです。

退職というのは、あなたの人生にとって一生付いて回る経歴となってしまいます。今の会社を曖昧な理由で辞めたとしても、一生職務経歴に退職の事実は残ってしまうのです。

それなのに、「なんとなく」で退職する場合は考え直したほうが無難です。

あやふやな退職理由では、すぐに転職するにしても今後の先行きが怪しくなります。

退職をするのであれば、しっかりと退職する理由がはっきりとしていて、
誰に対しても恥ずかしくない答え方が出来るようにしておきたいところです。

そもそも、退職したいのに理由がはっきりしないパターンで、
「はい辞めてください」となる会社はそうそう無いように思います。

もし「はい辞めてください」と返されたら、それなりの仕事しかやっていなかったと自分を反省し、肝に銘じてもいいかもしれませんね。

①-2.将来の目標(ビジョン)が明確かどうか

退職する理由が自分の将来のためとなるのか、今一度しっかりと考え直しましょう。

「今現在の会社では、自分の目標達成のためとはならず、新しい仕事を探す必要がある」といったように、自分の将来のためとなる退職でしょうか?

もう1度、退職をする理由を踏まえたうえで、将来のビジョンを考えなおしてみてください。もしかすると退職する以外の道が開けるかもしれませんよ。

①-3.退職する意思・気持ちがはっきりとしているかどうか

「退職します」と宣言したのならば、「やっぱり辞めます」ということは、たとえそれが許されたとしても、社会人として通用しません。

かつて一緒に勤務していた同僚は、自分に関心を引いてほしいのか、
定期的に「退職する」という話を回りにしていました。

でも結局、いつになっても辞めないのです。

結局、その同僚は”退職します詐欺”と呼ばれ、部署内では非常に気まづい雰囲気が流れ、周りが昇進したり、大きなプロジェクトを任されていても、一切仕事が回ってこなくなりました。

このような事例はよくあってはいけないことですが、
他の企業でもこのような話を度々耳にします。

自分の首を絞めるのは自分のちょっとした発言です。特にそれが「退職」というひとつの大きな区切りとなる出来事なら尚更だと感じます。

退職するのならば、「退職したい」意思がはっきりとするまで、
もう1度自分自身を振り返ってみましょう。

②円満退職までの道

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上記の内容を確認した上で、いよいよ退職を申し出ることになります。円満退職のためには、退職を申し出る時期・言い方・伝える相手も選ぶ必要があります。

②-1.まずは誰に伝えるべき?

退職を決意したとき、1番気をつけるべきポイントは伝える相手です。

まずはじめに伝えるべき相手、結論から言いますとそれは直属の上司になります。

退職する流れで1番始めに行うことは、「退職を伝えること」ですよね。
ここが1番肝心なのに、つい失敗しがちです。

簡単なようで難しいことだと思うのですが、私自身も失敗したポイントでもあります。

私は自分が辞めることはすぐに知れ渡るのだから、
とりあえず同僚に話をしたのち、ずっと面倒を見てくれた先輩に伝えました。

その先輩からしてみると、同僚の噂ですでに耳にしていたことのようで、
なぜいまさら?という思いでいたようです。

なんで先に相談してくれなかったのか、という思いもあったようですが。

さらにその話がすぐ、上司の元へも伝わり「退職を伝える相手が違うのではないか?」と叱責された経験があります。

このときの上司(Aとします)の、上の役職についている上司(Bとします)からすると、私がAに話さないのは、Aの指導力・管理能力などコミュニケーション的部分に欠点があるのではないか?とBに思われてしまい、Aとしては立場が問われてしまいます。

かといって、Bの上の上司(もはや社長クラスかと思いますが)に伝えると、今度はBが同じ状況になってしまいますね。

このことからも、1番始めに伝えるべき相手は慎重に考える必要があります。それぞれの職場で、上司の立ち居地は変わると思いますので、よく考えたのち行ってください。

②-2.退職を申し出る時期はいつ?

会社の就業規則では、退職は原則1ヶ月前に伝えるとなっているところが多いのではないでしょうか。

しかし、今まで働いてきた経験上を自分自身で振り返ってみて、1ヶ月前に退職を伝え、その1ヵ月後に自分がいなくなるということはどうですか?

それでは仕事が成り立たなかったり、あまりにも急であると感じませんか?

今まで行っていた仕事を引き継ぐ期間も必要ですし、1人の欠員が出るわけですから、スケジュールの調整や、人員の確保にも時間が必要です。

1人の退職は会社の様々な部分で影響するため、退職は自分だけの問題では済まないとも言えますね。

「明日辞めます!」なんていう話は、もっての外。ドラマの世界であって、現実ではありえません。状況をすべて考慮した上で、最適な時期を判断しましょう。

退職したい希望日も、出来れば会社に任せるほうが無難です。

自分だけの都合ではなく、会社はチーム全体で動いているものなので、
退職のときこそ周りの意見も尊重するべきだと考えます。

②-3.「退職します」言い方に要注意!

まずはじめに、「退職するぞ!」と意思が固まったところで、退職する旨を伝えるようにしましょう。「退職しようかと思っている・・・」という相談の状態では、上記にあげた退職します詐欺の状態になりかねません。

相談することと、決意を告げることは全くの別物です。別の考え方として行動しましょう。

実際に退職を告げるとき、いきなり「辞めます」と切り出されると驚きますよね。
それがどんな相手であれ、「え?いきなり何を言っているのだろうか」となってしまいます。

社会人として仕事を辞めるのであれば、辞め方のマナーも大いに考慮する必要があります。

退職というのは、ひとつの大きな決断でもあり、重大なことでもあります。

それを伝える相手にとって、いきなり「辞めます」とくるよりも、しっかりと前置きがあったほうが、気持ちの整理が付くと思いませんか?

切り口としては、「お話したいことがある」といったように、丁寧な前置きを考える必要があります。

さて、退職を申し出るまでの過程を確認し、実際退職が決まったあとはどのように行動をすべきでしょうか。ここからが円満退職に向けての本番ともいえます。しっかりと確認していきましょう。

②-4.仕事の引継ぎはすべて済んでいますか?

退職が決まったのなら、しっかりやらなければいけないこと。それが「仕事の引継ぎ」です。

最後のときを迎え、後任者に「なにか分からないことがあれば連絡して」ではなく、「全て引き継ぎは済んでいるから安心してお願いする」という状態まで必ず持っていくべきことです。

もう辞めるのだからどうでもいい、というわけにはいきません。

仕事内容にもよるとは思いますが、あなたが行っていた仕事は、会社内だけでなく、会社外に影響することがあるかもしれません。

仕事の引継ぎが不十分ですと、会社外の取引においても多大な迷惑がかかる場合があります。特に会社外との取引では、会社そのものの信用問題につながりかねません。

引継ぎがしっかりと出来ていないと、後任者が非常に困ります。はっきり言って迷惑なんです。すべてを急に任されても何をしていいのかわからなくなってしまいますので、少しずつ出来る範囲から引継ぎをはじめていきましょう。

引き継ぎは、早く行い早く済ませればいいというものではありません。時間が許すのなら、ゆっくり行って後任者が自信を持って引き付いだ業務を行えるまで確認してもいいことだと思います。

引き継ぎのポイントは「確実・正確」に終わらせることです。

引継ぐ内容は、書面以外にも資料やファイル、デジタル化されたデータ、電子メールの内容などがあります。

すべて後任者へ渡せましたか?

これらの物体があるものの引継ぎのほかに、仕事を行う上でのテクニックや方法などを伝えることも、重要な引継ぎ項目であると感じます。

今まであなたが行ってきた仕事のやり方で、効率のいい方法などはありませんでしたか?そのようなテクニックも重要な引き継ぎポイントとなり、後任者は非常に役立つ情報かと思います。

さまざまな事情で、引継ぎの期間が短くなってしまう場合も考えられますので、
確実に引き継げる方法を実践していきましょう。

引継ぐべき内容を確認できる、チェックシートを準備するといいかもしれませんね。

②-5.仕事と向き合う姿勢に変わりはないですか?

退職が決まったとたん、仕事はすべて後任者や他人任せであったり、
仕事をする姿勢が極端に低下していませんか?

引継ぎによって自分の仕事内容は減るかもしれませんが、それでも退職するその日までは社員であることに違いはありません。

波風立たない円満な退職をするためにも、勤務態度を変えることはご法度です。
最終的な退職日まで有給休暇を消化する場合でも同じです。

有給休暇の消化期間で、会社に出社していないとはいえ、まだあなたは会社の一員であり、お給料も発生しています。

節度ある態度で、最後の日まで会社に属していることを忘れないでください。

会社で働くこと=仕事をするということで、退職が決まっても仕事に対しての考え方は変えてはいけません。あなたの仕事に対する姿勢を評価している人もいたはずです。

最後まで全力で仕事をやりきったら、円満退職までのラストスパートです。
退職の日までに行うべきポイントを確認していきましょう。

②-6.挨拶回りは済みましたか?

会社内でお世話になった人たちへ挨拶は必ず忘れずに行うべきです。

自分が退職するという報告と、今までお世話になった旨を伝える行為は社会人として必要なマナーです。しっかりと挨拶は済みましたか?

直接足を運んで挨拶をするように心がけましょう。出来れば、退職する当日に挨拶とならないように、前持った行動が望ましいです。

会社内だけではありません、取引先や会社外の人への挨拶は忘れていませんか?

会社外の人へは、今後自分の担当していたことを後任者が行うことになりますので、
後任者の挨拶や紹介もかねて行ってもいいでしょう。

会社外の関係者へ退職までに会う機会があるのなら、必ず直接あって挨拶をするべきです。

会社外の関係者と会う機会がどうしても作れないのであれば、メールなどでも構わないと思いますが、特に会社外の人とは、会うには最後の機会になるかもしれませんよね。

出来る限り直接会って挨拶が出来ることが望ましいです。

また、勤務していた会社へのお世話になったお礼として何か用意すると喜ばれます。

女性が多い会社なら、個包装された甘いお菓子や、負担にならない人数なら1人1人ハンカチなどちょっとしたプレゼントも嬉しいものです。

②-7.最後の飲み会!送別会には積極的に参加しましょう

みなさんは、最後の場として自分が主役になる送別会に出席していますか?

もちろん強制というわけではないでしょうし、今まで会社の飲み会などが苦手でほとんど参加していないという人も多いかと思います。

しかし、自分のために最後に送り出す場を作ってもらえるのなら、最後くらいは出席してみませんか?今まであまり話すことのなかった人とも盛り上がり、思いのほか最後にいい思い出となるかもしれません。

たとえ退職したとしても、その会社で一緒に働いた社員とは個人の付き合いが続くかもしれません。次の職業やプライベートで、退職した会社や、取引先だった会社と関わる機会があるかもしれません。

それぞれ付き合い方は自由ですが、円満退職をすれば良好な関係を保ったまま次のステージに進めると私は考えます。

人とのつながりは自分の財産です。

働く場が変わったとしても、退職した会社で知り合った人とはプライベートで付き合いが続き、助けられる場面が私自身はたくさんありました。

退職時にはやるべきことが思いのほか沢山あり、失敗してしまうことがあるかもしれませんが、あなたの最後まで誠意のある対応が、円満退職へつ繋がるのではないでしょうか。

-立つ鳥跡を濁さず-

どうか美しい去り際でありますように。

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